Go Hollywood!!映画れびゅう

今まで見てきた映画の覚え書き。(ネタばれ注意!)雑記録。

師走だわ~~~~。

2010-11-29 19:46:42 | Weblog
あれあれと言う間にサンクスギビングの休暇は終わり、師走に突入です。
庭のクリスマスの電飾、暖かいうちにしておきゃよかった・・・。
出遅れております。
電飾してない家はなんだかさみしい。
今週中にはなんとかしておかなきゃ。

家の中のツリーは、サンクスギビングの前日に次女と二人でえっさえっさと飾り付け。
季節ものの映画"Family Stone"と"Dan in Real Life"をBGMにかけながら。
アンディー・ウィリアムズのIt's the wonderful time of the year!ですよ。



サンクスギビングは、州外に住んでいるお友達家族がまたまたやって来てくれて久しぶりに夕食を囲むことが出来ました。
子どもたちが赤ちゃんの頃からの知り合いです。
お互いの子どもたちは、しばらくみないうちにすっかり大人っぽくなって。
女の子はお姉さんに、男の子はごつごつした感じに変身しちゃってました。
ちっちゃくてはいはいしてたときのこと、「はじめて立って歩いたんだよ。」なんて話をしながらよちよち歩いてる子どもたちを見守っていたときのことなんかを一人心の中でこっそり反芻しちゃいました。

仮免中の友人の娘ちゃんは、シカゴまでの道のりちょっぴりご両親にかわって運転して来たとか。
隣ですわって娘の運転を見守る親の気持ちたるや・・・、さぞやハラハラどきどきだったでしょう。(?)


連休の最終日には毎年恒例のクリスキンドルマーケットに。
少しずつ買いそろえているドイツ製のガラスオーナメント。今年も少し増えました。
恒例のドイツソーセージを食べ、ホットワインを飲み、幸せを呼ぶブタのマジパンをゲットして、写真を撮って・・・。
あれ、今年のツリーは少しさみしい・・・?
どうやら、今年のテーマはオールドファッションのようです。
昔風の地味な(シツレイデスネ?)感じで飾りあげたらしい。
いつもの盛り盛りのほうが写真写りはいいんだけども・・・。
いやいや、昔風もまたいいもんです。
そういえば、電飾なんかなかった頃は生木にろうそくを飾っていたんだよとヨーロッパ出身の人が言っていましたねぇ。
ろうそくか~。それもステキ。
趣があっていいだろうなぁ。(点火と火を消す手間がなければね。)



さてその日、うちの旦那にはダウンタウンでどうしても行きたい所がもう一つあったのです。
それは先週オープンした焼き肉屋“牛角”。
そう!あの日本の焼き肉屋さん、牛角です。
12月15日までは全品20%オフのプロモーション中で、それまでに是非と。

ネットで予約。これまた簡単な上に確実!
駐車場も探してそこら辺近辺に停めるよりは11ドル払って、バレーパーキングにお任せで簡単&お得。

そしてお肉は・・・いやぁ、美味しかったっすよ~~~。
子どもたちには豚トロが大人気。
あっさりで美味しかったみたい。
私達はエイジドハラミがお気に入り。カルビよりうまかったかも~~~。
お肉を堪能した最後にシメのゴマネギラーメンも最高にGood!
ホントに、このラーメンはぜひ食べたほうがいいっすよ~~~。

セットメニュー(2人前4人前などで20ドルずつくらいお得)もあったんですが、嫌いなものも来てしまう可能性があるのでやめました。
例えばうちの旦那はエビが嫌い。
セットだと海老が来てしまうから、きっと私をエビを食べているうちにお腹がいっぱいになって肉が食べられない・・・とかね。


昔、義両親と結婚してなかった頃のパパの妹たちとともに焼肉屋に行ったときのこと。
「***さん(私)、レバーは食べられる?」と言う義理父の質問に何も考えず「ハイ。」と答えた私。これがいけなかったー。
私の家族は皆がそれぞれレバーを食べるので一人前頼んでもちょっとずつ食べてはけてしまうのです。
しかしっ!義理家族の中にレバーを食べられる人は一人もいなかった!!!

