Go Hollywood!!映画れびゅう

今まで見てきた映画の覚え書き。(ネタばれ注意!)雑記録。

レビューを書くには微妙な作品等々 <その2>

2010-01-22 06:38:19 | 映画レビュー(その他)
その日のまえに(2008) 大林宣彦監督

原作は重松清さん。ストーリーはとても考えさせられる良いお話なんです。
自分がもう余命長くないことを知っている妻(永作博美)が最後まで家族に笑顔を見せながら生きようとする健気さと、笑顔の裏の彼女のつらさを痛いほど知っていて、なお妻を支える夫(南原清隆)。
泣けるのよ~・・・。永作に!
厳しいことを言えば、永作にしか共感できない・・・。安心してみられる演技をしているのが彼女だけだから。

これは、大林監督のセンスなのかなぁ?
多分今でも少年の頃の気持ちを持ち続けて映画をお撮りになっていらっしゃるのでしょう。
でも時代の流れから少しずつずれてしまっていることを知ってかしらずか、昔のままの大林監督を貫いてしまっているんです。
監督のポリシーなのでしょうか・・・。

本編よりも、おまけでついている過去の大林作品のトレーラーを懐かしさ一杯で見た私。
昔の映画CMって、名前のまえにちょっとしたうたい文句をつけるのがはやってたんですよねー。
“映画界の抒情詩人、大林宣彦監督が送る・・・”みたいな。
「あぁ!こんなんやったなぁ~。角川映画、中学生のときによく見たなぁ。」ってアラフォーの皆様方には感慨深いものがあるのではないかと思うのです。合わせてお楽しみ下さいまし。




ハンニバル・ライジング Hannibal Rising (2000) 

『羊たちの沈黙』、『ハンニバル』に続いて、レクター博士がなぜあのようなカニバリストになっていったのかと言う生い立ちを描く映画です。
映画館で思わず悲鳴を上げてしまった『羊たちの沈黙』、そして最後のシーンの狂気を逸した晩餐会を指と指のあいだから見た『ハンニバル』とは違い、あんまりびくびくしないでみられました。
・・・のは私が何にも恐くないおばさんになったからでしょーか??

ハリウッドの描く“日本”ってのはやっぱり違和感ありますね。
こんだけアメリカにも日本人が沢山いるのだから、もう少し日本人に監修させるわけにはいかないのでしょうか?
この映画は原作があるのでそれを尊重せざるを得なかったのかしらね?

レディー紫(コン・リー)って・・・。伊達政宗の子孫ってゆー設定なんやって。
その割には訳の分からん新興宗教みたいなお祈りしてはったなぁ・・・とか。
日本を意識した調度品が・・・、「いやいや、これ中国やろ?」みたいなのもありますしね。

若きハンニバルを演じるギャスパー・ウリエル君のほほ骨の出っ張りをじーっと見てたら、「ラーメン、つけ麺、僕イケメーン」ってセリフが唐突に頭に浮かんでしまった私です。
あの彼に似てません??あ、私だけですか、すみません。




ヤッターマン (2009)

微妙な作品<その1>に書きましたスキヤキウエスタンジャンゴの三池崇史監督、再登場でございます。
まえにも書きましたが、監督はカットにはかなりこだわりがある方なんやと思います。
確かにシーンシーンはとってもアーティスティックですし。
でも、それを大事にしすぎてなのか、妙な間が空いてしまうんですよね。
ちょっとそれが気になって。

ドロンジョは胸の谷間と股の切れ込みに目を奪われ、もうガン見状態でしたわ!
見るまえは「フカキョンってどうかな・・・?」と思ってましたけど、ありあり!えかったで~。
ビジュアル的にはケンドーコバヤシも槍魔栗さんちゃんもぴったしでしたしね。
そういう部分ではむっちゃ楽しませて頂きました。
本来の主役であるはずのガンちゃん・愛ちゃんより、力はいってましたね、監督!

アニメのドロンジョとトンズラの声優さんもカメオ出演。(あの二人は旧ドラえもんではのび太とジャイアンですよね。)

ビジュアルはとことん楽しめる映画ですよ~。


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