Go Hollywood!!映画れびゅう

今まで見てきた映画の覚え書き。(ネタばれ注意!)雑記録。

邦題:キックアス Kick Ass (2010)

2011-10-05 19:46:46 | 映画レビュー(カ行)
Kick Ass (2010) キックアス
Director : Matthew Vaughn
Screenplay : Matthew Vaughn, Jane Goldman
Cast : Aaron Johnson, Christopher Mintz-Plasse, Nicolas Cage, Chloe Grace Moretz

どっちかといえば全然イケテない部類の高校生デイブ(アーロン・ジョンソン)はいつも考えていることがあった。
「スーパーヒーローに憧れるヤツは沢山いるけど、なぜ誰もスーパーヒーローになろうとしないんだろう?」と。
オレがそのスーパーヒーローになってやろうと、一念発起してネットでスーパーヒーローっぽいコスチュームをゲット!

ただ、デイブは腕に覚えがあるわけでも人より身体能力が優れているわけでもない。

さて、まるでずぶの素人のスーパーヒーローが治安を守りに町にでるとどうなるか・・・???
はい、答えは~~~~、町のギャングにぼこぼこにされた上に通りかかった車にひかれて病院へGOである。
もうあっさりと!

体中骨折したデイブは骨という骨に金属を入れて固定されちゃう。それからどうやら痛みを感じる神経を痛めちゃったのか、痛みに鈍感になっちゃうというおまけ付き。
その上、病院に運ばれる前にキックアスのことがばれないようにとコスチュームを脱いで全裸になってしまったためにゲイだと言う噂まで流されちゃって、サイアクの事態に。

ま、それでもいいことはあるもんで、彼をゲイだと信じるキュートな同級生ケイティーに「お友達にならない?」と言われ急接近!
とは言っても彼女はデイブをゲイ友としか思ってないんだけどね。

その後もコリもせずヒーロー活動を続け、町で暴漢3人に襲われる男を運良く(?)助けることができちゃう。
その一部始終を携帯で撮影していた若者に名前を尋ねられ”キックアス”と名乗るデイブ。
この動画がYoutubeにアップされてキックアスは一躍有名人に。


ある日ケイティから「麻薬の売人につきまとわれて困っている。」と相談され、「キックアスに連絡してみたら?」とアドバイス。
キックアスに変身したデイブはそいつのいるアパートへ乗り込むが、1対6人。
いくらなんでも勝ち目はゼロ。
絶体絶命のピンチのとき、ピーローコスチュームに身を包んだ少女(クロエ・グレース・モレッツ)が颯爽と現れ次々とヤツらを殺してゆく。
彼女の名前はヒットガール。自分と違ってまさにホンモノ!
それもそのはず、父親のビッグダディー(ニコラス・ケイジ)に人間兵器として訓練されたんだもんねぇ~。
怖いもの知らずのヒットガールはもんのすごい戦闘能力を持っている。

数年前、悪の親玉ダミーコに陥れられ、妻をも亡くしたビッグダディーは、娘のヒットガールとともにダミーコ率いる組織をぶっつぶすことだけを目標に生きている、いわば復讐の鬼。
ところが、部下が何人も惨殺されたのをキックアスの仕業と思い込んだダミーコは、手下を使ってキックアスを殺そうとするのだが・・・。





これがまた、R指定の映画なんっすよー。
ハンパない戦闘シーン。頭ぶっ飛ぶ、血がほとばしる、足がちぎれる~~~みたいな。
同名のコミックを映画化したもの、監督がどの配給会社に持ち込んでもRでは18歳位未満の観客動員を見込めないため、戦闘シーンのカットを申し入れられてしまう。
が、監督は頑としてその要求をのめず断念。
ついには自主映画として製作。
この問題のシーン。
映像が、よくある色付きアメコミのような色彩で描かれているので、血がどばーっとほとばしっても周りの色彩にまぎれておどろおどろしい感がほとんどない。
アニメをみているみたいなのだ。


高度なアクションを存分に見せてくれるヒットガール。
今、どの監督も一度は使ってみたいと熱望する旬の女優クロエ・グレース・モレッツ。
かっこいいのだ。とにかくかっこいい!
「アクションシーンの90%は自分でやったし、バタフライナイフだって両手で扱えるのに監督が危ないから片手だけにしろと言ったわ。」とのたまうクロエちゃん。
いやぁ、感服致しました。
マスクからのぞくたれ目とか、ちょっとまくれ上がったぽってりクチビルとか、何とも言えずセクシー。
その上演技もできちゃうもんだからさぁ・・・。はぁ・・・❤
ちょっと中毒になりそうな魅力に目が離せなくなっちゃう。
この子はヤバいぜ~~~。


主役のキックアス演じるアーロン・ジョンソン。
眼鏡外して髪の毛を整えると、全然ギーク(イケテないヤツ)じゃないのよ。
いやいや、なかなかのセクシーボーイ。
彼のインフォメーション読んでたら、なんと、23歳年上の奥さん(フィアンセか?)が・・・。
ええええ???に・・・にじゅうさんさいっ?!
ってことは、私もアーロンの射程距離内だわ❤
その上二人には去年お子ちゃまが誕生。
こんなに若くして・・・。(絶句)
ものすごく精神年齢高いのかしら?それとも年上に保護されたいタイプ?
もっと知りたいわ~~~~~。


ということでキックアス。
アメコミ原作のB級映画とお思いのあなた、このアクションシーンみたらもうB級とは言わせませんぜ。
是非是非ご覧を!!!

