熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

ブログに対する執拗な解析の検閲者

2024年01月31日 | 
   13日に、「気になる我がブログに対する執拗な解析」について、「過去のアクセス解析」で、何年にもわたって、毎日、執拗に繰り返されている得体の知れない「記事一覧(138ページ) 13PV」のような多くの「記事一覧」項目で、何故検索されなければならないのか疑問を呈した。
   念のために、「記事一覧」をクリックして、解析されている記事をピンポイントでチェックしたら、問題になりそうな記事は、 書評(ブックレビュー)・読書(755) 政治・経済・社会(763) 政治・経済・社会時事評論(40) と言った「カテゴリー」の記事で、多少辛口の中国関係の記事ばかりであった。アメリカにも多くの批判記事を書いてきたがここには出てこないし、こんなことを問題にして解析するような文明国ではないし、解析者は、中国関係だとしか思えない。
   素人っぽい解析アプローチなので、戯れかも知れないのだが、毎日、何十人もかかって、何百㌻も解析、検閲(?)されていると思うと穏やかではない。

   例えば、引っかかった記事の一例を挙げれば、
   2020年06月07日 | 書評(ブックレビュー)・読書 「滅亡へのカウントダウン(下):人口を減らす以外にない」の記事で、中国関係のところだけを引用すれば、
   ”・・・例えば水だが、今でさえ、可能ならどんな水源からでも必死に水を引こうとしており、21世紀に、人類は、地球規模で水の責め苦にさらされる。と説く。
  以前に、杉本元上海総領事が著書で、
  中国文明を支えてきた大動脈「黄河」が、断流現象を起こして、97年には、河口から華南省鄭州までの1千キロに及んで226日間断流して、その年、黄河に水が1日中海に流れ込んだのは僅か5日しかなかった。唐代以降森林破壊が続き、今では、上流に建設された3千百余りのダムで水を止め、水を乱用し、無駄に蒸発させて自然な還流システムが働かなくなってしまっていて、1億5千万の人口を要する流域で水の取り合いが深刻となり、三門峡ダムなど8つの発電所の稼働率は3分の1だ。とレポートしていた。
   この「黄河」について、ナショナル・ジオグラフィックが、
   「黄河崩壊 水危機が生む”環境難民”」と言う記事で、「黄河はチベット高原に源をもち、中国北部の大地と人々を潤し続けてきた。だがいま、目覚ましい経済成長の陰で、母なる大河が深刻な危機に陥っている。」とのサブタイトルに、何十年も前の日本のような黒い煤煙を吐き出す化学工場から汚水が、赤茶けて草木一本もない大地の小川に湯気をたてて排出され、黄河上流に流れて行く悲惨な光景を写し出していて、黄河の下流域には、水質汚染で、ガンの発生率が異常に高く”ガンの村”が沢山あると言う。黄河流域を大きくΠ型に蛇行して流れる河流の過半は汚染されていて、特に、韓城あたりからの下流域と、西安を流れる渭河など多くの支流や合流地点の河は大半過度に汚染されていて、農業、工業用水にも不適だと言う。中国の河川の70%は、汚染されていて飲用に供せないと言う記事を見たことがあるが、中国産の食品など、農薬漬けだけのみならず、水そのものが汚染しているのだから恐ろしい。
   ワイズマンは、同じことを、コロラド川が取水過多で断流で河口まで届かず・・・”

   この状況は、NHKでも放映していたし、この程度の記事で、問題とされるのなら、
   政府自ら音頭を取って鳴り物入りで、福島原発の処理水を核汚染水と称して糾弾し、日本産の水産物の輸入を全面的に停止
   この暴挙こそ、問題とすべき所業であろう。
   処理水の放出計画はIAEA=国際原子力機関によって、「国際的な安全基準に合致している」との評価を受けたもので、世界の文明国も追認しているのにである。中国の水質汚染は現実であるが、日本の処理水は科学的次元の問題なのである。
   
   私は、 書評(ブックレビュー)・読書(755) 政治・経済・社会(763) 政治・経済・社会時事評論(40) と言った「カテゴリー」の記事で、世界的にも権威のある学者や識者の見解や論評、それに、然るべき権威と定評のある書籍やメディアを引用したりしてブログ記事を書いているが、いい加減な情報源に頼った覚えは微塵もない。
   中国にとっては、いくらかネガティブであり批判的であったとしても、世界の常識の域を越えてはいないと自負している。

   辛口の引用記事もあったので、出来る限り削除したが、
   2005年3月からだから19年も続いていて何千項目にも亘っているので、チェックのしようもない。
   前述の水問題のような感じの記事が残っているかも知れないが、もう、チェックして削除する気持ちはない。
   
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気になる我がブログに対する執拗な解析(その後)

2024年01月30日 | 
   私のブログに対して、毎日、アクセス解析が表示されており、
   そのうち、「過去のアクセス解析」で、毎日、執拗に繰り返されている得体の知れない多数の 「記事一覧(××ページ) ××PV と言う解析が気になって、
   13日に、「気になる我がブログに対する執拗な解析」という記事を書いた。

   その「記事一覧」の項をクリックして、表示されたブログをチェックすると、観劇記や庭の花など、殆ど人畜無害のたわいもない記事が大半だが、中には国際問題など政治経済や時事評論めいた記事が交じっている。
   書評(ブックレビュー)・読書(755) 政治・経済・社会(763) 政治・経済・社会時事評論(40) と言った「カテゴリー」の記事である。

   これらの記事の殆どの対象国は、アメリカと中国で、中には、批判的な辛口の記事もある。これまでにも、推測がついていたので、意識して、ネガティブな記事は、削除してきたし、批判的な記事など書かないように心がけてきた。
   しかし、まだ、削除漏れがあったり、また、ブックレビューや時事評論などで、他の学者や専門家の意見などは、そのまま引用したり紹介してきているので、これらがネガティブとして引っかかっているのかも知れない。

