Go Hollywood!!映画れびゅう

今まで見てきた映画の覚え書き。(ネタばれ注意!)雑記録。

娘たちの恋愛事情

2008-04-28 10:57:00 | Weblog
小学校3年生くらいのときはもう、好きな子っていたよねぇ。
クラスメートの男の子とか、習い事で一緒の女の子とか。

ところが、小3と小6の娘たちに「ねぇ、ねぇ、かっこいいなーなんていう男の子いないのぉ?」ってきいても、「いなーい。」だって。
私「ほらぁ、Jimmyとかどうよ?」
娘1「えー、べつに。」
娘2「あ、あのね。Rickってね、Erinのことが好きなんだって。Do you think she likes me?ってきくんだよ。」
娘1「そういえばね、JimmyはAliが好きらしい。」
私「Aliは?」
娘1「Aliはそうでもないかも。」
私「じゃ、いつも一緒に帰ってるAnnieとWilliamは、ボーイフレンド・ガールフレンドなの?」
娘1「がははは!!あり得ないー!!あの二人は家が近所で幼なじみだもーん。ちっがうよぉ!」

こんな程度です。

中学生や高校生のお子さんがいるお友達から、もっとヘビーな話をたっくさん聞かされていた私は、半分拍子抜け。
「ママは小学校3年生くらいの時は好きな男の子、いたけどなぁ。」と水を向けても返事なし。
この子たち、ちゃんと彼氏とか出来るのかなぁ、と心配してみたり。
でも、私に言わないだけでほんとはいるのかもね、好きな男の子。

The Heartbreak Kid(2007) 日本未公開

2008-04-28 02:43:00 | 映画レビュー(アルファベット)
The Heartbreak Kid (2007)
Director : Bobby Farrelly, Peter Farrelly
Writer : Scott Armstrong, Leslie Dixon
Cast : Ben Stiller, Malin Akerman, Michelle Managham

友達がスティーブ・カーレルの“Dan in Real Life"と間違えて、こっちを見に行っちゃったらしくて。
ま、ステーブとベン。似てると言えば、似てる・・・。
「ちょっと、あきれるくらい下品な映画だったよ。」だって。
それを聞いて私のほうは「???」だったんだけど。
私もここまでお下劣とは知らず、最近DVDで見て、「これとあっちと間違えてみちゃったなんて・・・」と絶句。
そりゃ期待してた内容と違いすぎて、顎が外れそうだったやろなーと苦笑しました。

はい。かなりなC級映画です。
ワイルドなエッチシーンもあちらの毛も大放出の。・・・げんなり・・・。


いい年なのにまだ独り者のエディー(ベン・スティラー)。
親戚の結婚式でも「本当はゲイなんじゃないの?」なんてからかわれたり。

ある日、スリに財布をすられた女性(マーリン・アカーマン)を助けたことがきっかけでつきあうことに。
彼女の名前はライラ。
意気投合した二人はすぐにラブラブ、スピード結婚へと。

ところが、新婚旅行の道中から本性を現し始めたライラに戸惑うエディー。
彼女、実はとってもワイルドでゴーイングマイウエィの女性だった。
それも許容範囲外!!!
最初は合わそうと努力してたエディーも、我慢の限界に。

そんな旅行先のメキシコで理想の女性に会っちゃった!
気持ちは冷めかけてるとはいえ、こっちは新婚旅行の最中。
でも、ここで彼女を諦めては一生後悔する気がする。
どうする、どうするの、エディ???


ま、ざーっとこういった内容です。
この手の映画にありがちな、嘘をつく度にその嘘を上塗りする嘘をつかねばならず、それでにっちもさっちも行かなくなるパターン。
黄金のパターンでんな。

小脇に大きめのクッションを抱えて「なんでやねん。」とツッコミを入れつつ見て下さい。
ツッコミの練習が思う存分出来る映画です。



邦題:スーパーバッド童貞ウォーズ Superbad(2007) 

2008-04-27 07:03:12 | 映画レビュー(サ行)
Superbad(2007)スーパーバッド童貞ウォーズ
Director : Greg Mottola
Writer : Seth Rogen, Evan Goldberg
Cast : Jonah Hill, Michael Cera, Christopher Mintz-Plasse, Bill Hader, Seth Rogen

