Go Hollywood!!映画れびゅう

今まで見てきた映画の覚え書き。(ネタばれ注意!)雑記録。

邦題:パニックフライト Red Eye (2005)

2008-09-30 23:02:55 | 映画レビュー(ハ行)
Red Eye (2005) パニックフライト
Director : Wes Craver
Writer : Carl Ellsworth
Cast : rachel McAdams, Cillian Murphy

Red Eyeというのは夜間のフライトのことです。
うちのパパも昼は仕事をして夜は移動、というようなスケジュールを立てたときに利用するんだけど、疲れるフライトのようですね。寝不足で目が赤くなる・・・レッドアイ、なのかな?


リサ(レイチェル・マクアダムス)は、離婚した母方の祖母の葬儀から自宅のあるマイアミに戻るためダラスの空港にいた。
彼女は、マイアミにある高級リゾートホテルの接客マネージャー。
翌朝から政府の要人がホテルに滞在する予定があり、彼女のいないレセプションはてんてこ舞い。
リサも深夜のフライトで少しでも早くマイアミに、と思っていたが、あいにく飛行機はディレイ(遅延)。

そんななか同じ飛行機に乗り合わせるという感じのいい男性が彼女に話しかけてきた。
彼の名前はジャクソン(キリアン・マーフィー)。
偶然にもやっと搭乗できた彼女の席の横にはジャックが。
しかし、この笑顔の青年は飛行機が離陸するや否や本性を現した。
彼は要人暗殺を企てるテロリスト。
「リサ、お前の父親の元には殺し屋を送り込んである。言うことを聞かなければ殺す。」と。
彼は要人の宿泊する部屋をかえるように要求。
リサに機内の飛行機からレセプションに電話をしろとせまる。
海からミサイル攻撃をし、要人家族を全て暗殺するのだというのだ。



飛行機のなかでなんとか危機を脱しようと助けを求める道を模索するリサとことごとくそれを阻止するジャクソン。
うーん、心理戦です。
ジャクソン役のキリアン・マーフィーの顔が怖い怖い!キモ怖い。
”悪者顔”しとります。
そしてマイアミに着陸してからは一転アクションシーンが増えます。
勇気あるリサが走る、逃げる、立ち向かう!

やたらと尖ったものが武器になってそれが刺さるシーンがえぐいの。
だから、リサの実家でのシーン、トロフィーやらランプやらが目に入る度、半分目を隠しながら見てました。
ちなみにトロフィーは武器になりませんでした~。良かった・・・。

ヒロインのレイチェル・マクアダムス。
張り出したおでことぽってりしたクチビルがかわゆいです。
トイレで脅されるシーンでは、頭の打ち所が悪くて本当に半時間ほど気絶してしまったらしい。
その次のシーンから、襲うほうのキリアンがビビって演技できなかったとか。
まさに、体当たり演技だったんですなー。




邦題:幸せのレシピ No Reservation (2007)

2008-09-30 08:45:36 | 映画レビュー(サ行)
No Reservation (2007)  幸せのレシピ
Director : Scott Hicks
Writer carol Fuchs, Sandra Nettelbeck
Cast : Catherine Zeta-Jones, Aaron Eckhart, Abigail Breslin

ドイツ映画の焼き直しだそうで。
その元映画の出来がいいという評判なので見比べたくて、ただ今捜索中です。


NYのフレンチレストランのシェフ、ケイト(キャサリン・ゼタジョーンズ)は、独身のやり手シェフ。
戦争のような厨房で、男顔負けのチーフシェフをやってのけている。

ある日、自分を訪ねてくるはずだったシングルマザーの妹とその娘ゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)が交通事故にあったとの知らせが。
病院に駆けつけると、姪のゾーイは軽い怪我ですんだが母親である妹は死亡・・・。
ケイトは身寄りのないゾーイを引き取ることにした。

ゾーイの引っ越しや妹を失った自分自身のカウンセリングのため、数日間休みを取っている間にオーナーが新しいシェフ、ニック(アーロン・エッカート)雇っていたことに憤慨するケイト。
厨房内でオペラのCDをかけ、皆を和ませながら料理するニックに反発心をもつが、当のニックは「君の秘密のレシピを知りたくて。一緒に働けてうれしいよ。」と人懐っこい笑顔を絶やさない。