   我がブログの記事を検索するのなら、「記事一覧」をしなくても、我がブログの最上段右端にある「検索」に、アメリカなり中国なりを記入して、「このブログ内で」をクリックすれば、多少の漏れはあっても、一挙に膨大な関係記事が表示される。
   何の悪意もなく無心にその時感じたことを書き続けてきた私自身の思いなので、もう、一切、記事を削除したり、記事を触らずに、そのまま放置しておくことにする。
   いずれにしろ、こんなことをする検閲者は自明なので、検索解析したければ、し続ければよいという心境である。

   これはわたし自身の思い入れだが、ブログには関係なく、アメリカは、自由で民主主義の牙城であり大学院教育を受けた一宿一飯の恩義を感じているし、中国には、日本の文化文明を支え続けてくれた憧れの偉大な国だと思っているので、もとより、ネガティブな感情など微塵もない。
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気になる我がブログに対する執拗な解析

2024年01月23日 | 
   自分のブログに対して、毎日、アクセス解析が表示される。
   そのうち、「過去のアクセス解析」では、
   1 トップページ 386PV から、順次、50まで、PVの多い順に開示される。
   2 夏みかんマーマレードを作る 68PV・・・と言った具合に、よく読まれた記事から表示される。
   ところが、気になるのは、何年にもわたって、毎日、執拗に繰り返されている得体の知れない
   10 記事一覧(5ページ) 39PV と言う解析である。
   今日だけでも、これ以外に列挙すると、
   15 記事一覧(2ページ) 26PV
   16 記事一覧(21ページ) 25PV
   23 記事一覧(59ページ) 17PV
   27 記事一覧(104ページ) 15PV
   28 記事一覧(1ページ) 15PV
   31 記事一覧(39ページ) 14PV
   34 記事一覧(138ページ) 13PV
   35 記事一覧(78ページ) 13PV
   49 記事一覧(116ページ) 9PV
   各項目とも、かなりのPV数なので、単数ではなく、かなりの数の人が、何らかの目的を持って集中して解析をしているとしか思えない。

   以前に、ブログがあらされた感じで混乱したことがあったので、何が問題で、何を書いたらダメなのか推測がつくので、問題かも知れないと思う項目のブログを、一気に、大量に削除した。そして、その後は、それらに関連する記事を書かないように注意している。
   一度、教育関連会社から、教材に使いたいのでブログを使わせて欲しいと言う申し出を受けたことがあったが、今回問題にしている「記事一覧」解析は、どう見ても善意のアクセスとは思えない。

   しかし、ブログを書き始めて19年で、記事数も何千と膨大な量で、殆ど忘却の彼方である。
   内容は多岐にわたっているが、政治・経済や経営、それに、国際問題などかなり専門的でかたい記事が多いので、読者の方も限られているしポピュラーでもないのだが、問題があるとすれば、この辺りかも知れないとは思っている。
   まだ、問題とされる記事が残っているのかも知れないし、削除したとしても見落としなどあるのかも知れない。
   それに、自分で問題の記事を書かなくても、問題のある項目や人物に触れただけでもダメなのかも知れない。
   いずれにしろ、同じ記事を何回も何回も解析しているようで、何が目的なのか、不思議で仕方がない。

   現役生活から身を引いて隠居生活に入ってから、徒然なるままに、書き綴ってきたたわいない人畜無害の老人の戯言ばかりだと思うのだが、
   しかし、「過去のアクセス解析」に、毎日、多数の「記事一覧」が出て、検索解析されていると思うと、正直なところ穏やかではない。

(追記)後日報告したように、中国関係の記事が解析されていることが分かったので、追記しておきたい。
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増加一途の迷惑メールの撃退

2023年11月14日 | 
   最近頻繁に迷惑メールが届いて、それも急に増えたようで困惑している。  
   多いのはAmazon、ETC、三井住友を騙った偽メールest. 他にも多数あり、あまりにも五月蠅いので、最初は順次消去していたのだが、最近では、迷惑メールに指定して受信拒否にしているのだが、一向に埓が開かない。
   Amazonなどプライムに入っていないのにプライムの決済が出来ないとか、ETCなど運転免許を返納したので縁がないし、三井住友カードを持っていないし銀行口座の方も最近では使用していない。とにかく、フィッシング詐欺であろうか、手当たり次第にメールを打ち込んでいるようで、それ以外にも、怪しいメールが多すぎて困っている。

   ところで、多くの迷惑メールを処理していて、困ったのは、正常な大切なメールを、誤って気付かずに、迷惑メール処理してしまったのである。
   さて、修復して元に戻すには、どうしたら良いのか。
   大分前に、パソコンで処理方法を見つけて対処したのだが、もう、その方法は忘れてしまっている。
   
   パソコンを叩いて、修復ないし復元方法に関する質問を検索したが、適当な回答がない。
   パソコンは富士通製なので、富士通のFMVサポートを開いて検索したところ、
   「 間違えて迷惑メールの受信拒否リストに登録した差出人をリストから削除する方法を教えてください。」が出てきたが、vista版で、2008年の記事で、いくら探しても、window11版は出てこない。
   「Webから使い方、修理のご相談を承ります」という「チャットサポート」サービスがあるので、それに移動した。詳細は省略するが、質問は、「誤って受信拒否メールに振り分けたメールアドレスを、元の正常な受信メールに復元するにはどうしたら良いか」ということだったが、何回かやり取りしたが、とどのつまりは、マイクロソフトに聞いてくれと言う返事であった。

   指示に従って、windowの「スタート」ボタン→右上の「すべてのアプリ」→「問い合わせ」の順にクリック、
   「私たちがお手伝いいたします。」と表示されたので、入力欄にヘルプで検索するキーワードを入力し、【Enter】キーを押したが。前に進まない。
   色々試みたが、ITデバイドの老年には無理である。