卒業式

2011-07-27 09:39:01 | Weblog
なんとまぁ、長々とと放置してしまいました。
夏休み。子どもが家にいて、時々このPCも占拠され、ゆっくり文章を書く時間もない、今日この頃でございます。
でも夏あったことをちょっとずつ書き留めておかなければ~~~~~。
・・・と言うことで6月から振り返ってみませう。





さて6月7日。
長女の中学の卒業式でした。
スクールカラーのモスグリーンのガウン(学校からのレンタル)を着て、高校の大体育館を借り切っての式。
家族のみならず、おじいちゃんおばあちゃんたちまで孫の晴れ姿を見に来るため、両脇のブリーチャー(段のようになった席)はビッチリ満員です。
ちなみに中学はガウンだけ、帽子はありません。
で、ガウンの下は男の子は白シャツにタイ&スラックス、女の子の多くはショートドレス。

うちの長女はと言うと、「え?スカート?ドレス?絶対に履かないよー。」ということで、ノースリーブで長めのチュニックのようなトップに、黒の7分丈スパッツで。
ちゃんとしたショートドレスを着ている子たちに比べるとやっぱりフォーマル感に欠けるので、私の真珠のネックレスに指輪をはめさせて少しでもましに見えるようにさせたつもりだけど、やっぱり地味だったかなぁ。
ま、何てったって本人が言うこと聞かないんだからしょうがないかー。


卒業式には日本のように在校生は出席しません。
出席する在校生は、生演奏する一番レベルの高い吹奏楽団のメンバーだけ。(中学にはレベル別に3つの吹奏楽団と1つのジャズ楽団がある。)
送辞も答辞もなし。
卒業生の中から5人ほど、中学の思い出や今後の抱負を語るスピーチを披露する生徒が選出されている。
この選出は、卒業生以外のPTA数人によって行われると言うもの。(うちの子は見事落選でした~。)
スピーチは、歌やダンスを含むものでもOKなので見ている方も結構楽しい。


そして配られた卒業者名簿の横には、なんと恐ろしいことに好成績者やレベルの高いクラスをとっている生徒には印がついているのである~~~!!!
全校生徒とその親にそれを見られちゃうという・・・。
3年間通じてGPA(日本で言う偏差値みたいなものかな?)が4.0以上の子どもが今年は例年になく多かったと校長先生がおっしゃってました。
4.0なんてそうそう取れるもんじゃないのにそれを一度も落とすことなくとり続けたなんて、まぁなんていい子ちゃんたちなんでしょ!
この学年ってレベルが高かったのねぇ。



さて、卒業式が終わると子どもたちは別室でガウンを返しロビーに集まって来る。
そんなの知らなかったから、ガウン姿の写真がちょっぴりしか撮れなかったのである。
次女の時には気をつけましょー。


ロビーでは、卒業を喜びあったり、高校が別々になっちゃうのでお別れを惜しんだりする子どもたちでごった返している。
ここで、娘の学校での顔を垣間みることができちゃったりするわけだけど、私が思ってるよりずーっとおしゃべりで表情豊かで、「ふーんこんなふうに友達と一緒にいるんだなぁ。」と感慨深い。
で、自分の娘が以外に姉御肌だってことを発見したりして。
いつまでも、シャイで引っ込み思案な小さな頃のイメージで娘を見ていた私にとっては、ちょっと驚き。
男の子なんかとガッツリ肩くんで(勿論うちの子の方が)写真に納まっってたりして、私のお友達には「Hollywoddちゃんとこのお嬢さんは、男の子に甘えると言うタイプじゃなくて男の子かわいがっちゃうタイプね。」なんて言われ、「そうかもねー。」と納得~~~。





この式に先駆けて、前の週の金曜日の夜には卒業パーティーなるものが学校で催されたのですが・・・。
力の入ってる女の子は、授業が終わるとビューティーサロンへ行って頭から足の先までキレイキレイしてもらって参加するのだー。
一応、マニキュアペディキュアはしたけれど・・・。モチロン、おめかしは拒否。
ま、つめ塗っただけでも良しとしなきゃ。
高校のプロムはカップルで行くものらしいけど、中学は同性どうしで行っちゃってOKなのだ。
彼女は、いつもの友達と仲良くお出かけしてゆきました。


深夜まで遊んで帰ってきた娘に「で、ダンスは踊ったの?」ときくと「Sort of. (まぁね。)」だって。
私「え?男の子と?」
娘「うん。」
私「え~~~、誰?イケメン?イケメン?」
娘「Nick、うーん、かわいい子。」
どうもダンスしようぜと誘ったのは娘らしい。
後日、やはりガッツリ(娘が)肩を組んでいる写真がFacebookにアップされ、男女が逆じゃない??と思ってしまった母でした。


季節が夏というのもあるのかもしれないけど、私の中学の卒業式の切ない感じとは違って、楽しそうな「青春エンジョイしてるやん!」みたいな娘が、羨ましかったりするのでございました。

邦題:キッズ・アー・オールライト The Kids Are All Right (2010)

2011-05-19 10:04:18 | 映画レビュー(カ行)
The Kids Are All Right (2010) キッズ・アー・オールライト
Director : Lisa Cholodenko
Writer : Lisa Cholodenko, Stuart Blumberg
Cast: Julianne Moore, Annette Bening, Mark Raffalo, Mia Wasikowska, Josh Hatcherson


レズビアンのカップル、ニック(アネット・ベニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)。
二人は結婚し、精子バンクから同じ精子を得て二人の子どもを持った。

