Go Hollywood!!映画れびゅう

今まで見てきた映画の覚え書き。(ネタばれ注意!)雑記録。

レビューを書くには微妙な作品等々 <その1>

2009-12-05 00:46:03 | 映画レビュー(その他)
今までに、レビューの書きようがない微妙な作品も沢山見てきたなぁ。
B級C級と言われる作品の中にも珠玉の作品に出会えることもあるけれど、「アチャー、やっぱりダメやった。」って言うのも数々。

覚えているのをちょっとだけご紹介。


It's A Boy Girl Things (2006)
パッケージを見て「内容が”転校生”のパクリなんちゃう?」と借りてみた作品。
制作者やクルーの欄には全く山中恒などの名前も無いんだけど、プロットはまさに”おれがあいつであいつがおれで”なんだよね。
でも主人公の年齢設定が高校生でシニアと言うことになっているので、男女のシーンがちょっと深く踏み込んだ感じに。(イヤラシイ!)なぁんか、それがやだ。
でもぜんぜんおもしろくねー。ま、私にとっては2番煎じでしかないからかも知んないけど。
情緒がないんだもん。
男の子の主役は、”トランスアメリカ”のケビン・ゼガース。
「この子、なよなよとした演技がにあうね~。」と思っちゃったのは、トランスアメリカでのゲイの役が頭から払拭できないでいるからでしょーか?


Sukiyaki Westren Django (2007)
三池崇監督作品。タランティーノと2-3人の外国人役者以外は全部日本人。
なのに全編英語。
これ、困るの~。
あの役者たちの中で英語が出来るのは多分、伊勢谷と木村佳乃だけなんじゃないかな。
だから、セリフがどうしてもたどたどしくなって普通の英語のスピードより2倍近く時間がかかってしまうんです。
そんなに間をとらなくても、とかそんなに強調してしゃべらなくてもって感じ。
私も学生時代に英語でお芝居をしたことがあるからよく分かるけど、原作だと2時間ですむ作品が一回目の通し稽古で3時間半くらいかかっちゃってディレクターが頭を抱えるってゆーのはよくあること。難しいんです、母国語でない言葉で演技をするのは。
英語はさておいて、ストーリーは???すみません、入り込めませんでした・・・。
監督後からの入れ具合(パッション)はよーく分かったんですが、作品全体としては残念な結果に。
ただ、セットやカット割りはすごくいいものが沢山ありましたけど。
美大生が喜びそうな作品。



レディ・チャタレー (2006)
フランス映画なんですけど、誰でも一度は聞いたことのある名前の小説“チャタレイ夫人の恋人”の映画。
戦争で半身不随になった夫の身の回りの世話をするだけの生活を送っている若い妻チャタレイ夫人が、あるきっかけから森の猟番パーキンと深い関係に陥ると言う話。
この映画では、少女のように純粋なチャタレイ夫人が性愛に溺れると言うより「子供が欲しい。だから子供が出来ることをしたい。だって、夫はもう出来ないから。」と言う感情でパーキンのもとへ通っていると言うような印象を受けたんだけど・・・、どうでしょー?
そして、夫人の方は全裸でもそんなに露出はないんだが、中年体型のパーキンはもうぽろんぽろんみえとりました。
しかしエロティックさは無し~~~。
私ひとりだったけど、かなり爆笑しながらみちゃいました。
パーキンのその”ぽろんぽろん”をロマンティックな少女のようなセリフで「昨日と違って今日はこんなに愛らしい花のつぼみのようだわ。」なんて言っちゃったときは飲んでいたお茶を吹きそうになり・・・。
雨の中で全裸で子供のように戯れる二人も、ついパーキンのちょっと出っ張り気味なお腹の下でぴょこんぴょこん揺れる”ぽろんぽろん”に目を奪われて、「このシーンは鬱屈したチャタレイ夫人が旦那のいないところで自分を解放しているんだな。」と頭では分かっていても思わず笑ってしまい・・・。
歴史に残る名作を映画化した作品を鑑賞する姿勢をとることがどうしても出来ませんでした・・・、反省。


今日はこの辺で。
では、また微妙な作品を思い出したらアップさせて頂きます。


最新の画像もっと見る