さよならバイバイ

　　「さよならバイバイ」

ちっとも淋しそうじゃないのねときみが言う
いつものとおりさとぼくは言う
なぜ旅に出るのときみはライターを擦る
わからないよとぼくは火をつける

タバコの煙のむこうに入ってくる夜汽車たちよ
さよならバイバイ　ぼくは行くよ

いつもそばにいて欲しいのときみは言う
そうしてあげたいとぼくも思う
なぜ行ってしまうのときみは泣きだした
しかたがないよときみを抱きしめる

そんな昨日の夜にとり残された淋しさたちよ
さよならバイバイ　ぼくは行くよ

　　　　　　　　　　作詞　岡本おさみ
　　　　　　　　　　作曲　鈴木キサブロー

「岡本おさみ アコースティックパーティーwith吉川忠英」より。
作詞家岡本おさみさんの作品をいろんな人達がカバーしている
オムニバスアルバムの1曲目。
シンガーソングライターのシオンが
ハスキーな越えでささやくように歌う寂しい曲。
沁みる。