高校を卒業して、夏が終われば大学に進学が決まっているジョニ(ミア・ワシコウスカ)を産んだのはニック。
思春期まっただ中の弟レーザー(ジョシュ・ハッチャーソン)を産んだのはジュールス。

ジュールスは、家で子どもたちの面倒を見て家事をする、いわば母の役割。
そのために自分が仕事をすることは何となく諦めていた。
ニックは病院で働き、いわば父親の役割。
ジュールスに比べて堅物で、子どもたちにも躾にうるさい父親のような態度で接している。
しかし、両親がレズであることをのぞけば、幸せな普通と変わらない中流家庭の風景である。



レーザーは、友達の家でしょうもないことで取っ組み合いの喧嘩になったりする父子の様子を見て、自分のバイオロジカルな父親はいったいどんな人なのかと気になっている。
18歳になれば精子バンクに父親のことを問い合わせることが出来るのだ。
レーザーはジョニを説得して、母親たちに内緒で提供者を探すことにした。


彼らの父親の名はポール(マーク・ラファロ)。
ポールは独身で、おしゃれな無農薬レストランを経営。
ソフトな雰囲気からか周りの女性の受けもいい。
実際若いガールフレンドと気楽な拘束し合わない恋愛を楽しんでいた。

別に自分の父親なんて気にもしていなかったジョニだったが、一目でポールの持つ雰囲気に好感を持つ。
一方、父親を知りたがっていたはずのレーザーは複雑な気持ちに。



子どもたちが自分たちに隠れてポールに会っていたことを知って動揺するニックとジュールス。
なんだか自分たちの築きあげてきた家族の形態が壊されるような気がして・・・。
これ以上、二人が隠れてポールと接触を持たせないようにと、彼を夕食に誘う。
社交的なポールはすぐに家族にとけ込んでいったが、ニックだけは自分のテリトリーを侵されるような気がしていよいよかたくなになっていく・・・。



ポールが現れたことで、少しずつ家族の何かが変化してゆき、小さな亀裂が・・・。






トレーラーを見て、これはなかなか面白い題材だなと。
未知の世界なので、映画を見ながらいろいろ考えさせられることがあったなぁ。

監督はレズビアン。
だからここに書かれているレズビアンカップルは、限りなくノンフィクションに近いんだろうということを前提に思ったことなんだけど・・・。
ホモセクシュアルカップルにいわゆる男役と女役という役割があるということは何となく知っていましたが、日常生活の役割もやはり男役・女役に分かれているんだというのは興味深い。

そして家庭を守っているいわゆる母親の役割をしている方が「自分は子育てのためにしたい仕事をあきらめた。」だの「(家事・子育てに関しては誰もほめてくれないから)ほめられたいのよ、認めてもらいたいのよ!」と不満をぶつけるところなど、主婦の愚痴や悩みと通じるところがあるのねって。
で、男役の方はと言うと「疲れてるんなら休めと言われても、自分が仕事しなかったら家族はどうやって生活するんだよ。」と、まさにお父さんのセリフ。
女同士だから、分かり合っててある意味革新的なのかと思えばそうでもない。


もう一つ面白かったのが、レーザーと悪友が母親たちの部屋でエッチビデオを見つけるところ。
悪友は「絶対レズものだぜー。見よう、見よう。」とデッキに入れるとTVに映し出されたのはホモビデオ。
で、レーザーは訊くわけ!
「なんでお母さんたちはホモのビデオを見るの?」と。
答えが面白い。
いわゆるレズものは、レズを演じているストレートの女性たちがコトをおこなっているものばかりで、お母さんたちはそれではファンタジーを抱けないんだと。
ホモものはガチでホモの男性同士で演じられてるから、リアルでいいんだそうです。
なるほど!!!


それから、レーザーがいつも悪ガキとつるんでいることやニックたちのホモビデオを二人で見ていたことを知った母二人は、”心配”するのである。
「レーザーはホモセクシャル?」とか「もう二人は出来ちゃったのかしら?」なんて。
やっぱり心配するんだね。
同性愛カップルとして、差別や偏見も受けてきただろうし、そういう経験からも心配するのかな?

ニックが口うるさいのはそういうとこにもあるのかなとも思ったりする。
「だから、同性愛カップルは・・・。」なんて言わせないようにしつけも厳しく、普通よりいい子に育てようと。
そういう気概が見えるような気がしますね。





さて私のお気に入り、マーク・ラファロ。
このストーリーの中ではちょっとした邪魔者のポールを演じてますが、実はたった6日間だけの撮影だったようです。
6日にしちゃ濃密なベッドシーン満載でしたね。
「毎日、裸だったんじゃない?」みたいな!!
マークのおシリをた~んと拝ませて頂きました、ハイ。


お姉ちゃんが好感を持ったのに反してレーザーがいまいちの反応だったのはなぜか?
おしゃれで気楽な独身貴族のマークが、自分の思う父親像や悪友のお父さんとあまりにかけ離れてて、えらくキザに見えちゃったんじゃないかってのが、私の考え。
家庭を持ってないと、子どもを持ってないと、あれだけスマートにオサレに生きられるのかしら?
40過ぎても。
と、これがジュールスと同じく所帯染みたミドルエイジのワタクシのつぶやきでした・・・。


(ここから下は、ネタバレ注意!!!)









