風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

大河ドラマ「光る君へ」

2024-02-05 | 生活の風景

昔から源氏物語は女性たちに人気がある。
今回の大河ドラマも、
期待している女性たちが多いようだ(私の周囲)。
優雅な平安文化というイメージへの憧れもあろうと思う。
けどさ、本当の平安時代はどうなんだろう。
和歌を読み、十二単を着る公家文化と言われるけど、
この国に住んでいた人たちの中で、
京の公家はほんのひと握りだっただろう。
それを「平安時代」と一括りにするってのはどうなんだろう。

実際の平安時代は
巷では疫病や飢餓が当たり前にあり
公家以外の一般庶民はは着たきり雀のボロを纏い、
風呂もなく(季節関係なくたまに井戸や川で体を洗う)
ホームレスもたくさんいた。
(芥川の「羅生門」の世界?)
公家ですら体の臭みを消すために香を炊く。

光源氏ばかりじゃなく
節操なく女を口説いてはそのもとに通い、
宮中ともなると権力争いも相まって近親相姦も普通にあった。
政治を担った公家たちがそんな状態なので
当然治安も悪くて盗賊、強盗が蔓延り、
公家たちは(社会を良くするのではなく)自宅を守るべく
武士たちを警護のために雇っているうちに立場が逆転、
平氏や源氏などの台頭を招いてしまい
その結果、鎌倉以降の軍事政権へと時代は動くことになる。

でもね、大河ドラマ「光る君へ」は面白く見ている。
現代の、2世、3世に跡を継がせる政治屋家業や
金が裏で動く権力争いなどの風刺劇として😁
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