比較的自宅に近く、
しかも結構古くからある食堂なのに
なんと今回初入店。
ラーメン炒飯セットは
薄口の優しい味で秋が来ないし
結構ボリューミー。
そして驚いたのがこのスープ炒飯。
なんと出汁がよく効いた塩胡椒ベースのスープに
炒飯がそのまま浸かっている。
ラーメンセット同様薄味の炒飯であり
スープも薄味なので飽きずに食べられる。
こりゃ美味い。
中華風のおじやって感じかな。
セットよりさらにボリュームがあるので
結構お腹が苦しくなるぞ。
すべてのメニューがリーズナブルだし
近場にある意外な盲点だった(^^;
ところでふと思ったんだけど
最近花巻ではおしゃれなレストランなどでき
何となくそういう店に行く機会が増えてきたし、
そうで無い場合はラーメン屋などに行くことが多いけど
こんな感じの、いわゆる「食堂」が無くなった。
例えばカツ丼や親子丼、
例えば普通の定食などを食べたい時に
行く店がなかなか思い当たらない。
特徴ある店で差別化を図るってのは商売の鉄則だけど
その中間にある普通の「食堂」が無くなっているんだね。
それはそれで何かと不便を感じることもある。
マルカンビル大食堂は、
そういう意味でも存在意義があるんじゃなかろうか。
「散歩の達人」に連載があります。
期待できないなぁと思って入った、門仲交差点近くの某食堂で、たまたま来ていた小学生が「お母さん、美味しかったね!」と店を出て行く光景を目にして、改めてチェーン店には入るまい、と強く誓ったのでした(笑)
花巻の場合、花城庵の麺さえ使っていれば及第点クリアなのですが、そういった食堂が両手で数えきれなかったのが、ほぼ無くなってしまいましたね。
machicocoでぜひ取り上げてください。
(花城庵さんは、マルカン食堂休業の影響で、うどんを作らなくなったようです。悲しい)
寡黙な爺さんあたりがひとりで経営してたり
おっさんおばさんの夫婦の店だったりすると
なんか嬉しくなっちゃいます。
片言の中国からの方が注文取りにくると
つい世間話を話しかけちゃったりして(^^)
単身赴任時代に住んでいた押上にも
そういう店が数店あり、よく通いました。
ただ、やはり東京でも「普通の食堂」が
姿を消しつつある気がして寂しいです。