日本で公開されるかなぁ?
これと言って日本で人気の俳優もでてないし、エロエロな内容だし・・・?!
でも、私的には結構オモシロくて、いい映画でしたよー。最後なんかほろっと(?)しちゃった~。

あ!!小さな子どもと見ちゃイケマセン。
先に言っときますがR指定です。
*ニスやら、*液やら、マスター*ーションやら、他にもFワードが山ほどでてきますからねー。
まぁ、だいたい高校生の男の子どうしでやる下ネタを映画にしたようなもんですから。
映画通して186回位の"fuck"がでてくるし、そのうちの84回は主役のセス(ジョナ・ヒル)が言ってますが・・・。

ちょっとイケてない高校生3人組、セスとエバン(マイケル・セラ)とフォーゲル(クリストファー・ミンツプラッシー)。
卒業したらお互い別々の大学に進むことになっている。
「卒業パーティーではこの際、童貞も卒業しようぜ!」とセス。

折しも家庭科のクラスでペアになったジュールに「両親が旅行中にうちでパーティーするんだけど、来ない?」と誘われたセス。
「もしフェイクのIDを持ってるんだったらアルコールの調達をしてくれる?」
可愛いジュールのためなら「問題ないぜ。」と二つ返事。

ところがセス、エバンとフォーゲルの前では大口たたいているものの、実は自分で買いにゆく勇気は無し。
超怪しげなフェイクIDを持っているフォーゲルを説き伏せて、「おつりはやるから買って来てくれよ。」と無理矢理酒屋へ・・・。
ここから、フォーゲルは強盗に襲われるやら、セスとエバンは車にひかれた上怪しいパーティーに連れて行かれるやらトラブルの渦に巻き込まれちゃうことに!!

さて3人はジュールのパーティーにアルコールを調達してたどり着けるのか?
そして、3人の童貞喪失は??


親友セスとエバンの名前は脚本家の名前と一緒。
そう、この原案はこの二人が13歳の時、「俺たちが映画を作るならどんな映画を作りたい?」って考えたもの。
大人になって実現したんですねー。
思春期の男の子の考えてることがリアルに表現されてるんじゃないでしょーか?
まだ旦那はこれ見てないけど、きっと見たら「あー!あるある。」みたいな思い出し笑いが頻発するんじゃないかと・・・。

フォーゲル役のクリストファー、この撮影時にはまだ17歳。
そこでセックスシーンもお母さん(保護者)立ち会いのもとで行われそうです。
何とも恥ずかしい撮影だったんじゃないでしょーか?
お母さんもほんまは見たくなかったんちゃう?息子の童貞喪失シーンなんて。


中高生のお子さんを持っている友達が「最近の子はやりたい、体験したいなんて言うえげつない話をメールでやり取りしててほんとにいやになっちゃう。」とこぼしていましたが。
この映画を見て思ったんだけど、口では大きなこと言っても実際行動にうつす子は少ないのかなー、なんて。
エロ話を友達とすること自体が、楽しいのかな?

ハチャメチャな一日が終わって、高校生活も終わりを告げます。
すると、親友セスとエバンはなんだか寂しい気分になっちゃう。
女の子がいなくても、童貞喪失出来なくてもこんなに寂しい気持ちにはならないんだけどな・・・。
B級映画を見てたはずなのに、最後で「あれ?あたしってば、なんかほろりとするいい映画を見たのかな?」と首を傾げちゃった映画でした。




邦題:ヘアスプレー Hairspray(2007)

2008-04-25 12:20:18 | 映画レビュー(ハ行)
Hairspray(2007)  ヘアスプレー
Director : Adam Sharkman
Screenplay : Leslie Dixon, John Waters(1988年版)
Cast : John Travolta, Michelle Pfeiffer, Christopher Walken, Amanda Bynes, James Marsden, Queen Latifah, Zac Efron, Elijah Kelley, Nikki Blonsky

久々に心躍るミュージカル映画。
見ながら足がむずむず~。思わずリズムを取ってしまったよーん。

ボルティモアの地方局でティーンに大人気のダンスショー”コーニー・コリンズ ショー”
太めだけど、笑顔の可愛いトレーシー(ニッキー・ブロンスキー)もこのショーの大ファン。
親友のペニー(アマンダ・バインズ)に「新ダンサー募集に応募したいの。」と。
番組を牛耳っている意地悪な元ミスボルティモアのベルマ(ミッシェル・ファイファー)と娘のアンバー。
まだまだ黒人差別の多い時代。
持ち前のオープンマインドな性格でトレーシーが仲良くなった黒人生徒シーウィード(イライジャ・ケリー)たちとの友情。
ショーの一番人気のイケメンダンサー、リンク(ザック・エフロン)とトレーシーのあまーい恋。
優しいママ、エドナ(ジョン・トラボルタ)はいつも娘とレーシーの味方。

