Go Hollywood!!映画れびゅう

今まで見てきた映画の覚え書き。(ネタばれ注意!)雑記録。

匂いフェチ。

2008-01-26 03:39:00 | Weblog
今日は匂いの話を。

フェチってほどじゃないんですけど。
私は何でも匂いを嗅ぐ癖があって、旦那によーく指摘される。
レストランに入っても机の上の瓶を嗅いでは,「あー、バージンオリーブオイルだー。」とか、子供の首筋や耳のうらあたりの匂いを嗅ぐのは大好きだ!
自分の汗を拭ったらつい鼻もとへ持っていってしまうし・・・。あはは、これは確認してるのかも?

日本では敬遠されがちなのであまり香水はつけていなかったんですけど,こちらでは香水をつけるのは一般的だし,やっぱりあたしたちって醤油くさい魚くさい匂いを発しているかもと思ってつけてます。
私の日頃つけているのは、プリンセスだのロリータだの名前がアヤシいんですけどそーゆーやつです。
ムスク系がどうしてもダメなので、はいってないのを。

昨日のレビューの中で香水の匂いでみんなが発情しちゃうシーンがあると書いたんですが,実際は・・・どうだろ?
あり得ないよねー。
みんなが同じ匂いでそういう気分になり得るとは思えないしね。
例えば,男くさい匂い(まさにムスク系の匂い)や汗で蒸れたようなで匂いでそういう気分になる人もいれば,きつい匂いは嫌だと感じる人がいるとかね。
だから,本当にあんなパフュームが存在するとすればそれは一体どんな匂いなんでしょね?
一度かいでみたい、万人が陶酔する匂いを!
そうそう,いつぞや近所の湖をジョギングしていたとき,前方から若い男の子が上半身裸で走ってきました。
すれ違い様にそれはそれは香しいいいニホヒが・・・・。
体臭とコロンの混ざった匂いだと思うんだけど,絶妙なミクスチュアやったんかねぇ。
思わず私の鼻がその匂いを追いかけて,過ぎ去った彼のほうに振り向いてしまったくらい。
顔は覚えてへんねんけど,匂いは覚えてるー。
それはそれは「えも言われぬ」いいにおいでしたー。(もう一度かぎたい~!)

女の子はいいにおいがすると幻想をお持ちの貴君へ!
そうでもないんですねー。
高校時代、文系だった私のクラスは女子のほうが圧倒的に多かった。
そうすると教室に入った瞬間にうわっと女くさーい(そんな甘いいいにおいちゃうよ。)匂いがします。
理系クラスは男くさくてむっとしてたけど,女子クラスも違う匂いが充満してたよー。

昔仲良くしていたお友達はシャネルやディオールの愛用者で,お家はいつも高級パフュームのいいにおいでいっぱい。
でもそのいいにおいの底にうっすら獣のような匂い(ムスクですね。)がしてたので,「おかしいなぁ?他の部屋からにおうのか。それともこの部屋に前から染み付いていた匂いなのかなぁ?」と不思議に思ってたわけ。
しばらくして彼女と子供たちだけ先に帰国になって、ご主人だけが生活する部屋に頂き物をとりに伺ったら・・・。
ドアを開けた途端に今までうっすらと感じていたあの匂いがうわっと押し寄せて来てびっくり。
「あー、あの匂いはご主人のものだったのかー。」ってね、妙に納得しました。

反対にうちの旦那はあまり匂いのしない人だったけど,さすがに寄る年波には勝てず最近はじわじわと加齢臭が・・・。
もちろん私も髪の毛なんかすぐににおうような気がするし,きっと一緒ですけど。
ある日,旦那の枕をにおった娘が「パパはおむつの匂いがする~。」と無邪気に言いました。
旦那は,もう「ガーン!!!!」ですよ。
娘に嫌われぬようにコロンをシュッシュ、身体をごしごし。
努力しております。

そしてニンニク。
家族の中で一人だけニンニク料理を食べたものがいる日にゃ,もうつまはじきです。
食べるときはみんなで,これが鉄則ですねー。
さて、今日のお昼、キムチ食べようかなどうしようかなぁ?


