熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭の歳時記・・・アゲハの幼虫をどうするか

2010年07月28日 | わが庭の歳時記
   最近、モンシロチョウやモンキチョウなどの小型の蝶が消えたと思っていたら、大きなアゲハチョウが、頻繁に訪れるようになった。
   名前は良く分からないのだが、インターネットで写真などをチェックしていると、普通のアゲハチョウの他に、クロアゲハやアオスジアゲハなど何種類か飛んでいる。

   ところで、この口絵写真だが、トマトの葉っぱを精力的に食べている何らかの種類のアゲハチョウの幼虫のようである。
   全く気付かなかったのだが、ところどころ、トマトの葉っぱが丸裸になっていると思ったら、10センチくらいもある良く太った幼虫が葉を食べているのである。

   もう一つ、同じような形だが、少し体色が濃い緑の幼虫が、ミナリクチナシの葉っぱにしがみついて、激しく口を動かしている。
   何時も気がつくのが遅くて、クチナシの葉を丸裸にされてしまうのだが、このアゲハチョウの幼虫の仕業だったのである。
   まだ、見ていないが、柑橘類の葉にチョウの幼虫が群がるのも時間の問題であろう。

   問題は、これらのチョウの幼虫をどうするかである。
   駆除して捨てるのは簡単だが、折角ここまで大きくなって、綺麗なチョウになって羽化するのは間違いないのであるから、いかにも勿体無いし可哀想である。
   と言って、トマトの葉を丸裸にされるのも困る。
   
   このような昆虫ばかりではなく、トマトや枇杷やイチジクなど、野鳥によって実を食い荒らされて台無しになることもあるし、生き物との共存が難しいことが多いのだが、ただでさえ、地球温暖化と環境破壊によって、多くの生き物が死滅して行って種の保存が危機に瀕しているので、出来るだけ一緒に暮らしたいのだが、悩むところである。

   昔、子供の頃にカイコを育てたことがあるが、カイコは桑の葉しか食べなかったし、蛍も蛍草しか駄目だったような気がする。
   しからば、昆虫の幼虫は食べる草や葉っぱが特定されていて、緑なら何でも良いと言うわけには行かないようである。
   蓼食う虫も好き好きと言うのだが、殆どの動植物は単食で、何でも食う雑食動物の人間のようには行かないのであろう。
   エコシステムの維持の難しさでもある。

   結局、トマトの葉の幼虫は、実付きの悪い徒長苗のトマトの木に移して様子を見ることにしたが、クチナシの葉の幼虫は、ミナリクチナシの実が成り始めており、これを犠牲にするわけにも行かず、似通った木がなかったので、隣の空き地の葉っぱの豊かな木に移した。
   戦時中の我々と同じで、何かの代替物を食べて生きて欲しいと思う。

   
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