こーんな豪華キャストでノリノリのナンバーが次々とでてきます!
ダンスも隅々まで楽しい!
そんでまた、リンクやらシーウィードがむっちゃキュートボーイなんだわさ。

トラボルタを口説き落とすのに1年かかったとのこと。
トラボルタとミュージカルと言えば“グリース”。
トラボルタは”シカゴ”のオファーもかたくなに断ってたらしい。
ミュージカル映画の出演は”グリース”があれだけ売れたために、カムバック作品にはかなりこだわっていた様子。
監督は「愛情深いママの役はカムバック作品としてはものすごく意表をついたもの!」と口説きに口説いた。

およそ30キロもする肉襦袢をおなか周りだけでなく足にも顎にもつけて、ヒールを履いてのダンス。
やりますなー、トラボルタ姐さん。
仕草、声、演技、何をとっても不自然さは全く無し!
娘思いで旦那一筋の純真なママを演じきっておりましたっ!

昔の芝居仲間で演じるなら、「この役はあの子で、この役はあの子だなぁ。」なんて考えながらみるのも楽しかったっす。
さしずめ私は意地悪ベルマでしょ?
どう?みんな?



学年末

2008-04-25 09:37:55 | Weblog
9月から新学期が始まるアメリカの学校にとって、4月から6月にかけては学年末に当たります。
なんとかの発表会やら、なんとかのコンサートやらのイベントが夜に目白押しです。
習い事の発表会も5月に集中攻撃(?)だし。
何かとばたばたしてますね、ここのところ。

今週は夜のイベントが二つ。
作文の発表会とスプリングコンサート。

この辺りの校区には6校の小学校があるんだけど、そのうちのどこかの小学校の(忘れた!)卒業生が児童文学の作家になっているんだよね。
その女性を招いて各学校から選ばれた10数人ずつの子どもたちがレクチャーを受けて作文を書くというイベント。
「あなたの子どもの一番のファンになってあげて下さい。ほめてほめて褒めちぎって!!」と。
日本人にはとっても難しい、ほめると言う行為。
こちらの人の“ほめる”ことに関するボキャブラリーはとっても豊富なんだよね。
・・・、頑張ります。
あ~ぁ、褒め上手になりたい~。


そして、4/5年生のスプリングコンサート。
主役は卒業年の5年生。
関係者には言えないけど、昨年のスプリングコンサートはいまいちだったんだー。
練習も足りてなさそうだったしみんなの一体感が全くなくて、昔歌やダンスをやっていた私としては、「私に指導をやらせてくれ~!!!」と心の中で何度も叫んでたんだけど。

それが、今年はとってもよかった!!
歌はミュージカルの曲ばかり。(私好み!)
みんな自分から楽しんで歌えてる、身体が動いてる!
ソロパートを歌う子、ダンスを踊る子、トランペットを吹く子・・・、みーんな最高。
もう、子どもも観客席の親たちもノリノリよ~!

ところで、日本の小学校の高学年の子はどうかしら?
彼らのほうがませてるから、「歌やダンスなんてかったるくてやってられるかよー。」って感じなのかなぁ?
テレビドラマや荒れてる子どものニュースの見過ぎ?
私が想像するよりもっと子どもらしいのかもね。


ブーツとケーキとトリトンと。

2008-04-15 00:39:43 | Weblog
「海のトリトン」、ご存知ですか?
私は幼心に見たアニメをぼんやり思い出しても、イルカにのったトリトンが颯爽と波を滑るように泳ぐシーンしか思い出せなかったのですが。
先日、パパがLA出張でブックオフに行ってゲットして来た「海のトリトン」全3巻。
子どもを差し置いて読破いたしました!

アニメと全然違うじゃん!!
すっごい、話が深いじゃん!!
これって子どもは理解できるのだろーか??