邦題:パフューム Perfume: The story of a Murderer(2006)

2008-01-25 04:06:46 | 映画レビュー(ハ行)
Perfume:The Story of a Murderer(2006) パフューム―ある人殺しの物語
Director : Tom Tykwer
Novel : Patrick Suskind
Screenplay : Andrew Birkin, Bernd Eichinger
Cast : Ben Whishaw, Dustin Hoffman, Alan Rickman, Rachel Hurd-Wood

なかなかの筋金入りのフェティッシュのお話しでございます。

「パリは汚くてくさい街なのよ。」って行った事がある方が良くおっしゃるんですけど、この物語の主役、ジャン・パティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショウ)は、下町の魚売り場のくさく汚い生ゴミの中で産まれるんです。
母親は魚をさばく台の下でこの子を産み落とし、ゴミの中へ放り投げた。
あわよくばゴミにまぎれて死んでくれたらいいと・・・。
ところがグルヌイユはゴミの中で大きな産声を上げ、この世で生きる道を自らたぐり寄せる。

目の開かないうちから、言葉を発する事が出来ないうちから、においを感じる人並みはずれた能力を持って産まれたグルヌイユは自分を取り巻く周りのにおいをむさぼるようにかぎまくるのだった。

青年になった彼は街で美しく甘い匂いを発する赤毛の女性を見つけ、その匂いを思う存分感じたいと腕の中にとらえるが誤って彼女を窒息死させてしまう。
死んだ事を悲しむでもなく,おののくでもなく、彼のした事は彼女の芳香を肺一杯に吸い込む事・・・。
しかし,死後時間がたつにつれて香りは消えてしまう。

その後、調香師バルディーニ(ダスティン・ホフマン)の弟子になり,美しく甘い匂いを永遠にプリザーブする方法を追い求めるグルヌイユ。
しかし彼の求める匂いをパフュ―ムにして小瓶に封じ込めるためにとった彼の行動とは、人として許されざる恐ろしいものだった。


グルヌイユはその存在を望まれない人間としてこの世に生を受ける。
飛び抜けた才能も人を引きつけるような正の才能ではなく,ひたすら他人に「変なやつ。」と嫌悪感を与えるようなものだし。
愛に触れる事なく育った彼は人との関わり方も知らない。もう,全く人間らしくないんだよね。
彼にとって,他人とは匂いを発する単なる物体であるというだけ。
そして彼を手放した人は一人残らず死んでゆく。・・・というか彼にとって用済みになった人が死んでいくのかな?
何の情の絡みも愛もない。
題名からも推測できると思うけど,グルヌイユはパフュームを作るために次々と女性を手にかけることになるんだよね。
だけど彼には生まれつき全く体臭がない為に,気配を消して女性たちに近づく事が出来る。
こんないかにも”化け物”である彼に対してなぜか哀しさを感じてしまうのよね。

スクリーンから匂いが脳に伝わってくるような映像でした。
私には,赤毛の女の香しい匂いも草や木の匂いも確かに感じ取れた気がした。
勿論、グロいシーンもあるんだけど,基本的にどのシーンもとても美しい!!
ハイディフィニションで見られてよかった!
殺された女性たちが全裸で横たえられるシーンもまるで絵画のようにきれい。
だから、やっている事は残虐なんだけど,グルヌイユの所作に嫌悪感を忘れて自然に引き込まれてしまって・・・。

ついに出来たパフュームは,世の中の全ての人を彼の足下にひれ伏す事が出来るほどの芳香をはなつ代物。
そしてその匂いは人々に甘美と愛欲の歓びをもたらす。
グルヌイユの処刑場に集まった人々はほんの数滴の香りに刺激され,老いも若きも富める者も貧しい者も衣服を取り去り互いを激しく求め合う。
そんな中でたった一人,グルヌイユだけが自分を愛するものも自分が愛するものもいなく,壇上にたたずむ・・・。
700人以上のエキストラを募って行われてこのシーンは,えらい事になっちゃってるよ~。
こんな大人数のセックスシーンをかつて見た事がありませんわ、ワタクシ。

最後にグルヌイユが求めたものは?
この万能の神にもなりえるパフュームを手にどこに向かったのか・・・?
あなたの目で確かめて下さい。












Dragon:The Bruce Lee Story(1993)