   困って、念のためと思って、誤って処理した受信拒否メールをそのままにして、
   「迷惑メール」をクリックしたところ、選択肢が表示されたので、そのうち、「差出人ドメインを拒否しない(D)」をクリックすると、
   「差出人のドメインは、「信頼できる差出人」リストに追加されました。」と言う表示が現われた。「ok」をクリックした。

   これで、修復したのかどう自信はないが、インターネットで調べると、「差出人のドメインを拒否しないように設定するには」という記事が出ていて、この方法が説明されている。
   様子を見ようと思っているが、メーカーのテクニカルサポートを何処まで頼りにして良いのであろうか。一寸考えさせられた。

   さて、パソコンを叩いて、記事などを見ていて、一寸怪しげな記事をクリックすると、異常な画面が開いて、大音響で警告が発されて、ここに電話して修復しろとがなりたてる。心配になって、インターネットの電源を切って、再起動して、マカフィーを開いて調べると異常がないのでホッとする。マカフィーに聞くと、電話など絶対に掛けてはならない、それに、強制的に電源を切るとパソコンに負荷がかかるのでと言って、安全な方法を教えてくれた。マカフィーだと、警告画面で注意があるので、異常な場合は、慌てふためいてアクションを取ってはならないということだが、ついつい、信用させられて踊らされてしまう。
   どうにかこうにか、パソコンを不器用ながら操作しているが、元々、ITデバイドの最たる年齢、パソコンを使えない友もいる。
   最近フィッシング詐欺にあって、その後、注意してパソコンを叩いているが、我ながら、大過なく、ここまで良く持ったなあと思っている。
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何となく億劫な年中行事e-tax

2023年02月13日 | 
   年中行事の一つと言うべきか、会社を離れると、いくら収入が少なくても、毎年3月には、自ら、確定申告をしなければならない。
   確定申告をしなければ、どうなるのか調べたことがないので分からないが、義務だと思ってやっている。
   e-taxについては、既に、先月19日に、税務署からお知らせメールが送られてきており、申告開始は16日からのようだが、その前でも受け付けると言うことなので、大体毎年2月中旬にメール送信している。
   しかし、一年空けての入力で、それも、毎年遣り方などが変っているので、パソコンにはそれ程強くない後期高齢者にとっては、上手く打てるかどうか、季節が近づくと心配で億劫になるのである。

   e-taxが始まって随分経つが、最初からやっているので、もう15年くらいは続けていると思う。
   当初は、まだ、パソコンを自由に使いこなせる年齢であったのでそれ程造作はなかったのだが、この数年は、途中で行き詰まって、国税局のヘルプデスクに電話してお世話になっている。幸い、今年は、詰まり詰まりながらも、助け無しで伝送できたので、ホッとした。
   年金収入と社会保険料の支出しかなく、今回は、医療費は限度額以下であり、後は保険料くらいしかないので、記入は至ってシンプルなのだが、パソコンを上手く操作して、まず、申告記入様式に到達するかどうか、そして、申告内容確認書を作成して税務署へネット送信出来るのかどうか、それまでが厄介なので億劫になるのである。後で考えれば、何でもない単純な操作なのだが、ITデバイドの悲しさで、途中でトラブルと前に進めないので苦しむことになる。
   最近はスマホが主流のようだが、私は、慣れているパソコンで、カードリーダー使用のマイナンバーカード方式でやっているのだが、前年の遣り方は忘れてしまっているし、それに、毎年やり方が変化しているので、年に一度の操作では、老年にはきつい。

   問題は、何億も所得のある高額納税者も無税の貧窮者も10羽一絡げで同じシステムを運用していることで、我々のように年金暮らしで納税ボーダーラインの人間には、もっとシンプルなシステムを利用できないかと言うことである。マイナンバーカードを徹底して、全ての財産や会計情報など個人情報をを紐付きにすれば、自動的に収税できるのだろうが、日本では無理であろう。

   このe-taxシステムが、経済構造を変えている。
   e-taxの本来の業務の殆どは、申告者が納税関係資料を持って税務署を訪れて、税務署員が主導してやっていた税務署の仕事であったように思う。それまでは、毎年3月初から15日までが税務申告期間で、納税者は税務署へ詰めかけて税務署員と対面で申告手続きを行っていた。これらの全てが、e-taxでは、納税者が代わって行う生産消費者の責任仕事になって、税務署の仕事は、チェック業務に変化してしまった。
   先日書いたラナ・フォルーハーの「シャドーワーク(影の仕事)」と同じことで、下級の税理士や会計士の仕事の肩代わりであり、一寸ニュアンスが違うが、このe-taxがプロに外注されても高度な知識テクニックが不要で、経済構造の変化ともなる。このような行政の業務移管の生産消費者化かが進むと、下級のホワイトカラーの仕事が駆逐されて行くことになるのである。
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混沌とした世界情勢に思う

2022年12月31日 | 
   2022年も今日で終る。
   ロシアが、ウクライナに侵攻するという想像を絶するような自体が発生した。
   前世紀末に、ベルリンの壁とソ連が崩壊して、自由民主主義が世界を席巻して歴史の終わりが唱えられ、ICT革命による急速な経済発展と呼応して、中国やインドなどの新興国の台頭とグローバリズムの進展によって、人類社会は発展と平和を謳歌してきた。
   少なくとも、第二次世界大戦終結後、長い間、世界情勢は幾多の危機に直面しながらも、成長発展平和基調で推移して、今回のように第三次世界大戦瀬戸際まで追い詰められるようなことはなかった。
   その平安が、ロシアのウクライナ戦争によって、一瞬にして葬り去られてしまったのである。