子育ての経験もなく、その上母親の死という大きな心の傷を持ったゾーイをどう扱っていいか悩んでいたケイトだが、解決の糸口を見つけてくれたのはニックだった。


ケイトの自宅のキッチンがプロ仕様で素敵なんだわ~。
憧れの広いキッチン。そして憧れのアイランド。
ほんでもって憧れの大理石のトップ。
鍋も、ナイフも、料理器具も一流品ばっかり。
ため息ついていつも眺めているカタログのもののオンパレード!
・・・かといって、うちにあれが全部そろっていても宝の持ち腐れか?
いや、いや、有るだけでお料理上手な気分を味わえるでしょ。

強い女に、人懐っこい笑顔の男。
ちょっと憧れのシチュエーションですね。


迷子の迷子の大猫ちゃん。

2008-09-26 02:08:17 | Weblog
長女がミドルスクールに行き始めて一ヶ月が過ぎようとしている。
小学校のときに比べたら一学年の人数も約3倍。
当然、学校も広い。
移動時間は5分もない。
「クラスからクラスへ移動するの、大変でしょ?」と聞いてみたが、始めの数日ですっかりなれたらしい。
子どもって早いね。

さて、学校でのボランティアもぼちぼち始まった。
今日はミドルのほうにコピーのボランティアへ。

・・・また、迷った。

まだ覚えられない、位置関係が。
わたしはいつなれるんだろ、あの学校に??



カレンダーの9月22日のところに”秋の始まりの日”と書いてある。
秋、始まったんだ、月曜から。
今年は5月が以上に寒かったせいなのかどうなのか分からないけど、その代わりを9月で埋めるように暑い。
秋の装い・・・にはまだまだ暑すぎだな。
夏の洋服がしまえない。

そして、秋のアクティビティーはいろいろ目白押し。
こちらの秋のイベントって結構好き。
いつもこの時期にはリンゴ狩りに行ったり、トウモロコシ畑の巨大迷路に行ったり、となりの州まで遠出したりしてるんだけど、
今年は行きそびれてる。
でも暑いしな、なんか秋って感じじゃないし・・・な~んて。






どーもくん、アメリカデビュー。

2008-09-25 09:02:13 | Weblog
先日、Targetという大型スーパーに行った時のことです。
ハロウィーンの飾り付けを見た娘たちが、
「ママ、あれって日本で見たことある!」
指差したところに茶色の四角いマスコットが。
「あ!どーもくんだ!あれってNHKの衛星放送のCMに出てたやつだよ。」

どうやら、どーもくんはこちらのネット上で人気を博し、Targetがハロウィーン用品販売のキャラクターに起用したようなんです。
可愛い動画も見られるのでTargetのサイトに行ってみて下さい。

さて、今年は娘たちは何に変身するのかな?
ワタクシは一足先にハロウィーンカラーの紫のネイルにしてみました。
本番は黒にしてみよっかな?

邦題:奇跡のシンフォニー August Rush (2007)

2008-09-18 12:40:28 | 映画レビュー(カ行)
August Rush (2007) 奇跡のシンフォニー
Director : Kirsten Sheridan
Writer : Nick Castle, James V. Hant
Cast : Freddie Highmore, Keri Russell, Jonathan Rhys Meyers, Robin Williams

才能あるチェリストのライラ(ケリー・ラッセル)。
ライラは友人と出かけたNYのパーティーで、あるバンドの演奏に心を惹かれる。
そのバンドのギターとボーカルのルイス(ジョナサン・リース・マイヤー)も一目でライラに恋してしまった。
二人は恋に落ち、夜空の下で二人は結ばれる・・・。

しかしライラの父の反対も有り、二人はそのまま離ればなれに。
そのときライラはルイスの子どもを宿していた。

生まれた子どもをライラに黙って、施設に養子にだす手続きをするライラの父。
ライラには子どもは死産だったと偽って・・・。

それから10年後、施設で育ったエバン(フレディー・ハイモア)は特殊な能力を持っていた。
何の教育も受けていないのに、目にしたもの聞いたものを全て音楽にすることが出来るエバン。
彼は「僕はきっとパパとママに会える。」と施設を出てゆく。