2008-01-23 00:24:50 | 映画レビュー(アルファベット)
Dragon:The Bruce Lee Story(1993)
Director : Rob Cohen
Writer : Linda Lee Cadwell, Robert Clouse
Cast : Jason Scott Lee, Lauren Holly

ブルース・リーと言えば、私より5歳くらい上の男の子たちがガッツリはまったヒーローなんではないでしょうか。
私は女の子ですから、日曜洋画劇場なんかで「燃えよドラゴン」なんかあっても見なかったけど、男の子たちかヌンチャクもって「アチョー!!」なんてやってたのは記憶にあるなぁ。

先日、まさにはまっていた世代の友人旦那たちと話していたら、当時怪我をしないように“ソフトヌンチャク”なるものがあったそーで。持ち手が綿のはいった柔らかいものらしい。あと持ち手がプラスチックのものとかね。

だけど、街の不良たちや暴走族の子たちは本物のを持っていて振り回してけんかをしてたらしくて。
「ようあんなことしてたよねぇ。あんなの当たったら、まさしく死んでしまうよ。怪我がなかったやつは運がよかっただけで。」と。

この映画はブルースリーの奥さんが書いたものを元に作られたもの。
もしかしたらコアなファンの方には突っ込みたくなる事がたくさんある映画かもしれないのですが、ブルース・リー初心者の私の感想を。

彼がそれはそれはすごいカリスマ性を持ったスターだという事は良く知っています。
そして、格闘シーンは本人によるものでストイックに自分を鍛え上げている事も。
だから私は、ブルース・リーって神様か仙人のような人だと思ってたのね。

ところが、死ぬまで母性本能をくすぐるようなやんちゃな男の子じゃありませんか!(この映画を見る限りではね。)
とにかく若い頃から腕にものをいわせた乱暴者。
ダンスが上手で女の子にもモテる。
香港であんまり乱暴がすぎるので、おとーちゃんが彼をアメリカに行かせる事に。(ブルースはアメリカ生まれ。)

白人からは差別され、中国人からは「中国人以外の人種に格闘技を教えるな。」と反発されるブルース。
そこで自分の生み出した”ジクンドー”という格闘技を後の奥さんになるリンダとともにアメリカで広めてゆく。

成功したのはやっぱり、彼には人を引きつけるオーラとカリスマ性を持っていたからなんでしょーね。
だけど、よほどの広い心と大きな愛がなきゃ、この人と添い遂げられないよねー。
そういう意味では奥さん、尊敬しますわ。

ブルースを演じるジェイソン・スコット・リー。
この子がまた、母性本応をくすぐるタイプで。
むっきむきに鍛えてるんだけど、なんかほっとけないやんちゃ坊主って感じでね。
彼は格闘技はした事がなくてダンスをやっていたそうなのですが、ダンスの才能で見事にジクンドーの型を身につけちゃってました。
初心者なのであれですけど、私には十分ブルース・リーに瓜二つに見えました!

ブルースリーについていろいろ知る事が出来て、なかなか面白かったよ、この映画、

イルカコンサート

2008-01-22 12:31:19 | Weblog
毎年1月にも催されるシカゴ日本商工会議所の新年会。
今年のゲストはイルカでした。

イルカさん(うちの子供たちがそう呼んでいた。)は土曜日の補習校を訪問して、子供たちと歌を歌ったり写真を撮ったりして下さったそうです。
「ギターがすっごいうまかったよ。」って。(そりゃフォークシンガーのプロですからね。)
下の子が「小さい子たちは本当のドルフィンが来ると思っていたんだよ。」だって。
学校でイルカショー・・・。それはちょいむずかしいでしょー。

でもイルカを知っている年代って私たちから上だもんねぇ。
小さな子のお母さんたちは知らない人もいるかも?
私は小学校の5、6年のとき、勉強をしながらラジオの深夜番組をきいてたのね。
確かイルカは毎日放送のヤンタンの火曜日担当だったわね。
あの頃は谷村新司や中島みゆき、鶴光、さんまなんかの深夜ラジオを聞きながら勉強して、翌日友達とラジオの内容についておしゃべりするのが楽しかった小学生でした。

とにかく、懐かしいイルカのコンサート。
・・・でもあたし知っている曲が「なごり雪」だけ?
いやいや、他にも知っている曲がありました。よかったー。
やっぱり歌手の方はコンサートで場数を踏んでいらっしゃる分、おしゃべりもお上手でなかなか楽しかったですよ~。



マイナス20度!!