   このあたりの世界情勢につては、昨日の日経の「2023 混沌を読む」の、リチャード・ハース米外交問題評議会議長の見解がかなり正鵠を射ているように感じている。
   ウクライナ戦争は、双方が妥協の用意があると思えないし、停戦が望ましいと思わないので、長期化する。
   ロシアは核兵器を使わないだろう。使用すれば、米国、NATOが直接介入する可能性が高い。ウクライナに勝てないロシアが米国、NATOに勝てるはずがない。通常兵器による戦争継続が最もあり得るシナリオだ。と言うことだが、全く異存がない。

   今回のウクライナ戦争で、ハッキリしたことは、ロシアが、世界が考えていたような強国でも大国でも何でもなく、弱い国であると言うことである。
   しかし、同時に分かったことは、国連などの動きから観ても世界は分断状態にあって、最早、アメリカを中心とした自由民主主義陣営が世界の体制や秩序を支配する時代ではなくなってしまったと言うことである。
   ロシアについては、石油や天然ガスなど豊かな自然資源などに於ける世界的な影響力は当分続くとしても、既に、国力の低下と世界の孤児への地位転落による国威失墜などにより、ドンドン弱体化して行かざるを得ないであろうと思う。

   中国に関する見解については、ハース議長と少し違っている。
   台湾防衛に関して、戦略的曖昧さを止めて、米国が台湾防衛に乗り出すと中国に理解させるのが重要だと言うことについては、既に、バイデン大統領がそう宣言しているので既成事実であろう。
   しかし、中国との経済関係について、日本は、台湾有事で対中制裁を制約しかねないので、デカップリングを主張しているのではなく依存を低減すべきであるとか、日米台の軍事連携を強め、合同演習を真剣に考えるべきだなどとタカ派的な見解を述べているが、これはどうかと思っている。

   習近平が優先する課題は、新型コロナウイルスへの対処と国内経済の回復だ。と言うことで、
   台湾への侵攻については、台湾周辺の演習や領空侵犯を続けても、大規模紛争は起こらず、23年に行使することはない、
   心配なのは数年後、潜在的に行使可能になる中国の軍事力で、危険なのは、26~27年を含む今後10年間だ。と言う。
   これについては、そうかも知れないが、経済政策については、
   私は、これまで、著名な経済学者などの見解を紹介しながら、習近平一頭支配下に移行して中国経済は打撃を受けて下降傾向になって、2030年代にアメリカを凌駕するのも怪しくなったと言った悲観的な考えを述べてきた。
   多言は避けるが、イエスマンばかりの政治体制を敷き、突出した経済トップやブレイン、テクノクラートなどを重用せず、確たる経済政策を明示し得ない状態では、習近平が、国内経済の回復を優先しているとは思えない。
   コロナ対策についても、中国製ワクチンが信用できないとか医療体制の崩壊など致命的な危機に瀕しており、更に、感染爆発で最近益々深刻な状態に陥って世界の空港から排除されるなど、ゼロコロナ対策時以上に状況が悪化している。
   いずれにしろ、中国の国内経済の悪化とコロナ危機の深刻化で、ロシア同様に、世界情勢のお荷物になっている。

   Gゼロ時代だとか、G2時代だと言われて既に久しいが、私は、政治体制としては多くの問題があるとしも、世界秩序の維持安定のためには、覇権国が存在して、かってのPaxBritannicaやPaxAmericanaのような体制を構築することが好ましいと思っている。
   今回、世界的安定には役不足とはいえ、ウクライナ戦争の勃発で、アメリカを中心にEU、日濠などの先進民主主義国家が結束して対処するなど、体制維持の環境が整っているのは、歓迎すべきであろう。
   私は、ウクライナ戦争については、ロシアもウクライナも後戻りは利かないので、体力勝負であり、ドンドン国力を疲弊消耗して行くロシアの体力次第だと思っている。
   イエレン財務長官がいみじくも言ったが、国際貿易はフレンドショアリング、
   国内経済は、出来る限り自給自足を意図した自立体制、
   グローバリゼーションの一挙後退に伴って、同盟関係の再構築など、国家間の合従連衡等々、
   世界中は大きく鳴動して行く、
   新しい年は、そんな年になろう。
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良いお年をお迎えください

2022年12月28日 | 
中村さま

 今年も押し迫りました
「熟年」を 都度拝読していますが 益々 ご壮健のご様子  何よりと存じます
今年は「熟年」のおかげで これまでとは違った一年を過ごすことができました
お礼を申し上げます
世界全体を見ると 経済面では 日本を除く各主要国が永年の低金利政策から脱却し
成長に軸足を移し始めた年でありました
ただなんといっても最大の問題は ウクライナであり 世界全体が大きな影響を
受けているということでしょう 経済的な面は無論ですが 私が一番憂いているのは
特に日本において 突如として軍備拡張の動きか高まったことです そして世論調査の
結果を見ると専守防衛 exclusive defense にとどまらず 敵基地攻撃能力の保有に
賛成と答えた人の比率が なんと一番高かったことです
心穏やかならぬ年の瀬ですが 新しい年が 平穏な一年でありますように祈るばかりです
よいお年をお迎えくださいましように
年末のご挨拶まで                     中根 


