喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

京都龍巡り第2弾

2024-03-11 | 龍巡り

会うのは3~4年ぶりの岡山のYちゃんと、
京都で龍巡り。

京都駅から地下鉄烏丸線の今出川で降りて、



まず、相国寺へ。

室町幕府の三代将軍足利義満が創建し、
4度火災に遭って、1605年(慶長10年)、
豊臣秀頼によって再建された、
日本最古の法堂(はっとう)なのだそう。
国の重要文化財になっている。

天井画は狩野光信(狩野永徳の長男)筆の
龍がとぐろを巻いて天に昇る
「蟠龍図」。

本尊に向かって左側の脇で手を叩くと、
ここが一番、響くようだ、
龍が鳴いたように響くので、
「鳴き龍」とも言われる。

また、「八方睨みの龍」とも呼ばれ、
お堂の中をぐるっと歩くと
龍の顔も向きを変えて(実際は変えていないのだけど)、
追ってくる。
本当に不思議だった。




期間限定の御朱印

再び今出川駅に戻って、地下鉄に乗って
北大路下車、バスで大徳寺へ。



狩野探幽の「雲龍図」の天井画。
ここの龍も手を叩くと鳴いたように響き、
「鳴き龍」と言われている。
相国寺よりよく鳴いて聞こえた。

法堂の前の仏殿は1665年(寛文5年)に再建され、
天井には火災を免れた、
狩野元信筆の「天人散華図」の天井画が使われ、
かすれ消えかかってわかりにくいけど、
安置されている
釈迦如来座像を背にのけぞって見ると、
天女が二人向かい合っている姿がよくわかる。
これも不思議だったなぁ。


和楽より拝借

庫裏で御朱印をいただいたのだけど
巨大な釜戸に驚いた。


ルキア爆誕さんのブログから拝借
大徳寺の本坊曝凉に、今年も行ってきた | 死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る (ameblo.jp)

年に1回、曝凉の日と言って、
寺宝の虫干しがあり、
その時に撮られたもの。

残念ながら、2021年以降は修復工事のため中止になったらしい。




この後、大徳寺の塔頭寺院の
初公開の龍源院へ。


「日本一小さい石庭」と言われる
4坪の「東滴壺」

平たい小さい石は「一滴のしずく」を表し、
一滴の雫が川になり、いずれ大海になるという
日頃の小さな行いが、大きなことになるという
禅の教えを表しているのだそう。
屋根のひさしのちょうど隙間に、
石が配置されていて、雨が降るとそこにしずくが
落ちるように設計されているのだそう。



作者は不明。江戸期に描かれた襖絵の「龍と波」の龍。
波は向かい側の襖に描かれている。







初公開の開祖堂は昭和期に建てられ、
天井には井上石邨が描いた龍が。

堂内に赤い毛氈が敷いてあり、
その赤が天井に反映して、
すごい迫力の龍になっている。

北野天満宮近辺で食事をして、
天満宮の梅苑で梅を観て
という予定にしていたけど、
お昼もまわって、お腹もすいたしで
大徳寺の山門前で食事をして、
積もる話に花が咲いた。



スタンプラリーのスタンプも貯まったので、
また、大徳寺に戻って、
境内にある泉仙で“ちょっと一服
”して、
また花を咲かせて、帰った。

これから、益々歳を取って、
動けなくなったら、会えなくなるねと。

そうならないように、
最後まで、動けるようにしておきたいけど・・・・・







コメント
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