井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ナンバンハコベ1

2020年07月20日 | 日記

ナンバンハコベ。ナデシコ科ナンバンハコベ属。

山地の林縁~林内に生える多年草、茎はつる状でよく分枝し他物に絡みついていき「ツルセンノウ」の別名もある。。ナデシコ科ではつる状になるものは他にない。

ナデシコ科は大きく3グループに分けられ、ナンバンハコベ属はナデシコ亜科。更に萼筒に縫合線がある「センノウ連」に属する。

ナンバンハコベの葉。

葉は卵形で全縁、上面は無毛で柄は2~4mm。対生する。

ナンバンハコベの花。

花は、膨らんだ萼、5個の花弁、雄蕊10本、雌しべ1個からなる。

変わった花の姿から、異国風ということで「南蛮ハコベ」の名がつけられたが、帰化種ではない。

花弁は白色で、途中で急に外側に曲がり、先は深く2裂する。

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