中根さん

ご連絡有り難うございます。
生きている証として書き始めたこのブログも、来年3月で丸18年、
備忘録のつもりでもありましたので、時々読み返して感慨に耽っています。お読み頂き感謝しております。
1年下の日銀に行った安木君が、生きている間に、日本の経済的凋落を見たくないと言っていましたが、日本が、これだけ、失われた30年に苦しみ抜き成長発展から見放されるなど、Japan as No.1として快進撃していた日本国をバックにして、欧米人を相手にして、切った張ったのグローバルビジネスに明け暮れていた我々には信じられません。
それに、誰も気にはしていませんが、いくら人類の文化文明が発展したと言っても、ヒトラーやスターリンと言ったような人物が登場して気が触れれば、人類社会が一気に吹き飛んでしまうということ、そうでなくても、地球温暖化によって、茹でガエル状態になって人類が消滅すると言う危機線上にあると言うことを忘れてはなりません。
現に、プーチン一人の悪魔の振る舞いによっって世界中が塗炭の苦しみに呻吟しているにも拘わらず、制止し得ない人類社会の不幸を、どう考えれば良いのか。そんな脅威的悪徳為政者に囲まれた唯一の当事国である日本が、お粗末限りない国内問題や政争に明け暮れて迷走する悲しさ浅ましさ。
慚愧の極みですが、もうすぐに去りゆく老人の戯言と言うことで、笑い飛ばしております。
色々あった1年でしたが、少しは明るい年になることを祈って、新年を迎えたいと思っております。
良いお年をお迎えください。
益々のご多幸を祈っております。
    中村
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サッカー日本チーム・・・ドイツをノックアウト

2022年12月02日 | 
   朝起きたら、娘が、「日本勝ったよ! 2対1」
   気になってはいたのだが、起きられなくて寝過ごしてしまって、スペイン戦は見られなかった。
   早朝から、どこのテレビも、日本の勝利映像一色、日本は沸き返っている。

   日課で、朝一番に、NYタイムズとワシントンポストの見出しページを一覧するのだが、写真入りで、報道されている。

   まず、ニューヨークタイムズは、
A World Cup Twist: Japan Knocks Out Germany, by Beating Spain
Japan’s victory over Spain produced a stunning outcome: the elimination of Germany, a former champion. Spain will also advance to the next round.
   ワールドカップツィスト: 日本がスペインを破ってドイツをノックアウト
日本がスペインに勝利して、見事な結果が生まれた。元チャンピオンのドイツが敗退した。 スペインも次のラウンドに進む。

   ワシントンポストは、
In a chaotic day at the World Cup, Japan exults, Spain exhales and Germany exits
Group E went three-quarters of the way to berserk on a Thursday night at the World Cup.
   ワールドカップで混沌とした一日、日本は熱狂し、スペインは息を吹き返し、ドイツは敗退した
グループ E は、ワールド カップで木曜の夜大荒れして 4 分の 3 まで暴走した。

   余談だが、韓国のテレビが、「ボールはどこへ転げるか分からない。」と放映していたが、褒め言葉かどうか。
   日本チームにとっては、必然の方向へ転げたのである。

   ナショナリズムとか、愛国心とか言われても、日本人としての自然な血の騒ぎ、心底嬉しい。
   長い間、海外生活で、欧米人と切った張ったの國際ビジネスに明け暮れていた私にとっては、今回のドイツとスペインなどの強豪を撃破した日本チームの勝利は、身に染みて感動的で、喜びを実感して悦に入っている。
   
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サービスエリアでの憩いの一時

2022年11月06日 | 
   素晴しい秋日和の今朝、久しぶりに佐原の菩提寺を訪れた。
   鎌倉を朝早く出て、武蔵小杉で長女達に合流して、車に乗り換えて千葉に向かった。
   当然、途中で休憩を取るのだが、大体、成田空港の手前の酒々井のサービスエリアに入ることが多い。

   後期高齢者になってから、すぐに運転免許証を返納してしまったので、最近では、車で、高速道路にも出ることも、地方をドライブすることも、貴方任せで殆どなくなったのだが、やはり、出てみると、この高速道路のサービスエリアや、地方の道の駅などで小休止する楽しみに思い及ぶ。

   この酒々井のサービスエリア下りは、能書き通り、「東京から成田空港へ向かう道中最後のPA。地元千葉土産だけでなく、東京銘菓をはじめ幅広いラインナップを取り揃えているのが魅力!」と言うだけあって、狭いスペースに面白いここ限定商品などがディスプレィされていて興味深い。
   レストラン・フードコートには、いろいろな軽食コーナーがあって、結構賑わっているが、私は、いつも、戸外に出て、スターバックスに行く。
   今朝は、スターバックスラテとスコーンを取って、小休止した。

   スターバックスの店舗横の広場に、カナディアンメープルが2株植わっていて、鮮やかに紅葉して朝日に輝いていた。
   快晴で風もなく20度以下の気温で、非常に快適な雰囲気の元で、憩っていた。
   別に、何かするわけでもなく、深刻に考えることのある筈もなく、無為に時間を追っているだけである。

   しばらくすると、大きなエンジンを轟かせながら、一群のツーリング仲間の若者達が集まってきた。
   周りの紅葉し始めた木々に映えて、カラフルなオートバイ群が、輝いている。
   その後から、どんどん、オートバイの若者達が何十人も集まってきてパーキングスペースに列をなした。別に、騒いで屯するのでもなく静かで礼儀正しかったので、何かの集であろうか。
   時間が来たので、サービスエリアを離れたので、後の事情は分からないが、いろいろと日頃とは違った非日常の世界が、見え隠れするようで面白い。
   
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「ハッピバースデー」は「ハッピーモーニング・ツー・オール」

2022年10月02日 | 
   この「ハッピバースデー・ツー・ユー」は、元は「ハッピーモーニング・ツー・オール」であったという話は、一寸、固いノーベル賞経済学者ロバート・J・シラーの「ナラティブ経済学」の挿話で、面白いので取り上げてみた。
   この本は、
   ナラティブの感染はどう始まり、広がるか
   資本主義を動かす物語の力を読み解く
   と言うふれ込みの、経済変化の真因を思考し続けているえらい先生の集大成だというのだが、この話は、「ハッピーバースデー」が、至上最も有名な歌で、感染性ナラティブの好例だということで取り上げられている。