一人前分の大量のレバーが焼けた端から私の皿に盛られて行く・・・。
結局、他のお肉はほとんど食べられず、黙々と目の前のレバーと格闘したのでした。
自分から「レバー、一人前はきついです。」と言いだせず、勇気を持って言えるようになるまでしばらくはレバー攻めにあっていた健気な嫁(????)でした。
たぶん義父は、私はレバーが大好物なんだろうと思い込んで、よかれとレバーを焼き、一生懸命私の皿に盛って下さっていたのでしょう・・・。



牛角は、おしゃれなインテリアで従業員教育も徹底しており気持ちよく美味しく戴けました。
従業員は、日本語の分からないこちらの子ばかりなのですが、「お客さん、ご案内です!」とか「お客さん、お帰りです!」という日本人マネージャーのかけ声にばしっと反応してみんなで「イラッシャイマセ~!」「ヨ~ロコンデ~!」「ア~リガトーゴザイマシタ~!」と日本語で声をそろえるんです。
始めは何を言ってるか分かんなかったんだけど。(やっぱ、発音がね)
マネージャーの日本語に的確に反応する彼らをみて、オープンまでの教育の丁寧さをうかがい知ることが出来ましたねぇ。
すごいっ!!!


さて、これからクリスマス、年末、お正月と大忙しです!
さ、頑張ろ。




食欲と罪悪感と運動不足と・・・

2010-11-17 10:30:38 | Weblog
11月も半ばを過ぎてしまいました。
来週にはサンクスギビング(感謝祭)の連休に突入です。
家の周りの木の落葉もほぼ終わり、秋は終わったかのよう。
いや終わったんだろうな。
足下寒いし、厚手の靴下取ってこよう。よいしょっと・・・。


一方日本からは、いとこのお子ちゃまの七五三の写真が届いたり、両親は京都に紅葉を見に行って来るよ、何か欲しいものはないかいと連絡があり、地元の雪舟が”涙でネズミの絵を描いた”ことで有名なお寺のライトアップを手がけた友達から新聞記事のHPが届いたり・・・。
日本の秋は今一番きれいな時なんでしょうね~。


食べ物もおいしい秋~!!
今、BGM代わりにジュリー&ジュリア(メリル・ストリープ、エイミー・アダムス主演)を流してるんだけど、おいしそうな料理が沢山出てくるこの映画。
美味しいものを食べて幸せな気分になる・・・、あーぁ、これって最高ね!
なんで美味しいものを一杯食べたら太ったり、健康を損なうのかしら。
そこが納得いかん!
美味しいものを一杯食べて幸せな気分になるんだから、身体にいい影響を与えてもらわんと困るじゃないのよね。
罪悪感を持ちながら食事するのはまっぴらゴメンだわ~。
いつもこんなふうに思うんだけど、現実は罪悪感を持ちつつ、食べ過ぎを反省しつつ、時には食べたいものを我慢しつつ、食事してるんだよね。
もういっそ断食でもしないとやせられないわーとか思いながら・・・、食べてんねん、結局。

サンクスギビングが終われば、クリスマス、そして新年といやがおうにも太らざるをえないシーズンがやってきました。
おまけに冬なのでどうしても運動量が少ない。
またまたこの冬も食欲と罪悪感と闘わなきゃいかんね~。


運動不足と言えば、昨日のテニスの試合中に足のふくらはぎがピキッと・・・。
あいたたた。
ちょっと走っただけでこれだもん。
きちんと筋トレもしなさいってことだわね。
私なんかよりもっともっと遥かにうまい奥様プレーヤーが次次と負傷したことがあり、「私はあんなにうまくないから、きっと負傷しないんだわ。」とタカをくくっていたけれど、ヤッパリ加齢による筋肉の衰えは無視できないことに気がつきました。
さてさて、長続きするゆるーい感じの筋トレはないか検索してみましょう。