ポールにとっては、突然現れた自分の子どもがいい子に育ってて、彼らの家庭がとても素敵に見えた。
自分は努力も手助けもしてないのにポンと素敵なものが現れて、その輪に入りたくなった気持ちは分からなくもないけど、そんな良いとこ取りは許されないわよね。
おまけにジュールスとエッチしたりなんかして。
だめだめじゃ~~ん!
子育てなんてねー、いろんな苦労があるのよ。
精子提供したくらいで父親面されても困るわよね~。


ポールとジュールスのこのイケナイ関係も興味深いところ。
ジュールスは女役だから、男性とも出来ちゃうんだね。
ポールの服をはぎ取って、久しぶり~!みたいな感じで驚喜する彼女に、「おー、そういうもんなんや~。」と思いつつ見てましてん。
10数年前に彼の精子で身ごもりはしたけど、その人と初めて実際にベッドを共にして、それがいわゆる浮気になるというこの複雑さ!!!
ニックにしてみりゃ、浮気された上に「もうストレートに戻っちゃったの?」と絶望感にうちひしがれ・・・。

いやはや、いろいろ勉強になった作品でした。











邦題:恋とニュースの作り方 Morning Glory (2010)

2011-05-14 09:33:26 | 映画レビュー(カ行)
Morning Glory (2010) 恋とニュースの作り方
Director : Roger Michell
Writer : Aline Brosh McKenna
Cast : Rachel McAdams, Harrison Ford, Diane Keaton, Patrick Wilson, Jeff Goldblum


ローカル局の朝の情報番組をクビになったベッキー(レイチェル・マクアダムス)。
生活のためにも落ち込んでもいられず、就活に奔走。
やっとゲットした仕事はNYのテレビ局でプロデューサーポストだけど、またまた朝の番組。
ところがその番組『デイブレイク』は、低視聴率で打ち切り寸前だった。

持ち前の前向きなパワー全開で、上層部に打ち切りを撤回させてやろうと張り切るベッキー。


まずは就任当日にナルシストで実力ゼロの男性キャスターをすっぱりクビ。
潔さにスタッフ内でのベッキーのカブは急上昇~!

そしてその後がまに、伝説のアンカーマン、マイク・ポメロイ(ハリソン・フォード)を自ら彼のもとに出向いてスカウト。
ところがこのマーク、お固いニュースしか読もうとしないというかなりの堅物。
ベッキーの思惑をよそにパートナーのキャスターのコーリーン(ダイアン・キートン)とまったくそリが合わず、子どもの喧嘩のようにエンドロールのラストコールを争う始末。


しかし、ベッキーは、視聴率低迷の窮地を救うためにはどんな手を使っても「視聴者の目を奪ったもん勝ち!」と、キャスターたちにとんでもないカゲキなレポートを要求するけど・・・。





ハリソン・フォードやダイアン・キートンみたいな重鎮もたまにゃこんな軽いラブコメにでて息抜きしちゃうんだなぁ・・・的な映画ですよねー。
でも、レイチェル・マクアダムスは相変わらずかわいいので許しちゃうんですけど。
それに、身体を張ってカゲキレポートするお天気おじさんにも多いに笑わせててもらったしね。


ベッキーって、頭の中身ははっきり言って男なのよね。
一応恋の相手としてイケメンのテレビマン(パトリック・ウィルソン)が出てきて、二人はうまくいくんだけど、とっても衝動的でHもスポーツ感覚。
恋愛・・・と言うより、仕事のストレスを発散するかのようだし、終わった後もあっさり仕事に戻っちゃってる。
ワークホリックだよね~~~。
そんな女につきあってくれる、パトリック・ウィルソンみたいな奇特な男はいるんだろーか?
バリキャリの白馬に乗った王子様ってところかな?
発散したいときは受け入れてくれて、さっさと仕事に戻りたくなったら快く送り出してくれるなんてねぇ~~。
都合のいいオトコ???


脚本家は、あの“プラダをきた悪魔”を書いた人なんですけど、「別人ちゃうっ?!」ってくらい、質が違いますぜ。

なんでこんなに共感できないのか考えてみたんだけど・・・。
多分ベッキーが、出来すぎるんだなぁ。
出来杉くんなの。
前向きで、仕事もできて、いいオトコと恋におちて・・・順風満帆。
「キィ~~~!うらやましい、そんな女いないわよッ!」ってな具合で共感できないわけよ。
どっかでちょっとつまずいたり、もっともっと落ち込んだりすればもう少し感情移入できたかもねん。
ところが、共感は出来なくても主人公に対してひがんだ気持ちにならなかったってのは、レイチェル・マクアダムスの持つ魅力がたったってとこでしょーかね。


軽ーい気持ちで楽しめるラブコメではありますよ~ん。



一転、夏日に、・・・と思ってたのに。

2011-05-12 20:59:08 | Weblog
今年はなかなか暖かくならないなぁ・・・と思っていたら、一転して80°F後半の毎日が。
で、サンダーストームにもみまわれ、湿気の高い蒸し暑い夏日の毎日を過ごしています。
急に暑くなったもんだから、「まだクーラーつけるなんて、なんだか罪悪感。」と思ってたけど・・・。
ううう~~~~!!耐えられんっ!
つけちゃいました。
窓を開けりゃ蒸し暑いのでやむなく。



長女が5年生のときから学校の吹奏楽バンドでまったりやっていたトランペット。
「別にうまくならなくてもいいの。楽しくやれたら。」というもんで本当にのんびりやってたんだけれども、その彼女が「高校でも続けてやる。」と宣言した。
でもって、説明会に行くと、その雰囲気がものすごい真剣な感じ!
ディレクターの先生が「メンバーの9割はプライベートレッスンを受けてます。個人レッスンを強くお勧めします。」と言われたもんですから、慌てて個人レッスンを申し込んだ。

