井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・ツルリンドウ1

2018年10月20日 | 日記


ツルリンドウの越冬葉。リンドウ科ツルリンドウ属。
山地に生えるツル性の多年草。
地下茎から新芽をだし、ロゼット葉で越冬する。冬芽は地表にあって(地下にもぐらない)、休眠型として「地表植物」と呼ばれる。



ツルリンドウの葉。
ツルリンドウの葉は三角状披針形で、先はとがり基部はやや心形。対生につき、3行脈が目立つ。



ツルリンドウの花。
花は普通葉腋に1個つく(対生する葉に1個ずつ)。筒状鐘形で白色、紫色を帯びる。
花冠の上部は5裂、裂片の間に小さな副片がつく。雄しべは5個、雌しべは1個で柱頭は2裂する。花冠を包む萼筒に5条の狭い翼がつく。
全国区の図鑑では「秋の花」に区分するが、北海道ではむしろ「夏の花」である。
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