Go Hollywood!!映画れびゅう

今まで見てきた映画の覚え書き。(ネタばれ注意!)雑記録。

邦題:ローラーガールズ・ダイアリー Whip It (2009)

2010-07-30 13:18:00 | 映画レビュー(ラ行)
Whip It (2009) ローラーガールズ・ダイアリー
Director : Drew Barrymore
Writer : Shanna Cross ( Novel & Screenplay)
Cast : Ellen Page, Marcia Gay Harden, kristen Wiig, Drew Barrymore, Juliett Lewis


ブリス(エレン・ペイジ)はテキサス郊外に住む女子高生。
母(マルシア・ゲイ・ハーデン)は、美人コンテストで優勝することが女としての幸せを掴むことだと信じてせっせとブリスをコンテストに出場させる。
でもブリスはそんなお母さんの生き方にも田舎の刺激のない高校生活にも嫌気を感じていたんだけども、彼女にはそこから一歩踏み出すだけのきっかけも意欲もないのよね~。
ただただうんざりした気持ちで毎日を送るブリスちゃん。

ある日、リサイクルショップで手にしたローラーゲームのチラシ。
それにはテキサスの大都市、オースティンで行われると書いてある。
そのチラシはブリスの心に何となく引っかかっちゃった。ぴーんと何かを感じちゃったんだね。
友達パッシュ(アリア・ショウカット)を誘って、お互いの親に適当な嘘をついてゲームに出かけるブリス。

初めて見るローラーゲーム!
競い合うのは全員女の子たち。
それが男顔負けのパッションとパワーでぶつかりあう!まさに肉弾戦!
すっかりローラーゲームの魅力に取り付かれて、新人発掘オーディションに参加しようと決めちゃったブリス。

ところが彼女にはローラーガールズとしての才能があったらしくて、監督のレイザー(アンドリュー・ウィルソン)に入団を薦められる。
入団資格年齢は21歳。
力一杯コースを走り抜く爽快感に魅せられたブリス。
自分が認められたことのうれしさもあって、21歳だと歳をごまかして彼の率いるハールスカウツ(ガールスカウトのもじりだね)と言う名前のチームに入団しちゃった。

ベイブ・ルースレスとニックネームをつけられたブリスはどんどん実力をつけて、ゲームで大活躍!
ハールスカウツと因縁のライバルチームのエース、アイアン・メルヴィン(ジュリエット・ルイス)としのぎを削る!!

だけど、両親をあれやこれやとごまかしてオースティンまで練習や試合に通うブリスの嘘にもだんだんほころびが・・・。
みんなの期待をしょったブリスちゃん、決勝戦には出場できるの????



この映画、監督はドリュー・バリモア。
初監督作品です。
さすが子役の頃からのキャリアがものを言うのかなかなかの出来映えだったと思うんですけど、皆様いかが?
ドリュー、ハールスカウツの一員として出演もし、いきなり鼻を折られて鼻血ブーなシーンを演じてらっしゃいます。
彼女がやると鼻血ブーも何だか憎めないかわいさを醸し出しております~。


1970年代はやったローラーゲームを題材にして、自分の思い通りにコントロールしたがる母親の元を親離れしてゆく地味な女子高生を描いた作品。
よくあるテーマなんだけど、そこをローラーゲームっちゅうエキサイティングでユニークなスポーツがストーリーをぴりっと締めてくれる。
ほんでもって、巣から飛び立とうともがく娘とそれを見守れない母親の中に入ってうま~く仲裁するのはお父さんの役目。
ちょっとやけになって軌道を外れそうになるブリスを見守って、時には慰め力になり、時には年上のお姉様として意見もするチームメートたちもステキ。
私もあーゆー気の効いたことが言えるお姉様になりたいものです。

ライバル役を演じるジュリエット・ルイスも、勝ち気なんだけど彼女がどのようにして今の人生を切り開いてきたかを思わせるセリフがきらりと光るんですわ。
「36の私がやりたいことをやっと見つけたのが31歳。そのやりたいことがローラーゲ―ムよ。」と彼女のローラーゲームに賭ける殺気立つほどの意気込みを弱冠17歳のブリスにぶつけるシーン。
うーん、よかったわ~ん。


見たあとに元気な気持ちになるこの映画。
「ローラーブレード、買っちゃおうかなぁ!」なんて思っちゃったりして!