初めてのレッスン。
おじさん先生かなぁと思ってたら、思ったよりも若い先生。
レッスン後に、娘にどんなふうにためになったか聞きたくて「どうだった?」と彼女に訊くと・・・。
「うーん、・・・すんごい胸毛だった。」って。
いやぁ、ママもシャツから見えた腕毛がなかなか男らすぃーとは思ってたけど。
・・・いやいや。ママの聞きたいのはそーゆーことじゃなくてねぇ~。

********



ここまで書いてほったらかしてたら、急にまた寒くなりました。
なんやねん!!!
金曜日に数時間で15°Fも下がって、思わずしまった上着を掴んで外出。


今日は次女のダンスの発表会。
着て行く服をそれなりに考えていたのに、こんなに寒かったら・・・ブーツ出そかな?
終わった後、ブリュワリーで打ち上げ(家族で)をしようと思ってるのに、ビール飲むにゃ寒いなぁ・・・。
・・・とあれこれ考えている土曜の朝です。




全部終了~~~!ダンスのリサイタル。
バレエもタップもうまくなった、なった。
特にタップ。テクニックの高度さに舌をまきましたぜ。
講師、Mr.マークの技量とセンスの良さが光ってるなぁ。

本番で音響、ライトなど裏方仕事の不具合が発生。
根っからの裏方気質な長女が「サイアクじゃん~~。」と批判しておりました。
それにしても、かなりひどい音響ミスにも負けず踊りあげたダンサーたち、がんばったねー!!




リサイタル後、冷たい雨が降り風も強い中、予定通りブリュワリーへ。
ビール飲む気分じゃねーよとかいいながら、飲んだけどねっ。
”リサイタル頑張ったねぇー”と“今週は私のお誕生日がありましたよ~”ってことで乾杯~~~!!

********




そうなんっすよ、先週はお誕生日がありました。
ええ、ワタクシのっ!
国内外のお友達からおめでとうメールをもらい、うれしくしておりました。
ありがとうございま~す。

いつもこの時期には駐車場南側のシャクヤクが満開のはずなんだけどね、まだです。
もう一週間は肌寒い日が続きそうです。
お庭の花も、まだ植えられないなぁ。








Easy A (2010) 日本未公開

2011-04-28 19:41:05 | 映画レビュー(アルファベット)
Easy A ( 2010)
Director : Will Gluck
Writer : Bert V. Royal
Cast : Emma Stone, Penn Badgley, Amanda Bynes, Dan Byrd, Thomas Haden Church, Lisa Kudrow, Patricia Clarkson, Stanley Tucci, Alyson Michalka


オリーブ(エマ・ストーン)は、親友リアノン(アリソン・ミショーカ)からファミリーキャンプへ一緒に行こうよと誘われるんだけど、どーにか彼女を傷つけないように断りたい。
というのも、リアノンの家族は筋金入りのヒッピーで食べ物もスタイルも意味不明。
前回の悪夢のよーな(?)キャンプが脳裏によみがえったオリーブは、断りの口実に「週末は大学生の彼氏ととデート。」と嘘をついちゃたりなんかして。

週明けになってリアに「で、彼氏とのデートは?Hした?」としつこく聞かれ、つい嘘のロストバージンストーリーをでっちあげて話してしまった。
運悪いことに、おしゃべりの敬虔な(ちょっと"度の過ぎる”)クリスチャンであるマリアンヌ(アマンダ・バインズ)にそれを聞かれ・・・。
あっという間に学校中に尾ひれ背びれのついた噂が流れ、皆に興味津々の目で見られるオリーブ。

ある日、同級生のブランドン(ダン・バード)に「ゲイだって皆にいじめられるのがいやだから、恋人のフリしてくれない?」と頼まれ、ハウスパーティーでわざと皆に聞こえるように大きな声でHしてる演技を。

これもまた噂が噂を呼び、オリーブには”尻の軽いふしだら女”のレッテルを貼られちゃう。

わざわざ疑惑を解くのも面倒になったオリーブは開き直って、ちょうど英文学の授業で習っていたゴシックロマン小説の”緋文字”のヒロインと同じように胸に赤の”A”を縫い付けた娼婦さながらの服を着て学校に通うことに。

ブランドンからコトの真相を聞いた、ちょっとイケテない男の子(ギーク)たちがお礼をするから僕ともHしたたフリをしてほしいと次々にオリーブのもとにやって来る。
冗談じゃないと一度は断った彼女、つい情にほだされてその役をかってでることに。
お礼はギフトカードやポイントカード。

そのうちどんどんオリーブの悪評が広がり、誰も彼女に近づかない。
いつも通りに接してくれるのは、幼なじみのトッド(ペン・バッジリー)だけ。
しかし、ついにはヤリすぎで性病をまき散らす悪女の噂までたっちゃった!!!