生まれながらにして先祖から綿々と続く復讐の環に取り込まれ、自らの存在理由をトリトン族の子孫繁栄とポセイドン族への復讐にあるとイルカから知らされるトリトン。
ここまで書いただけでも、「これって子ども向け漫画?」と思うくらいの内容でしょ?
トリトンは両親の惨殺の光景を目にしていないうえに(産まれたばかりだった。)、人間に拾われて愛情をうけて育ったものだから、このエンドレスな復讐劇の救いがたい空しさと気持ちを通じ合ってしまった敵の一味をそれでも殺さなければならない宿命に苦悩するのよね。
やっぱり、深いねー、手塚先生は。



先週、ケーキを習いに行ってきました。
きれいにデコレーションしたイチゴムースのシャルロットケーキを制作!!
といっても、計量/準備は全部先生がやって下さったんですけど・・・。
なんて至れり尽くせりのレッスンなんでしょう。

日本のおいしいケーキで育った私たちにとって、アメリカのケーキはどうしてもおいしいと思えない。
一口食べて想像と違う味に何度失望したことか。
必要に迫られて家族のために簡単なケーキを作っていた私ですが、正式に先生に習った経験は無し。
見よう見まねの自己流ケーキ作り。
とある掲示板でコルドンブルを卒業された先生がケーキを教えて下さるというのを発見いたしました~。

プロセスをとっても丁寧に教えて下さる先生で、楽しくケーキを作りました。
そのお味も、パパが「むっちゃおいしい!」と感激するほどだったのですが。
わたし、再現できるかしら・・・?
だって、レシピにない先生のホワイトチョコで味付けしたカスタードクリームを使わせてもらったんだもんなー。
それがイチゴのムースの間に入ってて、イチゴの酸味と相まってどってもおいしかったんだもんー。
あのカスタードの作り方もきいておくんだった!!!
先生、きっと再現してみせます~!!



2週間前、ちょっと春めいた天気になったので、ついついいい気になってブーツをしまってサンダルをだしたりしてしまった・・・。
そしたら先週末なんて、小雪が降ったよ!!
ため息つきながら、箱からまたブーツを出してはきました。
まだ、しまうのが早かったみたいね・・・。

だけど、こんなに寒いのに若者はフリップフラップ(ビーサン)なんか履いてるんだよー。
「4月にブーツを履くのは許せん!!」って気分なのかなぁ?
「もう後戻りはしたくないんだよー。」とでも言おうか。
ほんとは私も許せんよ、4月にブーツ&コート!!









邦題:ドライビングレッスン Driving Lessons(2006) 

2008-04-09 02:29:37 | 映画レビュー(タ行)
Driving Lessons(2006) 
Director & Writer : Jeremy Brook
Cast : Rupert Grint, Laura Linney, Nicholas Farell, Julie Walters

ハリーポッターシリーズのロンでおなじみのルパート・グリント主演。
彼はナイーブでまじめな少年を演じています。
そしてもう一人の主役はロンのお母さん役のジュリー・ウォルターが、元大女優を演じます。

監督ジェレミー・ブルックは自分の若いときの自分の体験を元に脚本を書き、「ハリーポッターシリーズ3作目以降では、ルパートの良さがだされていない。」とこの映画の主役に抜擢。
良かったよー、ルパート君。
ロンとは全く違うキャラを演じあげて、「君、なかなかやるじゃん!」とみんなに言わしめる作品になったのでは。


ベンは敬虔なキリスト教徒の母ローラ(ローラ・リニー)と牧師の父ロバート(ニコラス・ファレル)と一緒にロンドン郊外に住んでいる。
模範的な母は実は家庭内では息子をコントロールしまくりの独裁者のような女性で、愛の冷めた父と母はけんかばかり。
けんかの後にはまるでベンを自分の味方に取り込むように、泣きはらした目でベンのベッドサイドにやってくる。
こんな状況の中で彼はまじめで内向的な少年に育ってしまったというわけ。

ある日、免許取り立てのベンは街路樹相手に事故を起こしてしまう。
しつけに厳しいローラは「しばらく私がドライビングレッスンをします。」と毎日夕方自分の助手席に座らせる。
やらせることと言ったら、だた教本を読ませお説教じみた話しを聞かせるのみ。
そんなうっとうしいレッスンにも、ただ黙って言うことをきくベンったら・・・、もう!
歯がゆいくらいまじめなのよねー。