余談ですが、テキサスと言えばBBQの発祥の地。
ブリスとパッシュがバイトしてたのもおっきなブタちゃんが目印のBBQレストランだったでしょ。
おいしーんだよ~!!!ソースもお店によっていろいろ工夫が凝らされてるしねー。
パパもテキサス出張では、時々美味しいリブなどをお土産に持って帰ってくれるんだよね。
ねぇねぇ、今度はいつもって帰ってくれる、BBQリブ???

トランスフォーマー3シカゴロケ

2010-07-20 00:22:35 | 芸能
大胆にもシカゴダウンタウンの目抜き通り、ミシガンアベニューをシャットダウンしてオープンセットで映画ロケが。
かの”トランスフォーマー3”でございます。

映画のロケを生でみられるなんてこんなチャンスはないと、金曜日の午後からダウンタウンに行って参りました。
ま、盛り上がっていたのは私と旦那だけ。
ここのところ休日出勤も続いていたので金曜日の午後から会社を休んでまで行こうと提案したのは旦那。
子供たちは渋々食べ物につられてついてきたっちゅー感じですけどね。


まずは、おこちゃまのご機嫌取りにビアードパパシカゴ店にてシュークリームをゲット。
昨年秋頃にシカゴにビアードパパがオープンしたよって話は聞いていて、友人宅で”私だけ”およばれしたことが。
母だけいい目をしちゃいかんと、子供たちに日本の美味しいさくさくシュークリームをお食べ~と。
いやー、やっぱりおいしいわ~!
お値段は一つ2ドル。ちょっとお高いですけど、日本のシュークリームの味でした。

シュークリーム一個(!)で機嫌を取っておいて、シカゴリバーまで歩く、歩く!!
見えてきましたー、クラッシュシーンのセットが!!!
すごいすごい、煙が上がってる。どうやら撮影中みたい!

手始めに橋の南からカメラ小僧よろしく撮影。
「立ち止まったり中を覗き込むのはやめて下さーい。」とスタッフがバリケードのところで叫んでいるのでなかなかじっくり奥まで覗き込めない。
スタッフに即されて歩き始めた時、振り返り様に黄色いバンブルビーが見えたので「パパ!あれ撮っといて!!!」と叫ぶ私。

私ははっきり言って、父親譲りの撮影下手。
ねらったように手ぶれ、ピンぼけ、白目剥いてる写真を撮ってしまう絶望的なへタッピです。
でも獲物を見つけるのは得意なんだなぁ。
いいもの見つけては指揮を執って「あそこ!」と叫び、撮影は旦那におまかせ~。


違う角度からもとってみたくてシカゴリバーを渡ろうと提案すると、子供たちから「もういいじゃん~。のどかわいた~。」とブーイング。
シュークリーム一個じゃダメだったかしら???
「なんだよう。こんなこと滅多にないんだよー。もっとみんなやる気出そうぜ!」と叱咤激励するも、もともと彼らには”やる気”なんてないわよね。連れてこられてるだけなんだもの。
ママたち一体何が楽しいのという表情を顔に張り付け「スタバ行こー、スタバ行こー。」を連呼する娘たち。

嫌がる子供たちにもうちょっと、もうちょっととだましつつ歩くと、道にはプラスティックで出来たセット用の瓦礫や火薬、衣装部屋のついたトレーラー、役者やスタッフ用のベースキャンプ(レストランのトレーラーも!)など、ハリウッドの映画撮影らしい豪華でどでかいトレーラーがいっぱい。
いやぁ、いいものみられたわ。
ハリウッド映画、さすがお金がかかってる。物量の多さに感心。



主役のシャイア・ラブーフや、ジョシュ・デュメルも来ているらしかったので、もう少し粘って彼らの写真も欲しいところでしたが・・・。
子供たちのブーイングに負け撤退。
彼らも限界か。