2008-01-20 13:12:06 | Weblog
寒い、寒い!
寒いなんてもんじゃございません。
外に出て息をすれば即座に鼻の穴の入り口がカピカピに凍ってしまいます。
鼻の中の水蒸気が凍っちゃうのです。

ガレージにおいてある5ガロンの水も全部凍結してます。
去年みたいに氷になって体積が増えちゃってビンが破裂する事がないように一応ブランケットを巻いてあるのですが・・・。

そんな中でもジョギングしてる人がいた!死ぬ気か、君は?!!
もちろん完全防備してたけど、顔もデストロイヤーみたいなマスクをかぶってはいたけど。
今日みたいな日も走らなあかんのか、君は!!と問いたい!!
おまけにゴルフしていた人も!!
旦那が「そんなんウソや!」と言ったけど、私は3人のおじさんがゴルフバックをひきながらコースを歩いていたのをこの目でちゃんと見たよ!
こんな日にゴルフなんて、どんな罰ゲームやねん!!

こんな寒い日のランチはスンドブとユッケジャン。
確かに身体は温まりました、外で寒風に吹かれるまでは・・・。
ほかほかに暖まった身体が一瞬で凍ったよー。車にのるまでのほんの10歩ほどの間に。
ホットな韓国料理もマイナス20度には勝てへんかったか・・・。

補習校の帰りに長女にせがまれてジャンバジュースによって、スムージーを飲んでしまった!
こんな寒い日なのに!!(・・・うまかった。)
ワタクシはアサイーのスムージーにビタミンをブーストしてもらいました。
ちょっと風邪を引きそうな予感がしていたので、ビタミンを摂取せねばと。

明日も引き続き寒そうです。


ベトナムレストラン

2008-01-14 03:31:42 | Weblog
子供たちが補習校に行っている間に、旦那とランチに。
「どこ行くねん?」
「デスプレイン駅前にいってフォーを食べたい。」

多くの男の人って言うのはあんまり食の冒険をしたがらないもんです。
うちの旦那もきいた事もないようなエキゾチックな料理は「いやや」とつきあってくれませんでした。
最近は少しずつ冒険してくれるようになりましたけど。

食の冒険で思い出したけど、妹に「何かおいしくて簡単なパスタ料理を教えて。」と言われ、キャベツとアンチョビのパスタとか、エビのホワイトソースのパスタとかを教えたのね。
だけど、彼女の旦那さまはうちの何倍も食にコンサバな人で全然食べてくれへんかったって。
「パスタ言うたら、ミートソースじゃろ?」ってなもんです。
ちなみに彼の好きなものはハンバーグにミートソースにカレー・・・みたいな、典型的な男の子の味覚です。

ま、教育の甲斐あって(?)うちの旦那は今回も文句を言わずにベトナム料理につきあってくれました。
25人ほどしか入れないような小さなお店。
土曜日で人手が足りないのかジュニアくらいの年齢の姉弟がお店を手伝っています。
いろんなメニューがあったんだけど今日は軽くフォーを食べようと、パパは牛肉のフォー、私はエビとかにのヌードルスープ。
おいしかった!!!!
スープのだしがとってもいい味で、抜群でした!
今度は他のものも是非試したいよー。

付け合わせに生のもやしやバジル、ドクダミが入ったお皿を持って来てくれます。
ドクダミの葉っぱ、味とにおいがきついので一枚だけカジカジして「うーん独特の味だなぁ。懐かしいよ。タイで食べたような味・・・。」と。

その夕方から夜にかけておなかがぐるぐるいい始め・・・。
「あれ?おなかこわした?」
何度トイレに通ったか分かりません。おなかがすっからかんになるまでトイレに行ったかも?!
よく考えてみたら、ドクダミって便秘に効く作用があるんだったわよねー。
ようききましたわ、ドクダミの効能が!
腸のデトックスになったね、あれは。
毎日食べたらやせるかしら・・・?
だけど、おなかとお尻の痛みに毎日は耐えられませんー、あたし。このダイエット法は却下です。
ま、たまにだったら・・・いいか?