先日、私のPCを使って自分のブログを入力していた長女。
迂闊だったわね。
履歴が残ってましてよ!
こっそりチェックしてしまいました。おほほ。
「変なことやしょーもないこと書いてへんかな。」とみてみると、これが結構まともなこと書いてたわ。
あの子はマイペースな子で私が怒ったりお小言を言ってもけろっとしてるもんだかから「この子、ほんまに聞いてるんかいな?ちゃんとこたえてるんかいな?」と思ってたけど、意外に私が言ったことをきちんと考えてるんだなと思わせる文章もあったりして、ちょっと感心。
知らない間にいろんなこと考えるようになって、ちゃんと心も身体も育ってるもんですね、子どもって。


NINE (2009)

2010-11-09 10:47:11 | 映画レビュー(アルファベット)
NINE (2009)
Director : Rob Marshall
Writer : Michael Tolkin, Anthony Minghella
Cast : Daniel Day-Lewis, Marion Cotillard, Penelope Cruz, Sophia Loren, Kate Hudson, Judi Dench, Nicole Kidman, Stacy Ferguson


人気の映画監督グイド(ダニエル・デイ・ルイス)は新作映画『イタリア』の製作に行き詰まっていた。
頭にあるイメージは混沌としていて、脚本は遅々として一切進まず。
スランプにのまっただ中。
こんな状態なのに記者会見に引っ張りだされコメントを求められいよいよ追い込まれるグイド。

ついに追いつめられた彼は現場から逃亡した。
逃亡先の海辺のホテルからこっそり妻ルイザ(マリオン・コティリャード)に助けを求めるグイド。
しかし、製作プロデューサーたちは早速彼を見つけ出し、セットごと彼の逃亡先に運び込み撮影をせかす。

そこには愛人のカーラ(ペネロペ・クルズ)がやって来てグイドを部屋に誘う。
また、ヴォーグの編集者ステファニーもグイドを誘惑。
脚本が上がっていないことを隠している主演女優のクラウディア(ニコール・キッドマン)も現れ、彼を翻弄する。

グイドの頭の中には彼を翻弄する女たちや、愛する妻、彼を陰から支えるスタッフのリリー(ジュディー・デンチ)、幼い頃であった娼婦のサラギナ(ファーギー)、そしてママ(ソフィア・ローレン)のイメージが渦巻き、彼をいっそう悩ませる。

パーティーで愛人カーラの姿を見とがめたルイザは、今度ばかりは夫に愛想を尽かし別れを切り出した。
心の支えであるルイザを失ったグイドは映画の撮影中止を発表し、映画界を去って行く。

2年後、すっかり変わって魂を抜かれたような生活を送るグイドのもとにリリーが現れ、もう一度映画界に戻ってくるようにと彼を誘うのだが・・・。



フェデリコ・フェリーニの名作『81/2』をミュージカル化しトニー賞を受賞した作品を映画化したもの。
どのナンバーも素晴らしく、映画を見ていると言うより、レビューショーを見ているよう。

ワタクシ的に一番良かったのはファーギーの”Be Italian"。
彼女はBlack Eyed Peasで大活躍の正真正銘の歌手なので、お歌のうまいのは当たりまえなのですが、このナンバーは演出も振り付けもお気に入り!
砂の描く弧とタンバリンを有効的に使って、ダイナミックでもあり幻想的でもある・・・。
いいなぁ、ステキ。
これだけに限らず、歌って踊ってみたいとむずむずするようなナンバーが沢山出てきます~。


ワタクシ、もともとのフェリーニの映画は見ていないのですが。
この映画に関して率直に感想を言えば、マザコン男の甘えん坊がいやいやしてぐずってるおハナシだと言う感じなんだなぁ。
ママと妻には「いい子いい子、よしよし。」ってしてもらいたくて、ママに欲情は出来ないから(妻にも???)そーゆーのを満たしてくれる愛人や出演女優なんかと恋愛してさ。
いつもいつもいろんな女に囲まれて自分の都合でぼうやになったりオトコになったり、そりゃいい生活だよなぁ~・・・、みたいな?
そんな都合のいい生活してみてーよ!

男性がみるとまた違った印象かしらね?