どうやら、ジョシュくんは奥様のファーギーをお連れのようで、二人レストランで食事してるところを目撃されている。
あ~~~!ミーハーなワタクシとしては、ぜひ会いたかったわー。
撮影現場に乗り込んで行った高級車があったので、絶対あの中に主役格の役者が乗っていると思ってたんだけど、子供を説得しきれず追っかけを中断いたしました次第でございます・・・。



シカゴは舞台となった映画はいくつかありますが、最近で言うとバットマン。
実は、数年前にバットマンのロケに遭遇したことがあります。
その時は全然ニュースを目にしてなかったから、カメラも何も準備してなかったのよね。
ダウンタウン歩いてて、急に目の前の広場にバットカーやゴッサムシティーのパトカーが止めてあるもんだから「あれ、なんだろ?」って。びっくりしたなぁ、あの時は。

サンドラ・ブロックとキアヌの”イルマーレ”とか“ホームアローン”、有名どころでは”ブルースブラザーズ”もシカゴの映画ですね。

自分が身近な場所が映画に出てるっていうのは、「あそこ知ってる~!」なんて違った楽しみ方が出来てそれはそれで楽しいもんです。
トランスフォーマー、公開が楽しみです!

Adam (2009) 日本未公開

2010-07-14 05:59:51 | 映画レビュー(アルファベット)
Adam (2009)
Director & Writer : Max Mayer
Cast : Hugh Dancy, Rose Byne, Peter Gallagher


ベス(ローズ・バイン)が引っ越してきたNYのアパートメントの上の階には、ハンサムだけど少し変わった青年が住んでいた。
彼の名はアダム(ヒュー・ダンシー)。

空気の読めないところもあるし、なんだかいつもちょっとおどおどしているんだけど、天体のことを語らせると止まるとこなく彼の膨大な知識について語り始める。
そんな彼が気になったベスはアダムと友達になった。

ある日の夜中、アダムはベスを訪ねてきて「セントラルパークへ行こう。」と誘う。
突然の訪問、そして突飛な提案に躊躇するベスだったが、熱心に誘うアダムを断りきれなくて出かけることに。

公園の人気のないベンチに座ったアダムは息を潜めるように言うと、二人の前にラクーン(アライグマ)のつがいが現れた。
「こんな街中に野生のアライグマがいるのね!。」と感動するように言ったベスにアダムは、"they don't really belong there, but there they are."(本当はこんなところにいるべき動物じゃないんだけど、やつらはここにいるんだよね。)と。

アダムはベスに自分はアスペルガー症候群だと告白。
アスペルガーは、言葉の裏の意味を読み取るのが苦手なので言われたことを文字通りにしか受け取ることが出来ず、人とのコミュニケーションをとるのが苦手。
変化にも突然の予定変更にも柔軟に対応することが出来ないなど、彼はこの都会の社会の中で生きにくさを感じていた。
辛い時、アダムは時々ここにやって来て住みにくい都会でひっそり生きているアライグマに自分を重ねあわせていた。

二人の間に少しずつ恋が芽生え、二人で試行錯誤しながらその恋を育てて行ったのだが、ある転機がやって来た。
アスペルガーのため解雇され無職だったアダムに新しい仕事のオファーが。
それはNYから遠く離れたコロラドの天文台での仕事。
アダムにはぴったりの仕事なのだが、変化に順応するのが難しいアダムは、住み慣れたNY、大好きなベスのもとを離れることに悩む。
そして、彼とベスの下した決断は・・・?