友達を傷つけまいと口にした嘘が嘘を呼び、ギークたちをほっとけなくて人助けしちゃったためにまた嘘を重ね・・・。
オリーブの嘘はジェンガのごとく積み上がって「いったい私、どうしたらいいの~~~~?!」





80年代に大ヒットしたジョン・ヒューズ監督のいくつかの青春映画をベースに、お人好しな女子高生を主人公にした映画。
当時の映画はどちらかと言うと男の子目線の映画、これはかなり女の子目線で描かれてますね。


そしてオリーブが赤い"A”の文字を胸元に縫い付けるエピソードの元ネタが、ホーソンの”緋文字”。
その昔、未婚の女性の姦通(いわゆる婚外交渉)がまだ重罰だったニューイングランドのピューリタン社会で、好きな男の子どもを身ごもった女性が相手の名前を明かすことを拒み、貫通の罪を一人で背負うことを決意。そんでもって、胸に姦通を意味する”A”の緋文字をつけて生きてゆく・・・っちゅう話です。
最近(と言っても15年くらい前)映画化されたのは、デミー・ムーア主演のヤツかな。


主人公の女子高生を演じるのはエマ・ストーン。
多分日本ではまだまだ知名度は低いんじゃないかと思うんだけど、実はわたくし好みの女の子。
いわゆるかわいい系じゃなくて、さばさば気っぷの言い、懐の深~い女の子役をよく演じてる。
で、イケテない、いわゆるギークな男の子たちにその懐の深さでに受け入れる役が多いんだよね。
代表的なのが最後に思わずエマにほろりとさせられておバカ映画を見てることを一瞬忘れさせられてしまった”スーパーバッド”。(相手役はちょっとぽっちゃり系のジョナ・ヒル)
あれで一気にファンになっちゃいました。



オリーブの両親を演じるのはパトリシア・クラークソンとスタンレー・トゥッティ。
物わかりのよすぎるお父さんと(いつも芝居がかってるとこが超ウケる)、「あたしがあなたくらいのときはそりゃ沢山の人とやりまくったのよね~。ほとんどは男の子だけど。」と自分の恋愛経験をセキララに告白しすぎるお母さん。ところでパトリシアってコメディエンヌだったかしら?ちがうわよね。
しかし、母親の恋の武勇伝・・・あんまり聞きたくないわね。
このふたりがいい味出してます。
実はこの家族、名前みんな食べ物なの。父ちゃんディルで、母ちゃんローズマリー。(ハーブね。)オリーブの弟はチップ。

国語の先生には“サイドウェイ”のトーマス・ヘイデン・チャーチ。その奥さんでスクールカウンセラーを演じるのは“フレンズ”のリサ・クドロー。
親友役のアリソンはディズニーチャンネルのアイドル出身。
いい子ちゃんぶって、実はオリーブを陥れる噂を流しまくるいや~~~~な女の子には、一昔前にティーンアイドルとして一世を風靡したアマンダ・バインズ。”ヘアスプレイ”に出てましたね。

こう見てもかなり充実した脇役陣。でも日本では彼らはマイナーかなぁ~~~。
どう?
もしかしたら、劇場公開はスルーしてDVDだけの公開になっちゃうかもね。
若い頃、80年代のちょっとシニカルな恋愛ものにハマったことがあるならぜひぜひ○○○TAYAとかで借りてみてみて下さいまし。



いい子ぶりっこの善人の顔して、実は腹黒~~~いマリアンヌ。
あーゆオンナがザマーミロ的な結末を迎えるのって、「あぁ~気持ちいいわ!!!」と思うワタシも相当腹黒い。ほほほ。
でも実社会ではそういう子は痛い目みないパターンが多いんだよね。
世渡り上手の罰当たりってか。あ~、面白くねー。



ワタシがつい好意的にオリーブに肩入れしちゃうのは、自分の昔を思い出して「こんなことあるある~~。」と思っちゃったから。
情け心を出してギークたちを助けちゃったあげくドツボにハマってしまっちゃうとことか、最後には「え~~いっ!お前らがそう思うなら勝手に思ってやがれ。」と開き直っちゃうとことかも。

その昔情け心を出してまんまとドツボにハマったことが何度もあるよなぁ。
あげくに今で言うストーカーまがいの災難に巻き込まれたこともあるし。
外見で誤解されて陰口言われても「勝手に思ってろ。」って、相手のご想像通りにわざと振る舞ってやったりしたこともある。
自虐的?やけっぱち?行くとこまで行ってしまえって感じ。(オリーブのセリフにある”Not with a fizzle,but with a bang."ってか。)
いやいや、面倒なのよね。
いちいちワタシは毒のない女ですよ~~~って振る舞うのが。
皆に好かれたいとも思ってないしええねんって思ってる方がラク。
・・・の割にガラスの心だったり、面倒な女ね、考えてみりゃワタシって。

でもね、この映画にもメッセージとして入ってるんだけどさ、ちゃんとフィルターを通さずに見てくれる人はちゃんといるものよ。
沢山はいないけど何人かは、ちゃーんとね。
ありがたいことです。



サイアクのシチュエーションも、エマ・ストーンが嫌みなくコケティッシュな表情で演じてくれるこの映画を見て元気が出ること間違いなし。
では、今時のアメリカの高校生活をちょこっと垣間みてみませんか?







邦題:アンチクライスト Antichrist ( 2009)

2011-04-22 20:40:04 | 映画レビュー(ア行)
Antichrist (2009)  アンチクライスト
Director/Writer : Lars Von Trier
Cast : William Defoe, Charlotte Gainsbourg


セックスの最中に我が子が窓から転落死した。
妻(シャーロット・ゲンズブール)は罪の意識からひどく精神を病み、セラピストの夫(ウイレム・デフォー)はその妻を自ら助けようと決意する。

妻は「なぜだか分からないが森が恐い。」という。
夫は森にある山小屋で生活し、森への恐怖心を克服すれば妻を取り戻せるのではないかと山小屋へ。

夫が尽力すればするほど妻の精神は悪くなり、悲しみが暴力的な衝動に移り変わってゆく。

愛し合う二人の姿が、恐ろしい地獄の様相に様変わりしてゆく様子を描く・・・。






この映画。
最初に言っておきますが、心が弱ってるときや、生半可な気持ちで見るのは絶対に絶対ににおすすめしません。
嫌悪感をもたらすだけか、悪くしたらもーっともーっと気持ちが落ち込むだけですからね~~~。
私にも、かなりきつかった~~~!!!!!

