当地には歳祝いという行事が一般的にある。
女性は数えの33歳、男性は同じく42歳が大厄。
どこでも厄払いは行うと思うが、
それが岩手では「歳祝い」と呼ばれるイベントとなるのだ。
岩手で歳祝いと言えば、普通は職場や地域、仲間で行うものだが、
特に花巻では出身中学校毎の同窓会の形をとって行われるのがメイン。
それもだいたいどこの中学校も温泉に1泊で行うため
大抵1年も前からの準備が必要な大掛かりなものとなる。
神前で(あるいは神主さんを呼んで)厄払いを行い、
あとはひたすら宴会・・・という形は同級会でも職場でも変わらない。
花巻では中学校毎だが、水沢ではすべての同学年が一堂に集まるという。
9クラスまであって1学年400人を超える私の母校花巻中学校でさえ
歳祝いの準備は大変なものだから、水沢のそれは想像を絶する(^^;
なぜ「大厄」なのに「祝い」なのかについてよく聞かれる。
私も自分の歳祝いの時に疑問に思い、色々調べてみた。
それによると、
どうやら正式に「歳祝い」と呼ぶのは男性の大厄の時だけらしい。
しかも実は大厄とは全く関係のないイベントであるとのこと。
数えの42歳は、満でいうと40歳。
歳祝いは40歳になったことを祝うイベントらしいのだ。
20歳が成人、40歳が歳祝い、60歳が還暦祝い、80歳が傘寿・・・
ということらしい。
20年毎に「よくこの年齢に辿り着いた」とお祝をする風習が、
ちょうど大厄の歳である数えの42歳とぶつかるために
ゴッチャになって「厄払いつきの歳祝い」になったのだろう。
とにかく当地では経済効果まで語られるほどの
かなり大きな年中行事だ。
ちなみに、歳祝いは1月下旬から2月いっぱいにかけて行われる。
そのため節分まで一緒になり、
厄年の人が豆をぶつけられる場面もよく見かける。
(今度の土曜に行われる予定のウチの会社の歳祝いでも
例年壮絶な豆のぶつけ合いが繰り広げられる ^^;)
かなりのマンモス校だった花巻中学校の私の時の歳祝いは、
約400人の同級生のうち270人が集結。
地元にいるものはもちろん全国あちこちから同級生達が帰ってくる。
一番遠くからの参加はインドネシア!!
花巻温泉という巨大なキャパを持つ当地ならではの集客かな!?
たまたまその時私は、諸般の事情により酒を断っていたが、
(実は、その後亡くなった姪の全快を願って酒断ちをしていた)
卒業以来初めて会う面々もいて、とても楽しかった。
ところでうちの母ちゃんと私は高校時代の同級生。
私の42の時、偶然にも母ちゃんの中学校の歳祝いは
私の中学校とと同じ日、同じ時間で同じホテルだった。
(市内どこの中学校も大体同じ時期に、
一番キャパのある花巻温泉で開催するから珍しくはない)
どちらの中学校にも高校が一緒だった共通の友人がいるので、
2人で(あるいは友人達も一緒に)
あちこちの部屋へのはしごがとても楽しかった。
(なにせひとつのホテル中同級生だらけだったからね)
準備は大変だが、風習としてはとても楽しいイベントだと思う。
※以上、かなり以前UPした記事を改稿
女性は数えの33歳、男性は同じく42歳が大厄。
どこでも厄払いは行うと思うが、
それが岩手では「歳祝い」と呼ばれるイベントとなるのだ。
岩手で歳祝いと言えば、普通は職場や地域、仲間で行うものだが、
特に花巻では出身中学校毎の同窓会の形をとって行われるのがメイン。
それもだいたいどこの中学校も温泉に1泊で行うため
大抵1年も前からの準備が必要な大掛かりなものとなる。
神前で(あるいは神主さんを呼んで)厄払いを行い、
あとはひたすら宴会・・・という形は同級会でも職場でも変わらない。
花巻では中学校毎だが、水沢ではすべての同学年が一堂に集まるという。
9クラスまであって1学年400人を超える私の母校花巻中学校でさえ
歳祝いの準備は大変なものだから、水沢のそれは想像を絶する(^^;
なぜ「大厄」なのに「祝い」なのかについてよく聞かれる。
私も自分の歳祝いの時に疑問に思い、色々調べてみた。
それによると、
どうやら正式に「歳祝い」と呼ぶのは男性の大厄の時だけらしい。
しかも実は大厄とは全く関係のないイベントであるとのこと。
数えの42歳は、満でいうと40歳。
歳祝いは40歳になったことを祝うイベントらしいのだ。
20歳が成人、40歳が歳祝い、60歳が還暦祝い、80歳が傘寿・・・
ということらしい。
20年毎に「よくこの年齢に辿り着いた」とお祝をする風習が、
ちょうど大厄の歳である数えの42歳とぶつかるために
ゴッチャになって「厄払いつきの歳祝い」になったのだろう。
とにかく当地では経済効果まで語られるほどの
かなり大きな年中行事だ。
ちなみに、歳祝いは1月下旬から2月いっぱいにかけて行われる。
そのため節分まで一緒になり、
厄年の人が豆をぶつけられる場面もよく見かける。
(今度の土曜に行われる予定のウチの会社の歳祝いでも
例年壮絶な豆のぶつけ合いが繰り広げられる ^^;)
かなりのマンモス校だった花巻中学校の私の時の歳祝いは、
約400人の同級生のうち270人が集結。
地元にいるものはもちろん全国あちこちから同級生達が帰ってくる。
一番遠くからの参加はインドネシア!!