Juno(2007)

2008-01-13 07:21:14 | 映画レビュー(サ行)
Juno(2007)
Director : Jason Reitman
Writer : Diablo Cody
Cast : Ellen Page, Michael Cera, Allison Janney, J.K. Simmons, Jennifer Garner, Jason Baitman

ジュノ(エレン・ペイジ)は高校生の女の子。
ある日、ボーイフレンドのポーリー(マイケル・セラ)とエッチしちゃう。
そのときの感情をジュノは退屈からの脱出か単なる興味かなと思っている。
ところがその一回のエッチが彼女に大きなトラブルをもたらしてしまうー。
そう、ジュノは妊娠してしまった!!

赤ちゃんを産んで高校生活をを断念してしまうなんて絶対出来ないと、友達のリアと一緒に地方紙”ペニーセイバー”で赤ちゃんの里親探しを。

新聞で性格の良さそうな夫婦バネッサ(ジェニファー・ガーナー)とマーク(ジェイソン・ベイトマン)を見つける。
その上この赤ちゃんを切望する二人の家庭はとても裕福。
意を決して、両親(アリソン・ジェニー、J.K.シモンズ)に妊娠を告げ、自分の計画を話してバネッサたちに会わせてほしいと頼むのだが・・・。



ジュノは16歳にしてはある意味大人っぽい女の子。
斜に構えてるっていうか、しゃべる事はちょっと皮肉っぽいし、音楽の趣味も同年代のこに比べたら全く違う渋い趣味。
学校でも少し浮いた存在とでも言いましょうか・・・。
妊娠中も堂々と学校に通って、好奇の目にさらされてもぜーんぜん動じないしねー。
かなりも変わりもんかも?!

ジュノが「ちょっといいやつなんだよね。」って思っているポーリーは、いわゆるイケメンのポピュラーグループの子ではないし、至ってまじめなトラック競技に打ち込む男の子。
でもなんかほのぼのとした良い奴っぽい。
エッチしたときは漠然としていたジュノの彼への気持ちは、妊娠がすすむに連れてだんだんと固まってくる。(どういう風に固まってくるかは映画を見てね。)

そしてもう一つ考えさせられるのは子供を切望する夫婦の関係。
二人の温度差が違う事にバネッサは気づいていない。だってマークは優しすぎるから。
どうして話し合わないのかな?
いつも思うのよね、あたし。言葉がなくても通じ合えるなんてウソだって。
いろんな言葉を駆使してしゃべりまくったって、通じない事だらけなのに。
「通じ合えてる。」と錯覚しているだけなんだよね。

ジュノの両親がとってもいい!
いつも娘を信じて、愛している。
こんな重大発表(妊娠)を突然娘にされたら、逆上したり絶望的な気持ちになったり、わめいたりしそうなんだけど。
動揺を抑えて冷静にきいてくれる。
そして「今あなたに必要な事をきちんとやりましょう。」とお医者やビタミン剤の手配をしたり。
ただ、ジュノが部屋に戻ったあと二人はかなり弛緩してたけどね。(耐えてたんでしょ?)
父ちゃんが、おなかの大きくなったジュノに「おーっす、おなかぷくぷくバージョンのジュニビーン!」なんて呼びかけるとこなんか微笑ましい。
一度認めてやったら、あとは恨み言も小言も言わず普段通りに接してやる姿勢がねー。
最近反抗期の長女にカリカリきているワタクシは、大変反省させられましたよぉー。

そして母親になりたいバネッサの健気な姿や戸惑いにもほろりとさせられ・・・。

過激シーンもバイオレンスもアクションも何もない話しだけど、なんだかいい映画でした。

PGー13なので、子供も連れて行っちゃおかなーなんて思っていたのですが。
ある日、トレーラー(予告編)をみていた次女(9歳)が「ママ、なんでこの女の子は結婚していないのに子供が産まれちゃうの?」だって。
ダメじゃん。連れてけないわ、まだ。

一応次女には「赤ちゃんってね、結婚してない女の人も産む事が出来るんだよ。
でもね、学校に通いながら赤ちゃんを育てるのは大変でしょう?
学校に行っている間どうすればいい?それに赤ちゃんのお世話で勉強が出来なくなるかもしれないし。
だから赤ちゃんは、学校を全部卒業して、結婚して協力できるパパと一緒に育てるのが一番いいんだよ。」と説明しました。
分かっていただけましたでしょーかしら?(多分まだ良く分かんないと思うんだけど。)