理解できない痛みと暴力と精神の悪化。

それと闘いながら見るんですよ。

だいたい監督のトリアが鬱病を患って施設に入り、退院して2週間ほどしかたってない頃に作った映画ですからね~。
精神を病んだ人がリハビリ目的で作った精神を病んだ女を主人公にした映画、みたいになってますねん。


解説によると、聖書のコリント人への手紙をモチーフにし、映画はGrief(悲しみ)、Pain(痛み)、 Desapair(絶望)をテーマに描かれてると言う。
悲しみはええんやけど、痛みがもんのすごい痛すぎて、最後の絶望から見てる私達も這い上がって来られへん。
おかげで、理解不能な映画になってしまってる。



昔見たコメディーで”MR.ビーン カンヌで大迷惑”の中で、ウィレム・デフォーがカンヌで上映した映画が自己満足の全く面白くない映画で観客は詰まらなさそうにしてて、ご本人のウィレム・デフォーだけが悦に入ってるっちゅーシーンがありましたねー。
で、途中で乱入したMr.ビーンの自分撮りビデオの方がウケたっちゅうオチ。
この映画もカンヌではあまりに鬱々し過ぎてて大ブーイングだったと言う報道がありましたけど、思わずあのシーンが頭に浮かんでプッと噴いちゃいました。



重ね重ね言いますが、重ーい映画ですよ。
セックスシーンがあるとか妻の自慰シーンがあるとか言う解説を見て”えろ”を求めてみたりなんかすると、大きなしっぺ返しに会いますからね。
ご注意を。



レビューリスト(1)

2011-04-22 17:27:51 | 映画レビュー(その他)
すみませんが、読みたい映画は左帯の検索で探して下さい~!

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(て)Dearフレンズ(3-30-07更新)
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(な)ナイトミュージアム(4-5-07更新)
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   Wedding Date(5-26-07更新)
   ZODIAC(3-11-08更新)
   2012 (11-25-09更新)

ハナミズキ (2010)

2011-04-21 08:15:33 | 映画レビュー(ハ行)
ハナミズキ (2010)
監督:土井裕泰
脚本:吉田紀子
キャスト:新垣結衣、生田斗真、向井理、蓮佛美佐子、松重豊、薬師丸ひろ子


北海道の海辺の町。
将来の夢をかなえるために大学進学を目指す紗枝(新垣結衣)は推薦入試に向かう途中、電車の事故で試験会場に間に合わないかもしれず焦っていた。
そこに居合わせた水産高校に通う漁師の息子康平(生田斗真)が、知り合いの車を借りて試験会場に送ると提案。
ところがまだ仮免中だった康平は運転ミスで事故を起こしてしまう。
結局紗枝は試験を受けそびれ落ち込むが、真剣に謝る康平に好意を抱く。

これがきっかけでつきあうことに。
一般入試を目指し受験勉強する紗枝とそれを一生懸命サポートする康平だったが、彼女の大学受験がうまくいけば二人の先にあるのは離ればなれの遠距離恋愛。
複雑に揺れる康平の恋心。

春になり、晴れて東京の大学に合格した紗枝は東京に旅立ち、やはり二人の間には微妙なずれが生じてゆく。

すれ違いはどんどん深まり、カメラマンの先輩(向井理)のつてを頼ってNYで仕事に就く紗枝と、急逝した父の借金を抱えて働かなければならない康平に別れが訪れる・・・。




久々に若い恋愛ものを見たわ~~~~。
ハナミズキの歌が素敵だったのと、小説を読んだ友達が「泣きました。」って言ってたのと、生田斗真のことを常々”かわいい~~~~”と思ってたので、つい手が出てしまいました。


だけどさ~~~~、おばさんはダメよね。
浸れないの~~~。
だって先が読めちゃうもの。
遠距離はぜーっったいに難しいとか、あんまり違った生活をする者同士が結ばれるためには、どちらかが自分の今の何かを捨てて片方も元へ行かなければ無理よ~~~なんて思いながら見ちゃうしね。


ばらしていい???
ネタばらしよ、読みたくない人はもうここでやめといて。







私の持論としては、一度歯車の違った二人は二度と歯車が噛み合うことはないと思ってるんだよね。
断言してもいいくらいだなぁ。

この映画では紆余曲折の末二人はまた出会えるんだけど、ワタシ的には「ありえね~~~~!」って感じなんです。
うまく行き過ぎなの。
片方が離婚すりゃ、片方も彼氏との別れがあって、すっきり元サヤに戻れるシチュエーションがタイミング良く訪れるなんて・・・・ないっつーの。

だいたいね、一度別れると、例えば片方がその後の恋に破れて元カレ(カノ)がどうしてるかなと思って消息を辿っても、片方は幸せにしてたり、結婚してたりするもんよ。
で、無理やり奪おうなんてしちゃ、それこそ泥沼劇場の開幕よっ!!!
そうなっちゃ、素敵なラブストーリーにならないわね。おほほ~~。


ごめんね、おばさんがうだうだクダまいたりなんかしちゃってね。




ところで、この映画が公開の頃、交付のためにバラエティーによく出演してたのは生田斗真ではなくて向井理だったような記憶があるんだけど。
この映画って男性メインは、向井理だったのかなぁ?