彼の不思議な能力は彼の行く先々で大きく花開く。
初めて触ったギターで即興の曲を弾くエバン。
それを見たウィザード(ロビン・ウィリアムズ)は彼にストリートミュージシャンをさせようと、自分のギターを与えてみると、
またたくまにギターケースをチップでいっぱいにするエバン。
ウィザードはエバンに”オーガスト・ラッシュ”と言う名前を付けバーなどに売り込みを始めるが、行き違いが起こり、エバンは彼と離ればなれに。

そのとき迷い込んだ教会でゴスペルを歌う少女に“楽譜”の存在を教わる。
目を輝かすエバン。
少女が学校に行っている間に作曲を始め、部屋中を楽譜であふれさせるのだった。
それを見た牧師は「きっと大きな才能が。」と彼をジュリアード音楽学校に連れて行く。

学校でも彼の才能は認められ、グランドパークでの野外コンサートをまかされるエバン。

ちょうどその折、死にひんした父から、真実を告げられたライラはまだ見ぬ自分の子どもを探しにNYへ・・・。



ストーリーも素直で先が読めちゃうんですけど、「あー、きっとフレディーくんに泣かされちゃうんだろうな。」なんて思いながら見るんですけど、やっぱりほろりとさせられる~。
エバンと父親のルイスは公園でニアミスをするんだけど、そのとき何も知らない二人の交わした会話が暗示的。
ジョナサン・ルイス・マイヤー、スコティッシュらしいシャイな感じでとってもキュート。
お姉さん(おばさんじゃなくってよ!)、あんな控えめな感じでキスをせまられたらする前に照れ笑いが止まんなくなって出来ないわ~。いや、こっちが主導権握ってがばっとおおいかぶさってしまうかも・・・???

エバンの野外コンサートは二人が愛を確かめ合ってから10年間立っているはずなんだけど、10年の年の変化が・・・、認められない。実際の10年は大きいでっせ。
髪型だって、体つきだって・・・。(自分のこと??)
それにしても二人ともシングルで良かった~。
二人の人生のタイミングはぴったり合ってたのね。
別れた恋人と再会して、相手がフリーでいる確率はあんまりないと思うんだ~。
それも10年。特に女性は結婚して子どもを産んでる可能性大。
こーゆーことも含めて”奇跡の・・・”なのかもね。

ロビン・ウィリアムズ演じるウィザードはボノをイメージして役作りしたそうですが・・・?
ほんまにボノでっか?
いやーちょっと無理があるよーな。
ロビン・ウィリアムズって時々、「気が違った?」って思っちゃうような目つきをする時があって、個人的には少し怖いんです。コメディーやる人なのにね。

フレディーくん、今度はアメリカ版”アトム”の声をやるそうで。
声変わりしないうちにアトムくんの役、やっつけちゃわないとね!!



邦題:毛皮のエロス Fur (2006)

2008-09-16 11:40:22 | 映画レビュー(カ行)
Fur : An Imaginary Portrait of Diane Arbus (2006)
毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト
Director : Steven Shainberg
Writer : Erin Cressida Wilson
Book : Patricia Bosworth
Cast : Nicole Kidman, Robert Downey Jr., Ty Burrell

この映画はダイアン・アーバスという女流写真家のバイオグラフィーをベースにしたものです。
ダイアン・アーバスは、”フリークス”と呼ばれる巨人症や小人症の人たち、シャム双生児、腕のない女性などを被写体にして作品をとり続けた女性。
彼女はフリークスフェチ。一般には理解しがたいフェティシズムを持っていることから変態扱いをうけたこともあるようですが。


ダイアン(ニコール・キッドマン)は、家族のあいだでは”ディアン”と呼ばれていた。
“ディアン”は裕福な家庭で厳格な両親に育てられ、写真家であるアラン(タイ・バレル)と結婚。
貞淑なディアンは夫の助手として彼を支える妻であり、二人の娘の良き母親でもあった。