ストの影響

2008-01-09 00:39:12 | Weblog
ライターのストが長引いているせいで、ゴールデングローブ授賞式もキャンセルになってしまいました・・・。
がーん!
ライターたちは、授賞式のシナリオを書くのも拒否しているんだな。

ファッションチェックするのが楽しみだったのにぃ~!
この様子じゃ、オスカーも危ういかもね。

ニコール・キッドマン、妊娠を発表しましたねぇ。
私と同い年なんですよね。
旦那がニュースを見て「お前も頑張るか?」って。
「いやいや多分もう私の卵子はしょぼくなっているから、ダメっすよー。」と、私。
頑張って産んでください、ニコール姐さん。

昨日はお隣のおばあちゃんお手製のおせちをいただきました。
お昼をごちそうになって、二世のおばあちゃんの昔話やおじいちゃんと戦争談義などをかわしながら楽しいランチ。
おじいちゃんが帰りに原爆の被爆者の手書きのレポート(筆で書いてあるような・・・)を貸してくださいました。
貴重な手記の綴り、汚さないように読んでいたのですが、想像を超える悲惨な出来事に心がシーンとしてしまいました。
当事者の手記は迫力があります。ナマな感じです・・・。

本当に幸せな時代に産まれた私たち。
別に何の宗教でもないけど、感謝を忘れて生きていては不平不満ばかりが募って幸せになれないなーと。
美輪さまみたいでしょ、この台詞。
おじいちゃんたちは悲惨さを体感しているだけに、些細な事にもありがたいと感謝して生きてらっしゃるので幸せ度が違うんだなーと。



邦題:ウォーターホース The Water Horse(2007)

2008-01-05 04:41:32 | 映画レビュー(ア行)
The Water Horse : Legend Of The Deep(2007) ウォーターホース
Director : Jay Russell
Screenplay : Robert Nelson Jacobs
Novel : Dick King-Smith
Cast : Alex Etel, Ben Chaplin, Emily Watson, David Morrissey

この冬休み、いろんな子供映画に連れて行かれました。
Enchanted, The Golden Compass, Alvin & The Chipmunks・・・

しかしこれは、泣けたー。泣いてしまった。
母子三人で涙しました。

第二次大戦中のスコットランド北部にあるハイランド地方。
そこにはロッホネス(ネス湖)という美しく深い湖があるのでした。
少年アンガスは湖畔でサッカーボールくらいの石を拾う。
家に持って帰って洗ってみるとそれは青い不思議な石だった。
ところがそれは石ではなく、中からウォーターホース(首長竜のようなもの)が孵るのだった。

父を戦争でなくした事を現実として受け入れる事が出来ていない寂しそうな少年のもとにやって来たウォーターホースとの友情の物語。

ウォーターホースを親友として愛する少年と、怪獣だと恐れる大人たち。
あー!!ネタばれになるからあんまり描かれへんねんけど、えかったわー。
少年の心が少し成長する様子も嫌みなく描かれててキュンっとなるし。

子供の頃、ネス湖のネッシーや雪男なんかに心をときめかせてた事があったなぁ。
30年ほど前、日本の漁船が巨大な生物の死骸をつり上げた事があったでしょう。
あれも「恐竜だったらいいなぁ。」と思いながらニュースを見てた。
結局はサメの屍骸と分かってがっくりだったけど。

巨大な生物、憧れだわ~。
クジラと並んで泳いでみたいと小さな頃から夢見ていた私。
ウォーターホースの背にのって水中にもぐってみたい!

日本では2月に公開のようです。


新年あけましておめでとうございます~!

2008-01-04 10:32:58 | Weblog
旅行から帰り、翌日は餅つき。
200個は丸めたと思うよ。主婦3人で。
結構あっという間に出来て、「私たち、餅屋になれるかも?!」ってか?

