アサダの樹皮。
アサダの樹皮は灰褐色で浅く縦に裂け、薄片となって下から上に反り返る。この特徴はアサダを識別するのに大いに有効である。
アサダの樹形。
樹高25m程になる落葉高木。独立樹の場合、横枝を伸びやかに拡げる。
個体数はあまり多くはないが、温帯林の伴生種(群落の中で優先種に伴って生育する種)として重要とされる。
材質は緻密で硬く、粘りもあるので橇の材料に使われた。アメリカではアイアン・ウッド(鉄の木)と呼ばれ、中国語でも鉄木だという。
アサダの果穂。
アサダの果穂は5cmほどで、袋状の果苞が集まり、中に堅果を包みこむ。
ビールに使う「ホップ」似ているので、英吾では「ホップ・ホーンビーム(ホップのようなシデの仲間)」と呼ぶ。