ナンバンハコベ。ナデシコ科ナンバンハコベ属。
山地の林縁~林内に生える多年草、茎はつる状でよく分枝し他物に絡みついていき「ツルセンノウ」の別名もある。。ナデシコ科ではつる状になるものは他にない。
ナデシコ科は大きく3グループに分けられ、ナンバンハコベ属はナデシコ亜科。更に萼筒に縫合線がある「センノウ連」に属する。
ナンバンハコベの葉。
葉は卵形で全縁、上面は無毛で柄は2~4mm。対生する。
ナンバンハコベの花。
花は、膨らんだ萼、5個の花弁、雄蕊10本、雌しべ1個からなる。
変わった花の姿から、異国風ということで「南蛮ハコベ」の名がつけられたが、帰化種ではない。
花弁は白色で、途中で急に外側に曲がり、先は深く2裂する。