31日は友人宅に4家族集まって、録画された紅白を見ながら年越し~!
みんなたくさんの料理を持ち寄って、それはそれは豪勢なニューイヤーイブパーティーになりました。

全員10年以上日本を離れている家族ばかりで、紅白を見ても「これだれ?!」状態なんですけど。
みんなネットで得た情報を駆使して、言いたい事をしゃべるしゃべる!!
「モーニング娘。って、もう誰も知ってる顔がいーひんな。」
「もう3世代目くらいらしいよ。」
「おー!!米米クラブ!!みんな変わんないねぇ!でもサングラスをとったらどうかな?」
「(目袋を発見!)やっぱ、目に来てるなー、年が。でも2枚目やなー。」
「いなかっぺ大将の人や!(天童よしみ)歌うまいなー。」
「誰か、きれいやなって言ったりいな。」
「五木ひろしの歌い方見てたら、コロッケのロボット五木もなかなか本物に近いがな。」
・・と、まぁ、こんな感じ。

2008年も良い年でありますように。
みんな健康で、楽しくねっ!!!

NYに行っておりました。その4

2008-01-04 09:31:45 | 旅行
4日目の朝。
今日こそはワッフルをゲットすべしとダイニングへおりた私たちですが、ダイニングに入りきらないほどの人たちが・・・!
さすがにクリスマスの日は泊まり客は少なかったのでしょうが、26日はこんなにいたのねぇ。
とりあえず食べ物をお部屋にお持ち帰りして朝食を済ませ、荷物をまとめました。

フロントに荷物を預けて、タイムズスクエアにGO!
そこから地下鉄でフェリー乗り場へ。
そうそう。自由の女神を見ようってことざんす。

とにかくNYでは列に並んで待ちました。
ご飯、タクシー、チケット、コーヒー・・・。
ロックフェラーセンターなんて、人ごみがすごすぎて大晦日の神社にいてるみたいやったもん。
背の低い子供たちにとって見通しがきかない中で待たされるのはかなりしんどかったみたいですよ。
「とにかく列に並んで待たな、何も始まらへんねん、ここは。」と励ましにも何にもならん事をいいながら説得して。

そうやって到着したフェリー乗り場では、愕然とするほどの列が・・・。
乗り場側のバテリーガーデンをぐるぐる廻っている長~~~~~~~~い列。
・・・即座に諦めました。噂によると2時間待ち、4時間待ちとも。

予定変更!
かわりに自由の女神を見ながら食事をする事に。

ワールドファイナンシャルセンターの中にある120年の歴史があるというレストランへ。
広い建物の中を南端から北の端まで歩いている途中、右手はワールドトレードセンター跡地が見えました。
今は基礎の建設中。前と同じようなビルを建てるのでしょう。
9.11当日、子供を学校に送っている車の中で第一報を聞いた私。
状況を把握しきれていないキャスターの慌ただしい実況報道を聞きながら、ビルに飛行機がぶつかるなんて映画の世界でしかあり得ないような事件に半信半疑でした。
家に戻ってテレビをつけたときに見た画面も「ウソでしょう・・・?」と。
そんな事を思いながら歩いていたんですが、子供たちはここがあのグラウンドゼロだとは知らずに歩いていたようです。

このワールドファイナンシャルセンター、大手の証券会社などの事務所が入っているそれはそれはセレブ感たっぷりのビルでございます。
旦那が「ほーら、今一緒にエレベーターに乗ってるんは僕の年収ぐらいをボーナスでもらうような人らやでー。」と。
「そうなんすか~、すごいっすね~。」と相づちをうつ私。(興味がない・・。そんな事想像もできない平民ですから。)

やっとついたレストラン、オーシャンビューの趣のあるレストランでしたよー。(写真がそうです。)
歩き疲れた私たちは、ビールをジョッキでいきなりぐいぐい。
いいっすねー、旅行だもん。昼から飲んじゃったりできるんだぜー。(周りのエグゼクティブに。)
おかわりー!!
オイスターサンプラー、ミニバーガー、シチューなどを食しつつ2杯目はゆっくりと。
んまーい!
雨模様の外を眺めつつおいしいランチ。
旅行に来たら、おいしいもん食べんとね。

そんなこんなのNYでございましたが、マンハッタンの街の風景は「あ!あの映画で見た。この映画はここが出てた。」とそんな事を語り合いながらそぞろ歩くのもまた楽しって感じで。
なかなか楽しい小旅行となりました。


NYに行っておりました。その3

2008-01-01 06:20:12 | 旅行
画像はMoMAの4階の窓からの写真です。
「おーい、上にいる人!コーヒー飲まなーい?」ってさ。

夜は20数年ぶりに中学の同級生と再会。
今年の夏、ミクシーを通して再会。

彼女はNYでジャズ歌手をしています。
そして11月に男の子を産んだばかり!
ベイビーとご主人、そして日本から産後の手伝いに来ている妹さんと一緒に会いに来てくれました。

「イタリアン食べたい!」との私たちの要望を聞き入れてくれた彼女が決めたレストランに。
ドアを開けると彼女はすぐにとんで来てくれました!

