こんにちは浦田関夫です

市民の暮らしを守るための活動や地域のできごとを発信・交流しましょう。

福島・女川原発視察

2016年10月27日 05時49分22秒 | Weblog


 昨夜遅く福島第一原発と女川原発の視察を終えて帰ってきました。
福島第一原発の敷地に入ることが出来たのは初めてです。
防護服なしで作業が出来る環境に線量が低下して労働環境は格段に改善されているようでしたが、至る所で水素爆発の残骸がむき出しになっていたり津波のひどさを物語る痕跡があちこちで見かけました。

 女川原発では、津波に遭わなかったことで安全への取り組みを強調して説明されていましたが、元々高台に位置していたことが津波に遭わなかった原因と私は思いました。
地震の揺れで、タービンの軸が1㎝ほどずれて回転羽の約8割が損傷したとのことでした。

 車中からの風景は、一面の耕作放棄地や立ち入り禁止地区もあり、楢葉町は居住が許されて1年たっても約1割しか居住していないという事でした。
除染の土が、田んぼのなかに積み上げられていました。
5年以上経過しても放射能の及ぼす被害はそう簡単に解決しそうにありません。

 一方で、放射線量の被害が及ばなかった女川地区は順調に復興が進んでいる感じがしました。
津波の被害で、海岸地帯は完全に家の土台だけになっていましたが、高台移転をはじめ、復興商店街などもできダンプがひっきりなしに走っていました。
それでも、住民が普通に暮らせるのは、相当の時間がかかりそうです。 















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