アスペルガー。
いろいろな文献で少し勉強したので知識があるのですが、コミュニケーションをとるのが苦手だけど知能はとても高いことが多く、天才肌で変わっていると思われる人にはアスペルガーの人が多いということです。
コミュケーションの面では、子供の頃から両親がこつこつと口で説明したり訓練することで随分改善されて本人も社会にうまく対応でき、生きやすくなると言われています。
この映画は、身近にアスペルガーのいる方はとっても気持ちが入って見ちゃうんじゃないかと。
それくらいヒュー・ダンシーは素晴らしい役作り、演技をしていると思うんだなぁ。

アダムは彼の気持ちをストレートに表現することしか出来ないので、二人がいい雰囲気になったときも「僕は性的に君と仲良くしたい気分なんだけど、君はどう?」なんて身もふたもないアプローチをしたりする。
でも、ベスはそんな彼にいつも優しい。
パーティーで好き嫌いをはっきり言い過ぎて場がしらけたときも、突然の予定変更にパニックになってしまいそうなときもいつもアダムの気持ちになって対処しようとする。
ちょっと優しすぎたんじゃないかと思ったりもするんだけどね、私は。
そんなんじゃ息切れしちゃうよ、なんてやきもきしながら見てしまったわ。


日本で公開になるかまだ良く分かりませんが、最近やっと認知され始めたアスペルガー。
もっとみんなに知ってもらうためにも公開になった方がいいかな~と。
主役はハンサムなヒュー・ダンシ―だしね、女性ファンも多いでしょうし!
アスペルガーは普通の人より飛び抜けて優れた部分を持っていることが多いので、特性を生かして自分にあった仕事に就いて成功していくことが出来るんですよね。
そんな彼らや彼らの親御さんたちが、世間の人々にアスペルガーの知識がなさ過ぎるために偏見の目で見られたり、生きにくい生活を強いられたりしているのも事実です。

やっぱり、この映画、日本でも公開してほしいなぁ。

邦題:トイストーリー3 Toy Story 3(2010)

2010-07-13 02:11:43 | 映画レビュー(タ行)
Toy Story 3 (2010) トイストーリー3
Director : Lee Urkrich
Writer : Michael Arudt, John Lasseter
Cast : Tom Hanks, Tim Allen, joan Cusak, Hed Beatty, Michael Keaton, John Morris

トイストーリー1作目から10年後の設定。
7歳だったアンディー(ジョン・モリス)はハイスクールを卒業。
夏休みが終われば、家を出て大学の寮に入る予定。
ママはそんな息子の成長を喜んで「部屋を片付けて、早く引っ越しの準備をしなさいね!」と言いつつも、寂しさにウルウル・・・。

アンディーも思い出の一杯つまった部屋で、子供の頃から大事にとってあったおもちゃたちを見つめていた。
やっぱり捨てることができないと、ウッディー(トム・ハンクス)を寮行きの箱に入れ、残りのおもちゃたちは黒いビニール袋につめて屋根裏にしまおうとしていたのだが・・・。

手違いでゴミ置き場におかれたビニール袋。
危機一髪のところでゴミ袋から脱出したおもちゃたちは「自分たちはアンディーに捨てられてしまったのだ。」と落胆し、自ら保育園に寄付されるはずの箱に潜り込んだ。
一部始終を見ていたウッディーがいくら説明しても「自分は寮に連れてってもらえるからいいよな。」と卑屈になったジェシー(ジョアン・キューザック)たちには何も信じてもらえない。


さて、サニーサイドという保育園に寄付されたおもちゃたち。
サニーサイドではイチゴの匂いのするクマのぬいぐるみロッツォ(ネッド・ビーティー)たちが歓待してくれ、「ここでは遊んでくれる子供たちがつきることがない。用なしだと捨てられることもない。楽園のようなところなんだ。」と言う。
喜ぶバズ(ティム・アレン)たち。
そしてロッツォが「君たちが新しい生活をはじめるのはここさ。」と案内してくれた部屋で・・・・。


サニーサイドとは、ロッツォを頂点にしたピラミッドのようなヒエラルキーがあり、一番下の階層に押し込まれたバズたちには地獄のような毎日が待っていた。
事情を知ったウッディーは、ロッツォ率いるサニーサイドのおもちゃたちの厳しい監視の目をかいくぐってバズたちの救出を企てるのだった!



