今日の経済教室で早川英男さんが言うような「わずかながらも、デフレ脱却」は、筆者も同じ認識た。その上で、早川さんは、潜在成長率の向上と財政健全化が必要だとするのだが、それは、どうかね。むしろ、2020年の財政再建という、どだい無理な目標は達成できなかったものの、大幅かつ急速に財政収支を改善したことが、成長率を抑制し、生産性の向上を鈍らせたのではないか。ようやく需給が引き締まり、深夜の労力ムダ使いなどが減り、人手不足対応型の設備投資がなされてきたのが、今の状況だ。
緊縮財政で需要が不足気味のアベノミクスの間、景気は、輸出と建設投資という追加的需要に動かされてきた。昨日の全産業指数を見ても、景気のベースは輸出で、それに建設需要が彩を添える形だ。2014年の消費増税は、輸出で何とか持ちこたえ、それが衰えた2015年は停滞、住宅底入れと輸出再開で2016年は浮上、2017年の建設投資の盛り上がりと輸出加速があって足下の「デフレ脱却」がある。まあ、企業の建設投資は、金融緩和の功績かもしれない。あとは、緊縮の足枷を引きずりつつも、好循環が回りだすかどうかだよ。
(図)
(今日までの日経)
家計・企業、金融資産3000兆円 9月末。経済教室・デフレ脱却 ほぼ達成も経済再生半ば
緊縮財政で需要が不足気味のアベノミクスの間、景気は、輸出と建設投資という追加的需要に動かされてきた。昨日の全産業指数を見ても、景気のベースは輸出で、それに建設需要が彩を添える形だ。2014年の消費増税は、輸出で何とか持ちこたえ、それが衰えた2015年は停滞、住宅底入れと輸出再開で2016年は浮上、2017年の建設投資の盛り上がりと輸出加速があって足下の「デフレ脱却」がある。まあ、企業の建設投資は、金融緩和の功績かもしれない。あとは、緊縮の足枷を引きずりつつも、好循環が回りだすかどうかだよ。
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(今日までの日経)
家計・企業、金融資産3000兆円 9月末。経済教室・デフレ脱却 ほぼ達成も経済再生半ば
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