車を使わなくても出来るバイトを探していたベンが見つけた仕事はお手伝いさん。
元大女優の老女エビーの家で彼女の家事の手伝いをし、話し相手になると言うもの。
自由奔放なエビーに戸惑うベンだが、彼女の台詞の相手役をしているうちに気持ちよくエビーの世界で相手役を演じている自分に楽しさと開放感を得るのだった。

「車でキャンプに行こう。」とエビー。
「お母さんが許してくれないんだ。」
「じゃ、キャンプ場までドライブして泊らないで帰ってくればいいわ。」
ところがまんまと彼女の策略にはまったベンは、キャンプ場から帰るに帰れない。
だって、エビーが車のカギを飲み込んでしまったんだもの!
「心配しなくても明日になったらでて来るわよ。私のおなかはとっても規則正しいのよ。」

今まで母親の言うことに背いたことのないベンは図らずしも彼女の言うことに反抗して外泊をすることに。
一晩目の外泊は「お母さんに怒られる!!」ってなことばかり考えていたけど、翌日もエビーの仕事につきあってもっと遠くの街まで運転しなくてはならない状況に陥ったベンは何かを吹っ切る。
これがベンの本当のドライビングレッスンになったみたい。


テーマは年の差を超えた二人の友情だわね。
うらやましいくらい素敵な友情です。
この二人の友情はコントロール魔の母親の妨害にも負けません。
二人の心を通い合わせるきっかけとなったシェイクスピアの台本。
花の咲き乱れるイングリッシュガーデンで、二人が演じる数々のシェイクスピア戯曲。
お芝居にはこういう魅力があるのよね、と経験者の私は思う・・・。
没頭して演じるってのは楽しい作業。
引っ込み思案で内気な私の内面を解放したのはお芝居だったから。

ベンの心の扉を開けて風通しを良くしてくれたエビーは彼にとって無二の親友に。
昔の心のキズあとがいたむ時、ナーバスになった時に今まではお酒をたくさん飲んでいたエビーだけど、親友ベンがいればとても心強い。独りぼっちだった彼女はずーっと親友を求めていたのね、きっと。

ジュリーウォルターは、背中も曲げて老女のメークをして、私は一度も「この二人ってばハリーポッターでは親子なのに。」ってことを思い出さず映画にのめり込みました。
さすが大女優!
是非日本でも公開されてほしいですねー。




やっと暖かくなりそうデス。

2008-04-07 23:31:51 | Weblog
「春休みにどこにも旅行に行ってないのはうちだけだったよー。シェアリングの時(何をしたか、みんなで発表し合う。)なんにも言うことなくて困ったよ。」と娘に言われてしまった。
そうなんだー、みんなどこかに行くんだね。
はいはい、来年は計画しましょう。

日本にいるお友達と電話で話していたら、「今日、子どもたちが電車でおばちゃんちから帰ってくるんだ。」と彼女。
えーっと、うちと同じ5年と2年の二人だよね???
子どもだけで新幹線に乗ってかえって来るの?
すごいじゃーん!!!
彼女のうちとおばあちゃんちの間には4つほど県があります。
「おばあちゃんが電車に乗せてくれるから大丈夫。乗り換えもないし。」

アメリカではまだまだ子どもだけで行動させられません。
中学生になると子どもたちだけでショッピングや映画に行くことは出来るけど、親が送り迎えはしなくちゃいけない。
もちろん習い事の送り迎えも。
そういうお母さんのことをこっちでは”タクシーマム”と言います。

郊外では公共のバスや電車が無いせいもありますが。
とにかく子どもだけで電車に乗るなんて、まだ未経験です。
ちゃんとちゃんは、二人だけで新幹線に乗ったんだよってうちの子たちに言ったら「私もやってみたい!」と言うかしら?
たとえ、行きのホームでおばあちゃんがのせてくれて終着点に私が待っていたとしても、彼女たちにとってはドキドキの大冒険になることでしょう。


週末は晴れて気温もそこそこ上がりました!
お日様がでてるだけで、こんなにもうきうきした気持ちになれるのはどうしてだろう?!
今年の冬は例年に比べて長い上に晴れ間もほとんどなかったもんだから、気分はドヨーンだったのよぉ。

