井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の花・シラネアオイ1

2018年06月11日 | 日記


シラネアオイの芽出し。シラネアオイ科シラネアオイ属。
野草の芽出し、折り畳んだ葉をストレートに伸ばすタイプと首を曲げるような形で伸び出してくるタイプがあり、シラネアオイは後者、雪融け直後に姿を見せる。



シラネアオイの蕾。
芽出し時に既に蕾を用意している。
カタクリやエゾエンゴサクなど春植物と芽出しの時期はあまり変わらないが、シラネアオイは春植物と違って果実づくりをゆっくり時間をかけて行う。



シラネアオイの群落。
日光白根山で発見されたということから「白根あおい」と名付けられた。
今年1月に噴火した草津白根山ではない。)
白根アオイと呼ばれるが、実際には北海道の方が圧倒的に多い。昭和天皇・皇后の両陛下が樽前山山麓の植樹蔡(昭和36年)で来道されたとき、シラネアオイの大群落に大変感動されたという話がある。
コメント
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