前作から11年。
1と2を一緒に見たよちよち歩きの娘も今やティーンエイジャー。
こんなにブランクあってもウッディーやバズたちは記憶にしっかり残っていて、みんなの心を今でも感動させる映画も珍しいでしょう。
だいたいパート2やパート3ってこけることが多いのにね。

いわゆる子供向けの映画、ではなかったよ~。
いやぁ、泣けました。うるうると。
大人でも、子連れじゃなくても、気後れすることなくどんどん見に行っちゃって下さい!


トム・ハンクスもティム・アレンも10年ですっかり白髪のおじさま(おじいちゃん?)になっちゃいましたけど、昔と変わらぬ声で頑張ってます。
アンディーは、11年前子供だったジョン・モリスが今回大人になって変わらずアンディー役を。
ジェシーには、ジョーン・キューザックのお姉ちゃんジョアン・キューザック。
バービーシリーズのイメージアップになるとマテル社が全面協力した、バービーの彼、ケンはマイケル・キートン。
むかーしのバットマンをおやりになってた方ですね。
この映画のなかでケンはいい味出してみんなの笑いをかっさらって行きます。

予告編で既に登場してるのでネタバレにはならないと思うんだけど、ラセターが大好きな宮崎アニメへのオマージュとしてトトロのぬいぐるみも登場。
かわいいハリネズミのぬいぐるみは実はダンディーなキャラで、声はジェイムスボンドでおなじみのティモシー・ハットン。

途中、あるハプニングによりバズがスパニッシュバージョンになってしまうのですが、テーマ曲をスパニッシュバージョンで歌うのがジプシーキングス!
豪華でございましょう~!!!!



ラセターは昔からピンクのクマのぬいぐるみをアニメのキャラとして使おうと考えていたらしく、今回それが実現。
しかも”悪役”として。
また、「おもちゃたちがもし刑務所のなかにいたら・・・?」と言うのが今回のストーリーの元ネタとなったようですね。
しかし、おもちゃに感情があったら・・・、持ち主に飽きられたら、また持ち主がもうおもちゃで遊ぶ年頃じゃなくなったらと不安な気持ちになるという発想はとっても面白いよね。
だから、いつも子供たちであふれる保育園や幼稚園は「天国かも!」と彼らが思ってしまうのも無理はない!

あなたには小さな頃からずっと持ち続けているおもちゃはありますか?
実は私には、ないんですねー。
置物の人形(例えばフランス人形とか)ならあるんだけどね、手にもって遊ぶおもちゃはやっぱり年下のいとこなんかにあげてしまったと思うんだ。
それを思うと、遊ばないにしても自分の部屋にウッディーたちをそんなに長い間ちゃーんととっておいたアンディーって子は思い出をちゃんと大事にできるいい子だし、おもちゃたちも幸せ者だとしんみりした気持ちにさせられました・・・。


さて、ここでトリビアクイズ。
一番始めの作品で、アンディーの隣のうちにおもちゃを改造したり壊したりするのが趣味といういたずら坊主がいたの、覚えてますか?今回大人になった彼がちょっぴり登場しています。
探してみてね。
分かった君はすごいっ!!!

夏休み前半戦

2010-07-08 12:32:51 | Weblog
7月に入り夏休みを前期/中期/後期にわけると、前期も終わりが近づいてきました。
子供もそこそこ大きくなると入れるサマーキャンプもなく、また、もしかしたら夏の間に日本に一時帰国するかもしれないと何にもレジストしていなかった子供たち。
結局、日本行きはボツになり習い事以外は家でまったり過ごしています。(いいのだろーか???)

だいたいこの夏の航空運賃は半端なく高く、家族4人で日本に行こうと思えば100万円仕事だそうです。
そんなの無理ムリ!


ってな夏休みなので、毎日の生活にメリハリを付けようと「どこかでかけてみる?」と訊いても、"I'm good." (別にいい。)と行って、出かけたがらないし。
ひきこもりか???


とりあえず、あんまりダラダラさせないためにもルールを決めました。
1.朝ご飯は自分で作って食べる。
2.毎日、本を読むことと、日本語の勉強をする。それを今日は何時頃すると宣言しないと遊んではダメ。
3.マンガは本にあらず。
4.パジャマで一日過ごすべからず。
これを言い渡した直後、Facebookに「ママが夏休みのルールを決めた。サイアク!」と書きやがった、長女!