しかし、時にディアンとしての生活に閉塞感や束縛感に押しつぶされそうになるダイアン。
そんな時は発作的にバルコニーにでておもむろにドレスを脱ぎ下着姿になるのだ。
誰が見ているかも分からない快感に身を委ねて、彼女は本来の自分を解放し、取り戻しているのかもしれない。

ある日、彼女の上の階に奇妙な男が越して来た。
コートを着て手袋をはめた男の顔は、覆面レスラーがかぶるような目と口だけがくりぬかれた頭巾で隠されている。
彼の名はライオネル(ロバート・ダウニー・ジュニア)。

彼を間近で見たいという好奇心を抑えられなくなったダイアンは、家族に内緒でライオネルの元を訪れる。
「あなたはきっと会いにくると思っていた。」と彼女を迎え入れるライオネル。
彼は多毛症の男だった。
マスクをとった長い毛に覆われた彼の姿を見ても、驚くどころか笑みを浮かべ「わたしの名前はダイアンよ。あなたの写真を撮らせて・・・。」と。

ライオネルはダイアンの話をまるでカウンセラーのように穏やかに聞き出し、彼女の秘めた才能と欲望を開眼させていくのだった・・・。



ライオネルによって自分を解き放ったダイアンは生き生きとしてくるんだけど、それと反比例するように家族は崩壊してゆくのよね。
ダイアンは、自分のこの本当の姿を家族は何の躊躇もなく受け入れてくれると無邪気に思っているような・・・。
アランは、家にまでフリーク仲間を呼び入れるダイアンにもうつきあいきれないと絶望し、思春期の長女も嫌悪感をあらわにする。
難しいわね、家族を持った人が一歩負踏み出そうとすると。
今回の件は、ダイアン・アーバスが写真家としての才能が確実にあったし、彼女の”フェチ”の針がかなり振れきっていたから家族を犠牲にしただけのことはあった・・・と結果論として言えるけど。
中途半端な場合は、自分を殺して家族をとるか、家族を捨てて自分の道に走るか・・・悩むところやなぁ。

のっけから、ヌーディストキャンプへダイアンが撮影依頼に行くシーンが有るんですが、モロだしなんです、皆さん。
なんせ、ヌーディストキャンプですから。
責任者からダイアンは次のようなことを告げられます。
「ここで撮影したければ、あなたも裸になって下さい。」
キャンプ内で、男性はエレクトすれば追放処分だそうです。そして相手を見てもいいが、じろじろ見ることは禁じられています。なんだか、わたしの持っていたヌーディストキャンプのイメージは間違っていたみたい。
神聖で、かえって禁欲的なところなんですね。
もちろんダイアンは、撮影のため皆と同じように裸になってキャンプにとけ込みます。
えーっと、このシーンでの全裸はボディーダブルだそうです。(パパラッチの撮影を防ぐため。)

もちろん、ニコール自身の全裸シーンもベッドシーンも有りです。
ところで、彼女、最近ボトックスの打ちすぎか表情が乏しいと思いません?
ボトックスって、表情筋を緩める作用が有るんですって。
だから、笑顔になっても目が笑ってない・・・なんてことがおこりうるわけ。
女優としては、きれいでなければならないし、演技も出来なあかん。
プラスティックサージェリー(整形外科)の施術も善し悪しですな。

ライオネル役のロバート・ダウニー・ジュニア。
わたしにとっては、彼はチャップリンのイメージ。
チャップリンの映画と言えば、ワタクシ、いたいけな(イケイケな)学生時代でしたかしら?
そのイメージが払拭できないということは、わたしあれ以来彼の映画を見てないのかしら?
後で調べてみましょ。
毛むくじゃらの身体をニコールに剃らせるシーンが有るんだわ。
その時の立ち姿を見て思ったんですが、ロバート、背中の曲線がS字すぎない???
あれじゃ、腰痛になってしまいそうよ。それともおしりが出っ尻すぎるのかしら。

「美女と野獣」か、「狼男アメリカン」か見たいな彼の顔をダイアンが剃ると、それはそれは自然な眉毛があらわれるの。
自然すぎてヘン!普通あんなに上手に眉毛だけ残せへんやろ。
観客って、こーゆー些細なことで現実に引き戻されて感情移入できなくなっちゃうってことを良く覚えておいてね、監督さんっ!