   興味深いのは、この歌にオリジナルが見つかって、著作権料がチャラになってしまったという経緯である。
   この歌は英語圏で、1920年代と1930年代に疫病のように広がり、第二次世界大戦中は衰えたが、その後又増えた。
   ワーナー・チャペルミュージックは、この歌に1935年からずっと著作権を主張して、著作権料を何百万ドルも集めてきたが、2016年に「ハッピーバースデー」が、公開されていた1893年の「グッドモーニング・ツー・オール」と驚くほど似ていることが示されて、その権利を失った。
   「グッドモーニング・ツー・オール」は、殆ど知られていないが、「ハッピーバースデー」そっくりで、メロディはそっくり同じで、歌詞も極めて似ている。と言うことである。

    因みに、オリジナルの歌詞は、
Good morning to you.
Good morning to you.
Good morning dear children.
Good morning to all.
   この歌が、どこかの幼稚園の教室で、どこかの教師が子供の誕生日を記念して、たまたま、替え歌で歌ったのであろうか。
   モーニング版の変異版として生まれ出た「ハッピーバースデー」版が、無名の発端からヴァイラルになったと言うことであり、シラー先生の格好の教材になったというわけである。

   今夜、テレビで、
   神田伯山のスクープ!語源ハンター▼「急がば回れ」を小柳ルミ子で放映されていたが、このような番組で、「歌」のオリジナル誕生秘話をスクープすると面白いと思う。
   このブログで、「ディズニー:スタートはミッキーではなくウサギのオズワルド」と言う記事で、ディズニーの苦労話を書いたことがある。
   NHKのファミリーヒストリーのような人気番組もそうだが、だれでも、「もとは?」と言うのが好きで、故事来歴を調べてみるのも興味深いことである。
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朝のニュースはBS1「キャッチ!世界のトップニュース」

2022年09月21日 | 
   朝最初に見るテレビのニュースは、8時からのNHK BS1「キャッチ!世界のトップニュース」、その後の、BSニュースの「World+Bis」。
   そして、日経の朝刊を開く。
   必ずしもこの通りというわけではないが、朝起きると、すぐにパソコンを叩くので、その日のニュースのあらかたは、これで分かる。

   NHKもそうだが、日本のテレビのニュースの過半は、どうでも良いニュースなので、時間の無駄でもあり、比較的重要なニュースをコンパクトにダイジェストしている10分のBSニュースを重宝している。
   アメリカに居たときには、まだ、ウォルター・クロンカイトが健在であったので、CBSニュース、イギリスに居た時には、BBCニュースをみていたが、NHKより質が高かったように思う。正月や盆の休暇などの時に、新幹線の駅で、子供にインタビューするような類いの放映などはなかった。

   何故か、若い頃からも、新聞は、あまり、読まなかったので、今でもその傾向があり、日経のニュース記事も、事前に知り得た情報なら、斜め読みで読み飛ばす。ニュース源は、ほぼ同じだし、変った情報なら、何となく、今までの感でほぼ分かる。
   新聞は、隅から隅まで読むと言っていた学友がいたが、私には出来ない芸当であった。
   新聞よりは、少しスパンの長い情報媒体、週刊誌や月刊誌、書籍と言った方を読む方が好きであった。
   今でも、電子版で重宝しているNewsweekやTIMEなどを読んでいたのだが、日本の週刊誌は、大衆的すぎて、新聞社系のものしか読まなかった。

   さて、夜は、ニュースウォッチ9と10時からのBS1の「国際報道2022」。
   
   何故、国際関係のニュースに興味を持つのかだが、海外生活が長かったということもあろうが、子供の頃から世界歴史や世界地理が好きで、慣れ親しんできたということもあろうと思う。
   極端な言い方をすれば、これまでの自分が知っている世界史と言うか世界像に、自分なりに、時事ニュースを総合して移り変ってゆく世界の歴史を紡ぎ上げながら、その物語を楽しんでいると言うような気がしている。

   民主主義にしても、資本主義経済にしても、大きく胎動しながら変転してゆく様を、加速度化した軌跡を画きながら変容してゆく。
   ベルリンの壁とソ連の崩壊によって、一気にグローバル化が進展して、同時に進行したICT革命によってフラット化した世界が、一体となると幻想を抱いたその刹那、米中対立やウクライナ戦争で分断化されて新冷戦時代に逆行。
   トランプ現象やBrexit、更に、イタリアを始めEUの右傾化など反動勢力の台頭、そして、中ロのような専制国家のパワーアップなどによって、民主主義が危うくなり始めている。
   そんな世界の歴史の大きな潮流の変化が、世界ニュースを見ていると、ひしひしと迫ってきて興味が尽きない。
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時事雑感:ウクライナ戦争のロシアについて

2022年08月09日 | 
   久しぶりに友人から電話がかかってきて、ウクライナ戦争についてなど、どう思うかを語り始めた。
   入社同期なのだが、彼は家業の園芸業を継いだので交際は社会人としての方が多く、長く日本植木協会の会長も務めた硬軟併せ持った侍であり、まだ、仕事をしていて、極めて元気である。