最後にもう一つ毒吐きますが、ユルシテ。
特番2時間ドラマでもよかったよ・・・、これだったら・・・・。


あ!そうそう。
薬師丸ひろ子って、うまく年をおとりになりましたね。
今回もかわいく素敵なお母さん役でした。

学校のことあれこれ

2011-04-14 09:24:40 | Weblog
ワタシなんてさ、中学、高校の頃って「学校行くのやだなぁ~。」なんてどうにかサボることばっかり考えてたもんだけど。
うちの子たちはなんて楽しそうに学校に通ってるんだろ・・・って印象デス。
極めつけは、長い休みに入っても始めは喜んでるけど、そのうち「学校、早く始まんないかなぁ~?」って言い始める。
私にはなかったな、そーゆーの。


長女は中学卒業、そして高校入学に向け何かと行事が目白押し。
成績別にクラスが分かれるからそのテストがいくつかあったり、授業の説明会や、課外活動の説明会・・・。
日本にうまれ、日本で教育を受けて来た親の私には戸惑うことばかり。

先週は彼女が高校に入ったら参加する吹奏楽バンドの説明会に。(これも授業の一環)
レベル別に3つのバンド、2つのジャズバンド、マーチングバンドなどがあって、メンバーは発表会に加え、スポーツ部の試合の応援にと忙しいスケジュールがびっしり。
親にとって”ガーン!!!”なのは・・・、また新しいトランペットをかわなくてはいけないこと~~~~!
今使ってるのはビギナー用だから先生の薦めるプロフェッショナル用を買わなきゃいけないんだってさー。
新品は3000ドルを越す・・・・。ぎゃ~~~~!!!
中古を探します・・・。中古!!!
あ~、安くていいのが見つかりますように!!!!


アート系の長女は、中学の卒業制作で校内に壁にアートを描いてたり、春のミュージカル公演の裏方に走り回ったりといくつも掛け持ちして、なにかと忙しくしてる。
たのしそうで、いいことです。
今週はフランス語の授業の遠足で、美術館とフレンチランチに行くそーな。
ええなぁ~~~。


次女のほうは、もうすぐ発表会のあるバレエとタップ、学校の課外活動のコーラスにと忙しい様子。
バレエはリーダーに選ばれたとかで、家でも気がつけばくるくると踊っているし、タップは彼女の一番大好きなダンスなのでもうひとつ気合いが違う!
もっと家で練習したいから、音が鳴らせるようにホームセンターで板を買ってだとさ。(靴はいて練習しないと、どうも調子が出ないらしい。)
私も大学時代にすこーしやっていたけれど、私のビギナータップはもう娘の足下にも及ばない!!!あたりまえですが・・・。
高度なテクニックをバリバリ駆使してパタパタカタカタ踊ってる。
すごいよ~~~、かっこいい!
楽しみにしてるよ、発表会。



学校行事で何かと忙しい中、なんと旦那がナイショでMacBook Airを買ってやがった!
週末、友達と飲んでいい気になった旦那が隠してたのを出して来た。
それにかぶせるように友人から「ちょっと開けてみせてよ。ぼくもそれが欲しかったからどうしてもみたい。」と言われ、調子に乗ってホイホイ開けて電源入れたぞ、やつは!

どうやら長女とは、「勉強頑張ったら、今パパが使ってるMacBookあげるから、パパは新しいの買っちゃう。」と密約が出来てたらしい。

新製品が出ると片っ端から欲しくなっちゃう旦那。
「そんなの勝手に買って~!許しちゃっていいの?怒った方がいいよ。」と友人家族には言われたのですが。
まぁ、私がゴルフ未亡人になるほど毎週末ゴルフに行くわけでもないし、私や子どもに「オレの金だ。お前らは使うな!」なんて言うわけでもない。
毎日日付が変わる時間まで仕事して帰ってくるんだし、週末も仕事に行かなきゃ行けないことも多い。
これくらいいいんじゃないか、ささやかな(値段的にはささやかじゃないか?)彼の楽しみだしな、と思ってるんです、私としては。


長女は、MacBookをゲットするために彼女なりに頑張ってる。
私は彼女をあんまりほめてやらないダメな母親なんだけど、あの子はガリ勉くんじゃないがそれなりに成績はいい。
クラス分けテストもかなり出来が良かったらしくて、さらにその上のクラスにいけるかのテストを受けてそれも受かった。
なのに、私達夫婦はうまくほめてやれないの。
旦那は「また今度頑張ったら、これをあげるよ。」なんて。
今までいい成績を取り続けてる事実はなかったかのようについ言っちゃって、かわいそうなもんだ~~~。
どんだけハードルあげるんだよ、わたしたち、って感じです。
ごめんよ~。


ところが、子どもの頃の私に対して同じように接して来た母が、孫のことになるとそれはそれは上手にほめるのだ。
孫と娘じゃ違うのね。
テストでいい点とっても「よかったわね、次も頑張りなさい。」って言ってたのにさ。(同じことを私が娘にしてるんだけどね。)
だから、最近は「日本のおばあちゃんに電話して報告してごらん。」って言っちゃうことにしてる。
・・・いやいや他力本願ではなく、私ももっと上手にほめられるようにならねば・・・。