全然かわってないよ!
あの時の笑顔のままです。髪の毛はちょっとロングになったけど。
あの頃はブラスバンドをやっていたし、私とコーラスもやったりしてたけど、今では本職さんとは・・・。

彼女も私の事「かわってないよ~。」と言ってくれたけど、そんな事はないぜー。
あははは。
サイズといい、顔つきといい、かなり変わっています・・・。

こんな再会があるなんて、中学のときには想像もしなかったね。
生まれたての男の子。かわゆーい!
赤ちゃんっていいねぇ。ふわふわで、ぷくぷくで。
初対面の妹さんはマナ・カナちゃんに激似。思わず「似てますねぇ。」と。

これだけのブランクがある友達との会話って、話したい事はたくさんあるはずなのになんだかニコニコ笑い合っているだけですぎてしまうのよー。
そしてこっちも旦那と子供連れ、あちらも日本語の分からないご主人(アメリカ人)がいる。
ちょっとみんなに気を使いすぎてしまったかな?
まだまだ会ってしゃべりたい事が満載よ~!!
いつかシカゴに遊びにおいで!

今度は彼女が歌っているのを聞きにに行きたいものです。


NYに行っておりました。その2

2008-01-01 02:13:44 | 旅行
2日目は本来の目的であるMoMAへGo!

コンフォートホテルといえば朝ご飯がただで食べられる上に、ワッフルメーカーがあるので子供たちも温かい朝ご飯が食べられる。ご飯っていってもマフィンやベーグルに飲み物なんだけどね。
着替えも済んで、「さぁ、ダイニングにワッフル食べにいこ!」と言ったはいいが・・・。
ワッフルの生地切れ。がっくり。
ぼそぼそとベーグルやシリアルを食べてとりあえずお出かけ。

MoMAは近代美術館。
中には意味不明の作品もたくさんあるんだけど、なかなか楽しい。
一階には一本の大木で作られたはしごが。
4階部分まで届くような高いはしごなんだけど上のほうは木の幹も細くなっていくので、はしごもほそーく針の先みたいになってゆく。
2階では過去にグッドデザイン賞を取ったような品物が陳列されてた。au by KDDIの携帯があったよーん。
3階はモダン絵画。闇夜に黒牛とか、白夜に豆腐みたいな絵やオブジェがたくさん。
ちゃちゃ入れながら見るのもなかなか楽しいです。

4階から上はいわゆるみんなが良く知っている画家たちの作品が一杯。
モネ、ピカソ、ダリ、キリコ等々・・・。

「ママ、おなかすいて歩けなくなるかも。」と下の子。
そう言えば朝ご飯、少ししか食べてなかったね。
MoMAには1階にレストラン、2階と4階にカフェがある。
今日は一日中ここにいる予定だからここらでランチといきましょう・・・と4階のカフェに行くと長蛇の列。
一階のレストランに戻ったらえらい高いがな!その上子供の喜びそうなものは無し。
2階のカフェへ・・・。あーよかった、すいてた。
サンドイッチやスープで軽い昼食を。
座った途端に振り向くと、長蛇の列が!良かった~、混む前に入って。
カフェもコンテンプラリーな内装。黒と白を基調にしていてオサレー。
思わずアルコールをいただきたい気分になりましたが、ぐっとこらえてペリエで我慢。

特別展はシカゴ美術館にある“グランドジャット島の日曜日の午後”を描いたスーラの素描やデッサンの展示。
見応えがありました。
いくつもの部分部分の下絵の数々。
彼は31歳位の若さでなくなったそうなので、作品数は多くないとの事ですが一つ一つの絵のために描いたおびただしい数の下絵が「本当にそんな若さでなくなったの?」と思わせるほど多くて・・・。

来てよかったっす。
はぁ。