   私が語ったことに絞って纏めてみると、当然のことだが、このブログに書いていることばかりである。

   ウクライナ戦争だが、このまま、膠着状態が続いて、年内に終熄するはずもなく、長く続くであろう。
   プーチンについては、何らかの形で退陣に追い込まれて失脚するなど表舞台から去る可能性が高くなり、ロシアは新体制に入るが、戦争が継続するかどうかは、分からない。
   西側の経済制裁やウクライナへの軍事援助などで、ロシアの国力の疲弊が進むかについては、ハイテク製品など高度な資財が調達できないなど工業力の著しい低下など、ロシア経済にたいする打撃が進行して疲弊しつつあるが、あれだけ制裁を受けても現状を維持発展し続けているイランなどを見れば、その効果はすぐには現われず、非常に限定的である。
   それに、ソ連が崩壊して新世ロシアが胎動した直後、国家経済が壊滅状態になり、ロシア国民は、食うや食わずの極めて厳しい窮乏生活を経験してきているので、生活苦への耐乏能力は備わっており、報道や思想統制が徹底しているので、国民の暴発は極端化はしないであろう。
   しかし、いずれにしろ、欧米の制裁を受けて国際社会から排除され続けている限り、国力経済力の衰退は避けられず、もはや、大国でも一等国でもなくなる。中国に擦り寄りすぎれば、少なくとも、経済的には、従属国扱いに成り下がるであろう。
   いずれにしろ、今回のウクライナ戦争で、2~3日でケリをつけると豪語して侵攻しながら6ヶ月経っても当初の目的を果たせない惨状を見せて、如何に、ロシアが国力も軍事力も弱小な似非大国であって、張り子の虎であったかを世界に暴露した。
   その上に、ウクライナ戦争で国力を極度に疲弊させ、さらに、國際信用を失墜させ、世界の孤児に成り下がるのであるから、ロシアの行く末は極めて暗い。

   しかし、国際政治を考えるときに注意すべきは、欧米型の民主主義が主流では、なくなってしまったこと。
   世界の国や地域を対象に、公正な選挙、基本的人権、報道の自由などの観点から、民主主義の度合いを分析した結果、自由で民主的なのは60の国と地域だけで、それに対し、非民主的な国は100を超えていて、ドンドン増加していて、中国やロシアのような専制的、国家主義的、独裁主義的な勢力が強くなってきている。
   我々日本人は、民主主義は当たり前だと思っているが、世界中の遅れた貧しい新興国や発展途上国にとっては、食うことが先であって、民主主義や人権などには関心などないのである。
   それに、経済成長を策するためには、民主主義を育んで自由な民活に頼ってテイクオフするよりも、独裁であろうと専制であろうと、国家資本主義手法で中央集権的に計画経済を推進する方が、(尤も、中国やロシアなどの策謀に乗せられたり、失政などで、失敗も多いのだが)、はるかに早くて簡便であり効果的なのである。

   ロシアが、アフリカに進出していると言うが、植民地時代の宗主国よりも、受けがよいのも、その辺りにあるであろう。
   比較的、アフリカには、プロロシアの国が結構存在していて、ロシアの立ち位置については、多面的な視点から見ないと判断を誤ろう。
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パソコンのマウスの右クリックが機能しない

2022年01月21日 | 
   パソコンの前に座らない日がないほど、パソコンのお世話になっている。
   ところが、水や空気と同じで、旨く機能しているときにはその存在さえ忘れるほどだが、一度、何かの機能が麻痺して動かなくなると、一気にパニック状態で困ってしまう。
   
   昨日の朝、パソコンを叩いて、マウスを操作していると、右クリックが、ウントモスントモ言わず、とにかく、反応さえしなくなった。
   写真の取り込みなど、便利な裏機能があって、頻繁に使っているので、動かなければ不便で仕方がない。

   マイクロソフトの年間サポートに加入していた時には、遠慮なく電話をかけて相談し、遠隔サポートなどで問題を解決していたのだが、今回は富士通の最上級機種のパソコンを買ったので不都合も少なかろうと思い、それに、サポート費用も相当な負担なので、止めたので、まず、自分で解決しなければならない。
   幸い、デジタルデバイス寸前に、パソコンを叩き始めたので、最近では、多少のトラブル処理や修復程度は、自分で出来るようになってはいる。

   まず、パソコンを叩いて、「マウス右クリック出来ない」など言った文言を入れて、インターネットで検索する。
   沢山、修復方法や関連記事が出てくるが、windows 11 での記載は殆どなく、類推しながら、進めるのだが、ピッタリくるのは一つもない。
   富士通のサポートページも役に立たない。
   電池を交換せよとか、再起動せよとか、初歩的なパソコンの操作などは別として、パソコン本体の故障なりソフトの異常がないかをを気にしたのだが、インターネットの指示をチェックした限りでは、問題はなさそうであるが、しかし、この点は、老年パソコンユーザーとしては、自信がない。

   最も疑うべきは、マウスの故障だが、安いので新しいものを買って試みれば良いのだが、パソコンの故障の場合もあるので、富士通の引き換え修理などの5年間の補償に入っているので、富士通に電話した。
   このサポート窓口の電話が繋がらないのは、何処も殆ど同じで、このカスタマーサービスを根本的に改善してブレイクスルーすれば、どれだけ信用を博して企業価値をアップして経営に資するのか分からない経営者が多いのは、全く解せないのだが、経営学のイロハであろう。
   余談だが、みずほの機能障害のトラブルは、ICT革命以降の生命線とも言うべきこの方面の業務や投資を、コストと考えて切り詰めようとした経営の全く初歩的な失敗で、一気に信用と名誉を失墜した。何を将来への投資と考え、何を切り詰めるべきコストと考えるべきか、経営戦略戦術の基本中の基本であることさえ理解できないお粗末さ。
 
   さて、このサポートサービスでも、1回では解決せずに、2回3回、
   マウスの交換か、パソコンを工場に送って点検修理するか、
   パソコン引き取り修理だと2週間は掛かるというので、可能性の高いマウスの故障と判断して、
   新しいマウスを送って貰うことになった。

   2日後に送られてきたマウスを、再設定して、右クリックすると機能した。苦もなく問題は解決したのである。
   まさに、水と空気の有り難さである。  
   
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学習塾での小学生の難しい算数

2022年01月20日 | 
   小学4年生の孫息子が、学習塾に通っている。
   学習や進学については、両親の管轄なので、私には、何の権限もないのだが、暇なのは私だけなので、家庭教師の代わりということで、勉強をサポート補助している。
   私見だが、高校受験は大切な成長時期に於ける無駄だと思っているので、中高一貫校に進学して、その6年間にスポーツや美術の勉強に励むなど、自由にのびのびと青春を謳歌する方が、まして、今日のような時代の進歩発展が急速で激動の激しいグローバル時代においては、はるかに効果的だと思っている。
   私など、公立中学校から地元の県立高校に入ったので、別に受験勉強などしなかったが、その代わり、トップ大学には縁のないような高校だったので、大学受験には独習だったが努力して難関を突破した。
   エスカレーターシステムが良いのか、トップクラスの優秀な中高一貫校が良いのか、大学への道には、色々あるであろうが、学びたい道を目指して、出来るだけ良い大学に入ろうと努力するのが常であろう。