先週末は独立記念日の連休でした。
他州から、子供が赤ちゃんのときからのおつきあいのある友達家族がやって来ました。
子供は友達家族に遊びに連れて行ってもらい連休を堪能したようです。

初日は、中世の騎士のショーを見ながら中世の気分で手づかみでディナーを食べる”メディーバルタイムス”に。
手づかみで骨付き肉を食べた娘に「今日はマンガ肉を食べてきたんだ~。」と言ったら、「何それ?」と言われちゃったわ。
まぁ、私にとっていっちばん印象深いマンガ肉はやっぱり”はじめ人間ギャートルズ”かなぁ?(マンモスの肉だね、あれは。)
そんな知らへんやろ、娘たちよ。


出会った頃は赤ちゃんだった子供たちも今や中学生、高校生。
そんな子たちでも楽しめるのかしら、”メディーバルタイムス”ってもっと小さい子仕様のショーかと思いきや・・・。
子どもたちから騎士がキスして投げた薔薇の花を受け取っただの(友人のおこちゃまが)、鷹匠のデモンストレーションみたいなのがあったよだのと報告があって、結構楽しめたみたいです。
シカゴに来るチャンスのある方は一度どーぞ行ってみて下さい。


また、別の日はシックスフラッグスという遊園地に連れて行ってもらいむっちゃ遊んできた。
私があんまり遊園地が好きな方ではないので滅多に連れてかない遊園地。
ものすごーく楽しかったらしい。

一緒に行った友達のおこちゃまたちも、ハード系の乗り物が好きな組とソフト系組に分かれていろんな乗り物に乗ったとのこと。
ちなみにうちの子たちはソフト系だね。
航空学を学んだ友人父が、”航空学では考えられない動きをする乗り物”があってそれはむちゃくちゃ恐かったとおっしゃってました。
なぜ恐かったかを分かりやすく説明してくれたので、そういう方面の知識が全くなかったワタクシも一つ賢くなりました。
そして、一生そういう乗り物には乗らないだろうと認識を新たに致しましたとさ。
いやぁ、ひさひさご家族の皆様うちの子が大変お世話になりありがとうございました!
この恩返しはいつかさせて頂きますので~。



私たちの住む街でも移動遊園地が来たり、野外バンドコンサートがあったり、パレードがあったりとイベント目白押し。

お出かけ先から車で家に戻る途中、イベントで通行止めになっている道があったので少し遠回りして帰っていると、移動遊園地から歩いて帰っている家族連れのお父さんが真剣な顔で私の車を呼び止めた。
この道も通行止めなのか、それとも道でも訪ねたいのかと車を止めると、“Red one!'とおもむろに叫んで私の車をバンっと拳でたたいた。
エエエエエ?!!!!

これはフォルクスワーゲンのCMで、ベンチに座る老人が通りかかるVWの車を見ては「青いの!」だとか「赤いの!」だとかいいながら拳で隣に座る別の老人をたたくやつの真似である。
子供たちの間で流行っているんだけど、娘たちもお互いにこれをやり合っては、痛いだの引っ掻かれたのって喧嘩になる。

「しょーもないことするいちびりのお父さんやで。」とあきれながら車を再スタートしたのだが・・・。
あとでおっちゃんのたたいたところをみると、手に持ってたカギか指輪があたっていたらしくキズがついてた!!!!
もおおおおっぉおおおお!ショック!!!
おっちゃん、何してくれんねん!!!!

この怒りをぶつけるところがない!
すぐにVWのディーラーにこういういきさつで車にキズがついたので、タッチアップペイントの在庫があるか、その値段はいくらかとメールしたんだけど・・・。
怒りが収まらないので、メールの最後に”Now I hate that commercial!!!" と締めくくったのだが・・・。
ほんま、おっちゃん・・・、ええかげんにしてくれよぉ・・・。