つるつるになった後で(アソコはどう剃ったんか映像には写ってなかったけど)二人は結ばれちゃうのですが、やっぱ毛むくじゃらじゃエッチは出来ひんってことでしょうか。
いやいや、その”剃る”という行為にで二人の気持ちが高揚したのかもね。



Talk To Me (2007) 日本未公開

2008-09-12 03:41:49 | 映画レビュー(アルファベット)
Talk To Me (2007)
Director : Kasi Lemmons
Writer : Michael Genet, Rick Famiyiwa
Cast : Don Cheadle, Chiwetel Ejiofor, Martin Sheen, Taraji P. Herson

実話に基づいたお話です。

ピーティー・グリーン(ドン・チードル)は窃盗罪で捕まって監獄にいたが、そこではちょっとした有名人だった。
彼は監獄内のファンキーなDJ。
とにかく喋る、喋りまくる。
そのぎりぎりの毒舌も交えながらの話術で監獄中の受刑者だけでなく職員をもファンにしてしまい、ちょっとした特別扱いをうけていた。

ある日、巧みな話術で自殺しようとしていた受刑者を見事断念させた見返りに放免されちゃったピーティー。
GFのバネール(Taraji P. Herson)を伴って、AMラジオ局に乗り込み「DJをやらせてくれ。」とドゥエイン(チワテル・イジョフォー)に直談判。
アポなしの訪問、その上、元受刑者のDJなんてとあっさり断るドゥエイン。
しかし、諦めない彼はラジオ局の前で演説を始め、見る見るうちにあたりの歩行者の足を停めちゃって、盛り上がっちゃう。
彼のそのすんごい才能を見せつけられたドゥエインは上司のサンダリング(マーティン・シーン)の許可を得ず、ピーティーを連れて放送室へ。

サンダリングは放送室にカギをかけ立てこもって放送を強行したドゥエインにに激怒するが、ピーティーを支持する電話がじゃんじゃん局にかかって来たことでピーティーを採用せざるをえなくなってしまった。

ピーティーの人気はうなぎ上り。
彼の生まれ持った才能は,歴史を生むことにもなる。
マーティン・ルーサーキングJr.が暗殺された日、ワシントンでは黒人による暴動がおこった。
騒動のさなか、ピーティーは沈痛した面持ちでマイクの前に座り、「兄弟たちよ、家に帰ってキング牧師の冥福を祈ろう。君たちが今やっていることは、彼の望むことではない。」と訴え続けた。
かくして、彼のこの放送で黒人たちの気持ちは一つとなり最悪の事態をおさめることが出来たのだった。

しかし、彼が想像もつかないほど人気はあがり、全米進出を夢とするドゥエインはいやがるピーティーをテレビの世界に引きずり出した。
仲の良かった、二人の気持ちはずれ始める。
そして、お化けのような人気に自分を見失いそうになりながら、アルコールに頼って放送を続けるピーティー。
アルコールは次第に、彼の身体を蝕みはじめていった・・・。



いい映画だった~。
チワテルちゃんが目当てで借りて来たんだけど、「ドン・チードルは、ごっついええ役者や。」ということを思いっきり実感できました。
もう、圧倒される演技やで~。
暴動をなだめる彼の演説なんて、ちょっとしびれるくらいよかったわ。

ピーティーのGFのアフロな頭のバネールちゃん。(ソウルトレインの世界そのもの!!)
ヒップでファンキーでキッチュ!(映画終わった後に仕草がうつりそうになったわ。)
見てもらったら分かるけど、こんな女の子がいつも自分の味方やったら怖いもんなしやなーって思える。
いつも側にいて彼を支えてるんだけど、日本人の”支える女”とはちょっと違うんだよね。
耐えてない。自分を犠牲にしてもない。うん。自分にはいつも正直に生きてる。
そして、気持ちの切り替えがとっても上手で、前向き。ええ女やで、まったく。
アタシでも欲しいわ、こんな彼女。