   さて、今回のトピックスは、孫息子の塾の教材を見てビックリしたことで、特に、算数の問題など、我々が勉強した頃の算数とは様変わりであるのみならず、非常に難しく複雑になっていることである。
   個々の問題については、説明とコメントは差し控えるが、4年生の孫息子が、チャレンジしている算数は、次の中学受験の算数項目の大半であって、5年生や6年生の水準や難易度などの区別は殆どなく、勉強している。

   平面図形、速さ、旅人算、図形や点の移動、立体図形、場合の数、規則性、割合と比、食塩水の濃度、時計算、グラフと量の変化、計算の工夫、面積図、ニュートン算、和と差、流水算、通過算、方陣算、折り紙、N進法、仕事算、平均算、還元算、年令算、数の性質、2量の関係、相当算、分配算、帰一算、消去算、差集め算、日暦算、倍数変化算、過不足算、単位換算、魔方陣、周期、角度、相似、展開図、特殊算など、やりとり算、集合算、つるかめ算

   つるかめ算とか流水算だとか旅人算など言った問題には記憶はあるが、加減乗除の計算が算数だと思っていた我々には似ても似つかない算数の変転ぶりで、複雑な文章題が頻出していて、十分な読解力を要求されるのみならず、想像力や推論を駆使して判断する理論的展開が必用であり、時には、何例も表やグラフを描いて検証する必要があるなど、とにかく、小学生が良くやるなあと思うほど難しいのである。
   日本では軽視されている統計・確率や順列組み合わせ問題のはしりや論理的推論を重視した数理問題の展開など、非常に良いことだと思う。
   しかし、私が気になるのは、このような中学受験を目指した塾の教材と、従来の文科省基準の小学校の教材との大きな差、落差をどう考えるのかと言うことである。あまりにも易しすぎるので、学校教育の水準をもっともっと上げないと、数理科学教育に取っては死活問題ではないかと言うことである。

   私自身は、日米での教育のお陰かヨーロッパで学んでいた娘達の勉強を見ていたお陰かどうかは分からないが、たまには、ヒントや解説を参照することはあるが、すべて問題を解いて、孫息子に説明するなど、家庭教師の役割を果たしている。しかし、普通の家庭では、十分にフォローできるのかどうかは大いに疑問で、一寸、受験競争の激しさを感じてしまう。
   数学だけではなく、国語も理科も社会も、同様に、難しくなっているのであり、塾にさえ行かせておれば、良い学校には入れるなどと安易に考えていたら、足を掬われることは間違いない。
   東大生の親たちの多くは、一部上場企業の部長以上だとか、東大などトップ大学の卒業生だとかと言われているようだが、中学校の受験から、いや、幼稚園や小学校からも、経済力などすべての家庭の総合力が試されると言う現実をどう見るのか、
   われわれが受験の頃は、四当五落と言われていた。寝るのは4時間で受験勉強をすべきで、1日に5時間も寝ていたら落ちると言うことだが、悲壮感と言ったものは感じなかった。旧帝大の学生などは、学費にも四苦八苦するような苦学生が殆どであった牧歌的な我が青春時代を思うと、今昔の感に堪えない。京大の講師さえ、昼飯のパンを抜くか、市電を乗らずに歩いて帰るか考えていると言った時代のことである。

   高校、大学、米国MBA大学院、と受験を続けてきた自分だが、もう、絶対に、受験はしたくないと肝に銘じている。

   
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レゴとプチブロックで遊ぶ

2022年01月17日 | 
   孫娘が、レゴにはまっている。
   クリスマスプレゼントに、買って貰った複雑な遊園地のブロックを、苦もなく作り上げた。
   非常に教材用としては、良いのだが、幼稚園ならいざ知らず、とにかく、作品に仕上がれば広い場所が必要となるので、家庭では、始末に困ってしまう。

   ところが、ダイソウで売っている「プチブロック」だと、個々には、小さな単体か2体程度の作品で、大きさも10センチ以内であるので、いくら作ってもおもちゃ箱に収容したり、スタンドの合間などに置けば場所を取らない。
   プチサイズのブロックで、小さくてリアルな世界を組み立てようということである。
   それに、たったの110円で、レゴのように、何千円、何万円もするのとは違って、ブロックを組み立てて動物や車などの作品を作り上げる手法や楽しみは同じである。
  
   困るのは、ブロックが小さいので、組み立てにくいのと、説明書きが不明瞭なので、よく間違ってやり直しをしなければならないこと。
   それに、made in chinaの所為か、ブロックの数が合っておらず不足していたり、色が似ていても他の作品のブロックが入っていて、嵌まらないなど、問題が多いことである。どの作品も、ブロックの数は多く入っていて余るのだが、必用なものが欠品だと、とにかく困るのだが、品質管理の杜撰さが気になる。

   このプチブロックは、Age 12+なのだが、5歳の孫娘は、困ったところを少し助ければ、一人で器用に何なく組み立ててしまう。
   トランプやかるた、パズルなどをやっていても、私より上手だし、子供の勘は鋭くて、年齢で制限したり、どうだこうだと言った指導は必要ないように思っている。
   私のパソコンも、起動から自分の好きなホームページの立ち上げや、簡単な検索程度は自分でこなして、パソコンで遊んでいる。
   

   
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