勝手に映画評

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パリより愛をこめて / From Paris With Love

2010年05月15日 | 洋画(フランス系)
『TAXi』『96時間』『トランスポーター』でお馴染みのリュック・ベッソンが原案の、パリを舞台にしたアクション映画。期待を裏切らず、めちゃめちゃ派手なアクションが画面に繰り広げられます。

最初に原題の『From Paris With Love』で思いついたのは、007の『From Russia With Love』。当然、作っている本人たちもそのつもりだった様で、主人公の名前が“ジェームズ”なのは、名作へのオマージュらしいです。それ以外にも、劇中で明示的に判るように『ベスト・キッド』に付いて語られていたり、それ以外にも、色々とトリビア的話題が隠されています。

トラボルタって、悪人にせよ、こう言う正義の側にせよ、キレている様な感じの演技が上手いですねぇ。しかも、単にキレているのではなく、計算したキレ方。そう言う複雑な表現ができるのが、彼が一流の役者で有る証明なんでしょうね。

気になったのは、新米エージェントのジェームスの恋人キャロリンを演じたカシア・スムトゥニアク。ポーランド出身で、モデルもしている女優さんらしいんですが、ペネロペ・クルスに似てるなぁと思ったのは、私だけでしょうか? ずーっと、気になって仕方なかったです。

さて、主人公のジェームズは、新米のCIAエージェントと言う設定。でもねぇ、ツッコミどころ満載と言っては、いけないんでしょうか? まず、恋人に自分の身分を明かすなんて事はあり得ないし、また、大使にその身分を隠していると言うのも有り得ません。その辺りが、アメリカ人ではなく、フランス人のリュック・ベッソンの企画と言う事を感じさせますね。

いやぁ、それにしても派手なアクション映画です。あ、プロモーションの「パリ崩壊のカウントダウンが始まった」とか、「パリの巨大犯罪組織を追う」とか言う言葉は信じない方が良いです。良くある、中身と宣伝文句のアンマッチです。唯一、「人生の引き金を引け」と言うのは、正しいかもしれません。

タイトル パリより愛をこめて / 原題 From Paris With Love
日本公開年 2010年
製作年/製作国 2010年/フランス
監督 ピエール・モレル
原案 リュック・ベッソン
出演 ジョン・トラボルタ(チャーリー・ワックス)、ジョナサン・リース=マイヤーズ(ジェイムズ・リース)、カシア・スムトゥニアク(キャロリン)、リチャード・ダーデン(ベニントン大使)

[2010/05/15]鑑賞・投稿


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