懸念された今夕の岡山行きのバスですが、前回の関取ではなかったものの、十分にメタボのおじさんでした
それでも、余裕が感じられたのは相対評価の賜物でした
さて、この歳になってくると、懐かしいものというのは自分の身体や心に癒しを与えてくれますね。ホルモンでしょうかね、身体の奥底でフツフツと何かが沸き立ってくる感じがします
というのも、先週、広島出張があったのですが、乗車予定の新幹線まで時間があったこともあり、少し大回りをしてから広島駅に向かうことにしたんです。
(徐々に解体されている広島市民球場)
向かったのは横川駅。
広島駅の隣駅ですが、ひろぽんが広島で勤務していた独身時代、今から15~16年前の2年間ほど、このエリアに住んでたんですよ。
その後、結婚してから広島市内の別の所に引っ越したんですがね。
今回はひろぽんが広島を離れて以来の訪問となるので約12年振りとなりますが、まず横川駅前に到着してみると、周辺はすっかり変わっていましたね
かつての駅前はゴミゴミした小汚い感じでした。決して悪い意味ではなく、昭和の国鉄駅の香りがするというか、味のある駅だったんです。
こんなモダンなロータリーなんてなかったですから。
そして、駅の隣には普通のスーパーマーケットがあったのですが、こんなショッピングモールみたいなものに変わっていました
まあ、15年ですもんねー。
おっ、昔から駅の隣にあったレストランの『トータス』だ
ひろぽんはたしか一度も入ったことはないはずですが、この亀は記憶に残っています。
ただ、ちょっと寂しい感じがするなあと思ったら、「この6月から暫く休業します」って貼り紙がしてありました。少し残念ですが、これもまた時代の波ですかね。
そして、こちらがひろぽんが2年間住んだマンションです。 う~、懐かしい~
超スリムな縦長マンションですが、もちろん部屋の間取りも異様に狭く細長くて、ひろぽんは「アナゴの寝床」と呼んでしました
この頃は、ほとんど毎日、仕事が終わるのは午前様。夜中や明け方に自転車で帰ってきてはシャワーを浴びてから少し横になり、そしてまた出社する・・・という生活を続けてましたね
そういう意味では、このマンションに滞在した時間は短かったかもしれません。
あと、土日も毎週のように出社していましたし、よく身体が持ったなあと思いますわ。若かったんですな
あの当時の長時間労働や生活サイクルなどは今のご時世においては決して褒められたもんじゃありませんが、それでも仕事のやり方や人との接し方等々、よく勉強させてもらいましたよ。
あの時の経験があってこそ、今の自分があると思っています(そう思わないとやり切れないのかも )。
まあ、次代に伝えていくものと変えていくべきものの両方がありますね。
少々感傷に浸ってしまいましたが、懐かしくなって思わず近所を歩いて回ります
こちらはひろぽんの行っていた散髪屋ですわ。
外から覗いてみると、以前カットしてくれていた人はいなかったように見えたんですが。
ここは中華料理屋だったはず。当時はできたてほやほやの新しいお店だったんですけどね。
中華料理としてはオシャレな外観と内装だったし、なにより美味しかったんだけどなあ
今は貸店舗募集の貼り紙がしてありました・・・
あっ、駅から住まいに向かう途中にこんな店もあったな~
お座敷サロン 千姫 です。
当時はたまに店の前を通りかかると、呼び込みのおじちゃんやおばちゃんが声を掛けてきたものですが、もう潰れてしまってすっかり汚らしくなっていましたよ
かつては怖いもの見たさはあったけど、結局、一度も行ったことなかったなあ。
どんな店だったんでしょう
おおっ、今度は炭火焼肉の敏ですな。
ここはあまり換気が効かなくて、炭火の煙で店内が真っ白になってしまう焼肉屋でしたが、ローカルな場所にあるにもかかわらず、肉やホルモンのレベルはかなり高く、美味くて有名でした
同僚や先輩とも一緒に来たことあり、競って食べたもんです
夕方になると、この店の周辺で店員さんが炭を燃やしていた光景も思い出しましたね。
駅横になる地味だった商店街(っていうほどの店もありませんが・・・)も、どことなくオシャレに変身してました。
星のみち だって
あった~、お好み焼きの『得』です。
ここの大将は『八昌』で修行してからこの店を出しており、本当に美味かったですね。
ですから、こうして長きにわたって店が続いているんでしょう。
外から見てみたら、肉玉そばが750円となっていて、15年前と比べると少し値上げしたような気がします
広島中心街レベルの金額ですが、そりゃあ物価自体も上昇してますもんね。
得を発見したのは嬉しかったのですが、この通りにあった、与志緒寿司(?)という寿司屋がなくなっていた(見つからなかった)のが残念でした
大将とその息子さんがやっている店で、穴子が抜群に美味しかったんですが。。。
もう1回行きたかったなあ。
こんなオロチョンラーメンは昔はなかったですよ。
こうして細かく見ていくと、店や建物は淘汰されたりして変わっていましたが、全体的な街の雰囲気は十数年前と大きく変わっていませんでした。
横川駅のホームから見える景色もさほど変わるものじゃなく、どことなく懐かしいです。
そういえば、ここから電車に乗って、広島駅前のWINSに馬券を買いに行ったもんですわ
行ってなければ、今頃は大金持ちだったかも~
癒されたひとときでした。
今度は学生時代に住んでいたところを訪れてみたい気持ちになりましたね