思わず庭いじりを少しだけ。
旦那もベンチを買って来て組み立てたり、芝に肥料をやったり。
「焼き鳥焼こう!!」とウェーバーグリルをだして、去年の残りのチャコールに火を。
炭で焼いた焼き鳥はうまい~!!
「もっとないの?」と子どもたち。
ごめんよー、急に思いついたバーベキューだったから、冷蔵庫にそれだけしかチキンがなかったのだよ。

「今年は焼き鳥を極めるぞ!!」と夏の抱負を語る旦那。
極めるって、何を?”焼き”をかい?
味付けするのは私だもんね。もしかして「味を極めろ。」ということを求めてる?
ほほぉー。
ま、おいしい焼き鳥をきわめておいしく食べたいからいいか。
その抱負に私ものってアゲマス。

邦題:モーツアルトとクジラ Mozart and the Whale(2005)

2008-04-02 12:19:09 | 映画レビュー(マ行)
Mozart and The Whale(2005) モーツアルトとクジラ
Director : Peter Naess
Writer : Ronald Bass
Cast : Joshu Hartnett, Radha Mitchell

実在の人物をモデルに“レインマン”を手がけたロナルド・バスが脚本に。
アスペルガー症候群(高機能自閉症)という発達障害を持つ二人の物語。

アスペルガー症候群の人は、知能には問題がないのだが日常生活をするのに不得手な部分があるらしい。
例えばロナルド(ジョシュ・ハートネット)は数字には天才的に強いのだが、人の目を見て離すのは苦手。
タクシードライバーをしていたときも数字が目に入ってくるとそれに夢中になって、事故を起こしてしまうけど、次に気になることがあると、その事故をほったらかしにしてそちらに走ってしまったり・・・。部屋は自分の思う秩序になっていないと(他人からみるとただただ乱雑に散らかっているだけなんだけど。)平静を保てない。

そしてエリザベス(ラダ・ミッチェル)は、アートに関しては天才的。
時々ハイパーになることがあり、金属音や大きな音に関しては人一倍敏感でその音が耳に入るとパニックを起こしてしまう。

二人は同じ悩みを持つ仲間が集まる会で出会い恋に落ちる。
しかし、お互いにパニックに陥る要素が違うものだから些細なことで行き違いが起きてしまうのね。
でも、そこで諦めなかったのがこの二人のえらいところなんだけど。
何度も行き違いしながら、相手のことを不器用ながらも理解して愛そうとするドナルドとエリザベス。

アスペルガーの人は人の心の機微を理解するのが少し苦手だと言う傾向があるらしいのですが、愛し合う二人はあえてここに挑戦している。
もちろんとっさには対応できないもんだから、どちらかがパニックになって拒絶が起こるんだけど、二人は必ず後から一生懸命修復しようとするんだよね。

二人の健気さが伝わる純愛ドラマだったー。

ジョシュ・ハートネットって、私には奥目で控えめな男の子って印象なんだなー。
その外見が、この繊細なドナルドの役にはぴったりでした。
好演でした。

長い春休みも終わり。

2008-04-01 09:14:54 | Weblog
明日から子どもたちは学校に戻ります。
何の旅行もせず、ただ家にいた春休み。
おまけに気温もそんなに上がらず、外遊びは一切できず。
まったりと家で過ごした春休みでございました。

雪が解け、バックヤードに秋から冬にかけて落ちた枯れ枝や掃除し残した枯れ葉がどっさりあったので、スプリングクリーニングすることに。
でもうちのバックヤード、真ん中へんがへこんでて水たまりになっているのよね。
そこの部分は天候が良くなって乾いてからすることにして、とりあえず拾えるだけ拾っちゃおうと。

クリスマスにデッドツリーが倒れたこともあって、かなりの枯れ枝が集まりましたよ。
1メートルくらいの高さの大袋に2つ。
拾っているところころした動物の糞がたくさん落ちてる。
「むむ?これは?」とPCで検索したところ、思った通り鹿の糞。
かの吉永小百合様もお歌いになった鹿の糞でございますよ~。

やっぱりこの冬も来てたのね、鹿さん。姿は見られなかったけど。
それっぽい足跡も雪の上にあったもんね。

「鹿男あをによし」
この前最終回まで見ました。
結構オモシロかったよ。原作が読みたくなって、LA出張のパパにブックオフで探して来てねと頼んでます。

奈良の鹿がしゃべるんっすよ。
玉木君が鹿の顔になっちゃうんっすよ。

奈良に行ったことのない娘たちは「ママ、日本にこんなにたくさん鹿がいるところがあるの?それでフィード(餌をやる)できるの?」と。
「はいはい、できますよー。でもこんだけいるってことは糞もすごくって、糞をよけて歩くのが大変ざます。」と答えました。