大御所ソフィア・ローレン様は揺るぎない貫禄とオーラで登場。
あんな女性がマンマだったら・・・、マザコンになってもしょうがないわよねぇ。
そんじょそこらの女性には簡単に恋できない体質になりそう。マンマの影が大きすぎて~~~。
しかし、76歳であのお美しさ!!!お手本にしたいと思いマス。


もともとグイドのオファーは、ペネロペの旦那であるハビエル・バルデムに行ったらしいんだけど、彼が休暇に入るので仕事は受けませんとお断りしたことでダニエルに。
ハビエルのほうが、“女がほっとかない”感あるんちゃうかなぁと。
このグイドにはまり役なんちゃうかと思うんです。
残念ね。


ハリウッド映画ですが、イタリアの雰囲気も満載で気分はイタリアに飛べちゃう映画です。
あー、イタリア行きたいっ!!!

かたつむり食堂 (2010)

2010-11-05 09:30:51 | 映画レビュー(カ行)
かたつむり食堂 (2010)
監督:富永まい
原作:小川糸
脚本:高井浩子
キャスト:柴咲コウ、余貴美子、ブラザートム、草村礼子、江波杏子、三浦友和


倫子(柴咲コウ)は、とある小さな村で生まれた。
シングルマザーで倫子を生んだルリコ(余貴美子)は自由奔放な女性。
おかげで小さい頃から”不倫して生まれた不倫の倫子”なんて噂されちゃって、引っ込み思案な子に。
ある日倫子はそんな生活に別れを告げるため、家出を決心。
町に住むおばあちゃん(草村礼子)のうちへ。


とびっきり料理の上手なやさしいおばあちゃん。
毎日、愛情のこもったおいしい料理を食べて幸せに暮らしていた倫子は、おばあちゃんの料理を一つ一つ覚えて、いつか小さなレストランを持とうと夢見る。

だけど、そのおばあちゃんもな亡くなってしまい倫子は独りぼっちに。
その上、悪い男にだまされて自分の夢のためにコツコツ貯めていたお金も家財道具も一式失ってしまった。

失ってしまったものがもう一つ。
あまりの悲しみに倫子は声すら失ってしまった・・・。


一文無しになって行くあてもなく、そりの合わない母親の所に戻ってきた倫子は、物置小屋を改装してレストランをはじめる。
お客は一日一組だけ。小さな小さなレストラン。
不思議なことに倫子の作る料理は食べた人に奇跡を起こしてゆく・・・。




何ともまぁ!絵本がそのまま映画になったようなファンタジックな映画。
登場人物にはキャラクターにフィットしたイメージカラーが設定され、小さなレストランも素朴な木の作りにステンドグラスをマッチさせるなどとてもカラフル。
今までアニメーションを多く手がけてきた監督が所々にアニメーションを効果的に使って、倫子の持つイメージを私達の頭の中に広げてゆく手助けをしています。
監督は「かわいいと気持ち悪いは紙一重」と言ってらっしゃいますが、確かにキモかわいい~。


また、倫子の作る料理をスーパーバイズしたのは“オカズデザイン”と言う料理とグラフィックデザインのチーム。
コンセプトは“時間が料理を美味しくしてくれる”だそうで。
ほんとにそうね。
最近、バタバタと晩ご飯つくって「マンネリだわ~・・・。」なんてため息ついてたけど、ちょっと時間のかかる料理を手がけてみるのもいいかも。
食べると人生を変える料理や願いの叶う料理を作ることは出来ないけど、ま、小さな幸せをもたらす料理くらいは・・・、家族や友人たちに作らないとねぇ。


最初に絵本のような映画と言いましたけど、絵本にしてはどぎつすぎる倫子出生の秘密が出てきたりするわけなのですが。
どぎつさがイヤラシくならないように演じられる余貴美子さんはとってもNiceです。
ぶっきらぼうにしか娘を愛せないお母さんの悲哀と、少女のように一途に彼(三浦友和)を思い続ける情熱とかをうまーくミックスしてじんわりにじみ出るように演技が出来る名女優さん。

倫子があることをきっかけにルリ子のために料理を作ることになるんだけど、そこは内緒にしておきましょう。
では、おいしいお料理が繰り広げるファンタジーの世界へどうぞ。