”つらい酒”を飲むと身体も壊すし、何よりアル中になってしまうって知ってる?
中毒って、心が冒されてるうちはまだ正常に戻せるけど、身体が中毒になってしまった場合、ほぼ元に戻ることは出来ないの。
わたしも経験有りだけど、社会人時代につらいお酒を一人で(この一人も良くないねん)飲んでてさ。
ある日「今日は飲めへん。」と言う日があったんやけど、そしたらもう無性につらくなって落ち着かない気分になってしまってん。「どうやってこのしんどい気分をおさめて寝たらいいんやろう、今日は。」って。
そしてそのとき「あ!ダメだ。わたし、こんなこと続けてたらほんまもんのアル中になってしまう。」って。
はい、そこから自力で戻りましたよ、こっちの世界に。あっちに行ってしまわんでよかった。
まだ、身体が冒されてなかったんやと思う。
だいたい物の本によると、ケミカルだって、気分の落ち込んでるときにやるとひどい妄想をみてしまうと言うし。
明るい人はパラダイスをみて、後ろ向きな人の場合、化けもんに追いかけられるような幻想をみるらしいよ。

ピーティーの身体が壊れてしまったんも、つらい酒のせいちゃうかなって、思った。
こういう世界の人って(例えば芸人さんとか、トップスターとか)端で見てるより、繊細で臆病でアガり性やったりするもんです。
毒舌で有名なたかじんも緊張のあまり倒れて救急車で運ばれたこともあるくらいやし。
ピーティーも例外ではない。
彼は自分のコントロール不能なほど大きくなった自分の人気に押しつぶされてしまったんだろうか・・・。


歳の話

2008-09-11 09:16:47 | Weblog
テニス仲間の先輩から時々、ドラマのDVDをお借りしている。
今回は織田裕二と大竹しのぶの『冗談じゃない』。
「見終わったら感想を語り合いましょー。」と。
元彼女の娘と結婚した主人公の物語です。昔の彼女が彼の姑になっちゃったってお話。

これをお借りした時の更衣室での話題は、年下の旦那様でした。
ある方のご親戚の年下の旦那様は、「妻にふさわしい夫であるために日々努力をしている。」とおっしゃって、奥様を心から愛してらしたとのこと。
あるご主人は奥様のお肌の管理をご主人自らして差し上げるとか。いつまでも若々しくいてもらうために。
若い旦那様はこうやって尽くしてくれるんでしょうかねぇ?
うらやましい限りです。

でもでも、あまり年が離れすぎていると会話に困らないかしら、と。
昔話なんかタブーかもしれませんね。
6-7年くらい違うと、薬師丸ひろ子が機関銃もってセーラー服着て「か・い・か・ん・・・!」なんて言ってたのを知らない世代でしょーからね。薬師丸ひろ子は誰かのお母さん役でしかみたことないでしょ。
「いなかっぺ大将の主題歌と言えば、天童よしみ!!」なんて会話も出来ないなんて・・・、寂しすぎるかも??


さて、ドラマ『冗談じゃない』ですが、4話までみました。
びっくりしたのは、元カノの大竹しのぶさんがえらいがさつな女性を演じてらっしゃる。
『男女7人』の時の役の女性がそのまま大人の女になった感じで、なんて演出されているのかしらと思っちゃいました。
うーん、うーん、こんな状況怖い!
新婚家庭に元カノの姑が泊りに来ちゃうなんて。
ラブラブなムードもシューンって縮こまっちゃういそうで。
今は過去を嫁にひた隠してるけど、きっとバレるんだろーな。
泥沼になるけど、きっとハッピーエンドになるんだろーな。
さ、今日も後で続きをみましょ。

年下と言えば、何ヶ月か前にわたしと一回りは違うかと思われる男の子(?)に突然呼び止められて「お友達になっていただけるでしょうか?」と言われたことが。
「そんなバカな、なんかの罰ゲームでもさせられてんのやろか、この子は?」と思って「いやいや、どうだろう??あはははは。それでは。」とかなんとか言って車を発進させ、その場をさったのですが・・・。
ま、だいたい、一見、人を威嚇してそう(?)にみられがちな怖そうなわたしに声をかけたその子ってば、えらい度胸あるなと思ったんだけど。(恐いもの見たさ???)
その度胸を賞して“お友達”になるのもやぶさかではないのですが、「いいわよ。」なんていった後に、「からかっただけやのに何思い上がっとんねん、このおばさん!」なんていわれても悲しいやんか。
それこそ、そんな若い子とじゃ「ど根性ガエルのヒロシが通ってた寿司屋の板前さんの名前なんだったっけ?」ってな話題も出来そうにないし・・・。(友達とそんな会話をするのもどうかと思いますけど・・・???えーっとちなみに答えは梅さん。)