夕方に森や林の側を車で走っていると、野生の鹿を目にすることが出来ます。
でも、至近距離からは・・・無理。
それも餌やるなんて、無理無理。だって野生の鹿ですからねぇ。
ま、今度は奈良にでも行ってみますかね。

鉄コン筋クリート(2006)

2008-04-01 07:08:17 | 映画レビュー(タ行)
鉄コン筋クリート(2006)
監督:マイケル・アリアス
演出:安藤裕章
脚本:Anthony Weintraub
原作:松本大洋(ビッグコミックスピリッツ連載)
声の出演:二宮和也、蒼井優、本木雅弘

はぁっ。
それはそれは手のかかったアニメーションでした!

監督がアメリカ人ってのも異色ですが、脚本も英語版(アメリカ輸出版)の漫画を元に作成され、それを日本語に翻訳したというオモシロい過程で出来上がった作品なんです。

ディズニーもピクサーもそこそこ手のかかったアニメーションを年に何本も公開していますが、これらのアニメとの大きな違いは全てをCGで行っていないこと。
CGだけでアニメを作ると、今の技術ではかなりリアルに毛がなびいたりスムーズな動きをするものが出来るんですが、やっぱり作り物感を感じてしまうのが否めない。
監督曰く、全てCGにしてしまうと見る側は感情移入しにくくなってしまうそうです。

そこで、”鉄コン”(こう略します、長いから。)では、従来の手書きとCGをうまく融合させてるんですが、そのために仕事量は膨大です。とても量産できるアニメじゃありません~。

「この漫画に出会わなかったら、自分は監督なんてしていなかった。」と流暢な日本語で語るマイケル・アリアス。
イントネーション、完璧。語彙も豊富。アグネス・チャンとは比べ物にならん!
スタッフは全て日本人。その中で一人アメリカ人として日本語を操りながらみんなをまとめていくんですから、素晴らしい。
10年温めていたそうです、この作品。
自分でサンプルを作って地道にいろんな人に見せてはアニメ化の交渉をしていたとか。
おかげで自分もびっくりするような一流スタッフ(ジブリなんかを手がけている)が集まったそうです。

マイケル・アリアスは、ハリウッドで”トータルリコール”などを手がけたVFXの一人者。
独立してNYで作ったCGの会社がうまくいかず、会社をたたんで単身で日本に来たとか。
そうして漫画”鉄コン”に出会い、自分の心の中のものとこの漫画ががっちり符合して衝撃を受けたと。
漫画って言うのはサブカルチャーだから、そんなものに(・・・なんていっては失礼なんですけど)自分の心を揺り動かされたのがショックだったんだって。

もう、アニメを作る工程をおまけで見てからすごく感動しちゃったので、本編に関係ないことばっかりかいちゃいましたが。
ストーリーについては、変化と友情と愛の物語ということです。

宝町と言う町にを牛耳る二人の子ども。
名前はクロ(二宮和也)とシロ(蒼井優)。
親のない二人は高架の下のこわれた車を住処に、街で盗みを働いて生きていた。
年上のクロは少し知恵おくれのシロを守るように生きていたが、実は純粋なシロによって救われていた部分も大きい。
街の外から宝町を我がものにしようとやくざのネズミたちや、隣町に住むむ血も涙もない蛇(本木雅弘)がじわじわとクロたちの縄張りを荒らしにやってくる。

なんと言っても、蒼井優の声の演技力は最高。
あの純粋さと時々狂ったように叫ぶ気持ちの高ぶりをあれほど上手に声だけで表現できるなんて・・・。
すごい女優さんですねー。
後は、狂気の本木雅弘。「この人は何となくアングラっぽい人だ。」とシブがき隊の頃から思っていたけど、(実はあの中ではいちばん好きだった。)やっぱりアングラの人だったみたい。
この人のアフレコのときは、周りのスタッフみんなが総毛立ったそうですよー。
見てみたいですねー、どんなんだったか。

ストーリーを理屈で考えちゃいけないです、このアニメ。
ブルース・リーじゃないけど、「考えるな。ただ感じるんだ。」って感じですかねー。