花巻温泉という巨大なキャパを持つ当地ならではの集客かな!?
たまたまその時私は、諸般の事情により酒を断っていたが、
(実は、その後亡くなった姪の全快を願って酒断ちをしていた)
卒業以来初めて会う面々もいて、とても楽しかった。
ところでうちの母ちゃんと私は高校時代の同級生。
私の42の時、偶然にも母ちゃんの中学校の歳祝いは
私の中学校とと同じ日、同じ時間で同じホテルだった。
(市内どこの中学校も大体同じ時期に、
一番キャパのある花巻温泉で開催するから珍しくはない)
どちらの中学校にも高校が一緒だった共通の友人がいるので、
2人で(あるいは友人達も一緒に)
あちこちの部屋へのはしごがとても楽しかった。
(なにせひとつのホテル中同級生だらけだったからね)
準備は大変だが、風習としてはとても楽しいイベントだと思う。
※以上、かなり以前UPした記事を改稿
初めて聞いた風習です。
歳祝い、という名前もいいなあ。
なーんてセリフが出てきて笑えます(笑)
でも厄落としにタワシでこする儀式の中で
対象者の服をめくって素肌をタワシでこすってみたり
まぁ男どもはいくつになっても
他愛もないイタズラが好きなもので・・・(^^;
時には厄年でもないのに自ら服を脱ぎ
タワシ責めに遭う自虐ネタで笑いをとるヤツもいて
なかなかにして楽しいイベントです。
(ってそれはお前らだけだろう ^^;)
厄年の人は毎週のように歳祝いの飲み会が続いて
「確かに厄年だ」とボヤくこともあるとか・・・(^^;
でも確かにいい風習ですよね。
確かに、仙台の方ではこういうのがないらしいですねー。
「聞いたことない」と皆さんおっしゃいますから。
ところで・・・会社にはそんな行事があったんですね。全く知りませんでした~!
あれが会った最初でしたねぇ。
初対面なのにこっちは下着姿だし(笑)
当時もあったと思うのですが
あの頃は平均年齢も高くてジミでしたからね(^^;
ド派手に大暴れ(^^; するようになったのは
ここ5~6年でしょうかね。
対象者よりも、ここぞとばかりに上司狙って投げるので
あらぬ方向から豆がビュンビュン飛んでくるです(笑)
わたしも、当たり前のように泊まってましたが、岩手だけなんですね!
水沢の歳祝いはもっとすごいんですね
レゲエパンチというお酒をよく飲んでましたが、ケンミンショーの番組で、宮城にしかないお酒と知り、驚きました。
県によって違いがあるの面白いですね!
その「違いを楽しむ」ってことが
文化人類学や比較文化の基本であり、
その姿勢が争いをなくすと思うのです。
国と国、民族と民族、人と人の間も。
違う人間だと思えば夫婦間もね(笑)
違いをいっぱい楽しんで下さい。
この間、某江釣子ショッピングセンターを歩いていたら中学時代の同級生(男)に遭遇。
「おめ、来年、歳祝いだぞ!!」と一言。
これを機に、もう一度交流を暖め直せればと思っております。
まずは地元に残ってる連中を集めて呑もう…と、早速誘いの話がありました。
これから来年の本番まで
1年間何度も飲むことになりますが
それがまた楽しいんですよ。
個々の生活に忙しかった同級生同士が
しばらくぶりに立ち止まって
かつての交遊を暖め直す。
タイミング的にもちょうどいいんですよね。
花巻だとそこから新しい神輿が生まれます(笑)