井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の樹木ウォッチング・ドロノキ2

2022年04月28日 | 日記

ドロノキの小枝。ヤナギ科ヤマナラシ属。
この写真には見えていないが、ドロノキの小枝には長枝と短枝が混じる。
ドロノキの頂芽はスリムな円錐形で、頂芽を見ることで長卵形のヤマナラシと見分けることが出来る。
ドロノキの雄花序1。
ヤナギ科は全て雌雄異株。ヤナギ類の花序は、始め雄しべ、雌しべを保護する苞に毛が密生していて外側を覆う。その状態の花序を一般に「ネコ」と呼ぶ(英語でもCATKIN)。
ドロノキは開葉に先だって開花する。芽ぶき時の花序は「ネコ」状態となる。
ドロノキの雄花序2。
雄花序は「ネコ」の状態からやがて毛の生えた苞が落ち、朱紅色の葯を見せるようになる。雄花1個につき雄しべは30~40個つき、花序全体はチョコレート色に見える。
コメント
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