そういえば、ジャニーズ好きの奥様たちとお話ししているときに「わたしは年下より年上がいいなぁ。」なんて言ったら、「その年で年上なんていったら、ナーシングホームにでも探しにいかな見つからへんでー。」と言われてしまいました。
そう、・・・ロマンスグレーの程よく枯れたおじさまは、そういうところで探すべきかもしれませんね。


邦題:わたしがクマにキレた理由(わけ) The Nanny Diaries(2007)

2008-09-09 12:04:05 | 映画レビュー(ワ行)
The Nanny Diaries (2007)  わたしがクマにキレた理由(わけ)
Director & Writer : Shari springer Berman, Robert Pulcini
Cast : Scarlett Johansson, Nicholas Art, Laura Linney, Paul Giamatti, Chris Evans

大学を卒業したはいいけど、これと言った目的が見つからないままのアニー(スカーレット・ヨハンセン)。
会社の面接で「自分自身について語って。」と言われ、言葉に詰まって何の一言も発することができなかった。
そこではたと気がついたアニー、「アタシってば、一体何で、何がやりたくて、何をやれるのかしら?」

そんな彼女がひょんなことからあるリッチな家族の一人息子グレイヤー(ニコラス・アート)の住み込みナニーになることに。
軽い気持ちで引き受けたものの、それがとんでもなく過酷なおシゴトだったのです。



ナニーにはいろんなグレードがあるらしくって、軽いほうから説明すると、週に何度かお家にお伺いして何時間かベビーシッターするもの。
通いで学校の送り迎え、夕方までのシッターに食事の世話。
住み込みで、ほとんど子どもの世話が一日出来ない両親に変わって、親の役割をほぼ受けもつ。
中には家政婦の役目までしなくちゃならないナニーさんも。

アニーは、その一番難易度の高いグレードのナニーをやらされるはめにおちいったわけです。
グレイヤーはとんでもない悪たれぼうずだし、母親のミセスX(ローラ・リニー)は自分は子育てをなんにもしないで外を飛び回ってるだけなのに、やれ食べ物はオーガニックだの、フランス語の勉強をさせろだの英才教育をナニーに押し付けてる。
見るからに、グレイヤーの素行が悪いのは両親の愛情が足りないせいだって感じが見え見え。

さてさて、邦題の”クマにキレる”ですが、その名の通りキレちゃうわけです、アニーは。
なんでクマなのか、どのへんでキレちゃうのか、それは見てのお楽しみ。

後ろからのパンティー姿も披露したパッツンパッツンの健康的な肢体のスカーレット。
今回もええ感じです。
ご堪能ください。(?)

The Mistress of Spice (2005)  日本未公開

2008-09-09 11:31:22 | 映画レビュー(アルファベット)
The Mistress of Spice (2005)
Director : Paul Mayeda Berges
Writer : Gurinder Chadha, Paul Mayeda Berges
Cast : Aishwarya Rai, Dylan McDermott

このインドの女優さん、アイシュワリヤ・ラーイが、うつくすぃー!
なんだか、少女漫画から抜け出したような瞳とクチビルなわけ!
映画の内容よりも、彼女の瞳を見続けていたような気がする。

ティロ(アイシュワリヤ・ラーイ)は少女の頃から不思議な力を持っていた。
人に降り掛かる災難を予知したり、失せものがどこにあるか言い当てたり・・・。
こういう能力を持つ人にありがちな、始めはもてはやされるが次第に気持ち悪がられ憎まれる・・・という少女時代を送るのね。
その力が災いして両親を惨殺されたティロ。
行き場を失った彼女を引き取ったのはある老婆。
その老婆は、不思議な能力を持った少女たちを集め、その力を高めて世に送り出す巫女だった。
人と必要以上に関係を深めてはいけないときつく戒められ、自分の一生を悩める人々のために捧げる契約を天と交わしたティロは老婆の占いにより、サンフランシスコへ送り出された。

街の一角に小さなスパイスの店を開き、悩める客のためにスパイスを調合するティロ。
彼女は老婆の言いつけ通り孤独を守りひっそり生きていたのだが、彼女の一生を大きく変えてしまう男性ダグ(ディラン・マクダーモット)が現れる・・・。


大筋は、いわゆる男を取るか仕事を取るかってことなんだけど。(ひねりがないでしょ?)
その筋に絡み合うスパイスのくだりが面白いの。
ティロはスパイスがあたかも生きているもののように話しかけ、「力を貸して。」と身を委ねている。
彼女が自分の意志で調合しているのではなくて、スパイスの意志に従って彼女は動かされている・・・といった感じ。

"その名にちなんで"にもあったけど、悪いもの(病気や災害)から身を守ってくれるのはどうやら唐辛子らしい。
唐辛子をネックレスのようにつないだものを首にかけたりして厄払いをしてたのね。
私も作ってキッチンにかけとこうかしら???

もっと詳しく、スパイスの効能を知りたくなる映画です。

映画”ショコラ”でもチョコレートにスパイスを仕込んでたしねぇ。
そうそう、昨日おいしいトリュフを食べたのね。
私って外見に似合わずガラスの心を持ってるわけ。
よく傷つくのよ、それが。
そんでもってローだった気分がそのチョコレートでちょっと癒されたんだよね。
私、絶対信じるわ、カカオのパワーを。
お酒もケミカルもいらない。
おいしいチョコレートがあれば。






新学年

2008-09-03 09:51:27 | Weblog
やっと学校が始まりました!
長女は7時30分に出発。
入学式があえるわけでないので、玄関先で記念写真後お見送り~。
8時45分に次女と歩いて学校へ。
新しい先生の顔を一目見とかないとね。

子どもがいない間にいろいろ仕事を片付けよう・・・思ったんですが、洗濯を2回まわして畳んで、ちょっと掃除機をかけたら午前中が終わってしまった。
今日は半日で子どもがかえって来ちゃう。


2週間前にリビングの壁掛け時計が電池切れで止まってしまった。
皆が頼りにしているこの時計、止まったその日から「いつも見るくせになってるから困っちゃうなぁ。」と。
早く新しいバッテリーを手に入れようと思ったんだけど、うす型時計用の特殊電池でこの辺では売ってない。
直径2.5センチぐらいの平べったい時計用電池が2個(パナソニック製)、ネットで探してやっと購入。
電池を替えながら旦那が「これって電池交換するの初めてじゃない?」と、驚いたように。
そうだ。これは結婚祝いに妹がくれたもの。
ちゅうことは、15年持ったってこと?この電池!
すごいね~、さすがパナソニック!


私の車では“シリウス”というサテライトラジオが聞けるようになっている。
子どもを乗せている時はもっぱらディズニーチャンネルで若者向けのポップスやロックなんかを聞かされているんだけれども、一人の時はジャズやボサノバを聴いてリラックスタイム。
ジャズってアメリカのものやん?当たりまえだけど。
ここではもちろん違和感なく地元アメリカでアメリカ産のジャズを聴いているわけだけど、実はジャズって以外にも和にもマッチすると思うんだ~。
京都なんて、とってもジャズが合っちゃうんじゃないかって。
確かに祇園あたりの和テイストな薄暗いワインバーで聴いたジャズはかなりいい感じだったし。
夏の夕暮れたたみの部屋であんどんの明かりをともして聞くジャズもええでー。
そんな事を思いながら運転しているわけですが、友人の旦那様(アメリカ人)に「こんな曲を聴いてる。」なんて話していると、「ボクが生まれるよりも前の曲だよ。古い!両親の世代が青春してた頃に聞いてた・・・。」なんていわれました。
ジャズとはアメリカではどんな位置づけなんでしょうね?
日本で言うとどんなジャンルの感じ?
演歌?演歌はカントリーかなぁ?