Go Hollywood!!映画れびゅう

今まで見てきた映画の覚え書き。(ネタばれ注意!)雑記録。

夏の終わりの・・・。

2010-08-31 12:12:43 | Weblog
昔に読んだ大島弓子のマンガに『夏の終わりのト短調』って言うのがあったけれど、”言い得て妙”でございます。
夏も終わりを迎えて、気分はまさにト短調って感じよね~。

さっき、ニュースの天気予報をみてたら、どうやら今週の水曜火辺りからぐっと涼しくなるみたいです。
うかうかしてたら、8月も終わっちゃうぞ、あと1日で。



先週から子どもたちも新学期。
ついに学校が始まりました。

特に次女は6月に小学校を卒業、新しい学校で迎える始めての新学期。
結構ドキドキしていたみたいです。
初日に「どうだった?」と訊いてみると"It wasn't so bad." とさ。

何がドキドキかというと、ミドルスクールになると同じクラスのみんなで一日中同じ授業を受けるのではなくて、一人一人がそれぞれのスケジュール表に従って自分がクラスを移動する、まるで大学生のようなスタイルになっちゃうわけです。
移動時間は4分。遅刻は許されません。

次の授業に必要なものを廊下に設置された自分のロッカーに取りによったりしながらの移動4分。
ロッカーのカギがうまく開くかしら、つぎに行く部屋が迷わず見つけられるかしらとどきどきなワケです。
だんだん慣れてゆくから大丈夫よ~。


夏休みは母子でのんびりダラダラと過ごし、日本のDVDなんかも見まくっていたので割と日本語環境だったはずなんだけど。
ところがどっこい、学校が始まると二人ともすっかり英語モードになっちゃいました。
早いよ、君たち~!
特に学校から帰ってからはスイッチが切り替わらないのか私への会話も全部英語になってしまう。
まだまだ耳のなれてない私は聞き取れず「え、なんて言った?」って聞き返すばかりでうっとうしがられる始末。
困ったもんです。



やっと子どもたちが学校に行き、3ヶ月ぶりに仲の良い友達とお茶が出来ました。
子どもがいると出来ない話をいろいろと。

先日の友人の名文句「年を取るってさ、“なんだか今日の私ってひどい顔してる。”ってゆー日がどんどん増えて行くことよ。」
その通りっ!はい、それはドンピシャリでございます。

うちの旦那は軽々しく「お金かけて(人工的に)どうにかしたら?」などとのたまいますが、プラスティックサージェリー(美容整形)って結構恐いと思うんだけど。そう思いません?
そして、芸能人でもお直しした方々が歳とともに不自然な感じになってゆくのは確かよね。

友人とは「どんな高価なサプリより、化粧品より、美容に即効性があるのは恋よね~。」なんて、おばさん丸出しの会話で盛り上がる。(周りが日本語が分からないからって、私達はしゃべりたい放題だ~!)
しかし、彼女がそういうことを別のお友達に話すとみんな口を揃えて「恋だなんだってそんな気全く起こらないわ。私はそんなものより美味しいもの食べて、欲しいものを買いたい。」とおっしゃるそうで。
そうなんだ~。

考えてみりゃ、楽しく過ごすために美味しいもの食べたり買い物したりすることって実現可能じゃん?
私達の言ってることは、それに比べたら遥か手の届かぬことよね。
「私達の目指す頂はエベレストよりも高いってことね~。」と言うことでその日のおしゃべりが締めくくられました。
これもなんだかとっても”ト短調”だわね。



最近長女は松ケン(松平健じゃございませんことよ。これ言ったら怒られる!!)にご執心。
来年公開の『GANTZ』についての情報を集めまくってる。
彼女のお友達のやっぱり日本のアニメ好きな子たちと一緒に日系本屋で雑誌を購入し、何が書いてあるか翻訳して教えてあげたりなんかして盛り上がっているらしい。

そのお友達には11月に行われるアニメフェスにコスプレして出ようと熱心に説得されているけど、「入場料30ドルだよ?コスプレなんて興味ないし、30ドルあったらそれでマンガ買う方がよっぽどいい。」とお断りしているようである。
2~3年前から目覚めてしまった長女のサブカル好きにちょっとした心配をしていたワタクシでございますが、どうもコスプレしたりするような人種ではないらしいし、”オタク”とよばれることにも抵抗があるようで(こちらで”オタク”は日本よりクールなイメージがあるみたいだけどね。)、ドッブリあちらの世界に行ってしまうわけじゃないんだと密かに安堵してます。


長女は松ケン、そして最近の私はマツコ・デラックスにご執心なの~。
偶然見つけた地域限定局の情報番組で、ビシバシと世論や東スポ記事を切り捨ててゆくマツコ様に心奪われました。
切れ味のいいコメントからも頭の良さが垣間みられます~。
マツコ様のお友達、徳光さんの甥でいらっしゃるミッツ・マングローブ(なんてインパクトある名前!)さんもかなりの切れ者。
見ていてすかーっと爽快感です。
二人に共通するのは、鋭いコメントに見え隠れする愛だわね~。
これからのご活躍を心より楽しみに致しております~。

あら、こんなことはなしてたらト短調が変調しちゃったわ!



もうすぐ新学期

2010-08-19 08:02:14 | Weblog
長ーい長ーい夏休みも今週でおしまい。

朝ご飯を食べたと思ったら「ママお昼なぁに?お腹空いた。」と言われ、そうしてるうちに夕ご飯の準備・・・こんな日々も今週でおしまいですぜ。
そして子どもたちは宿題に追われております。


この夏は旅行にはどこにも行かずでございました。
なにせ「近場に泊まりでどっか行ってみよう。」と誘ったのに子どもたちに速攻で拒否されちゃったりして・・・。
そのかわり週末にはちょくちょくダウンタウンに出没しておりました。


先週の日曜日にはアメリカ空軍海軍が行うウォーター&エアーショーを見にお出かけ。
勿論、提案に難色を示し、家でダラダラしたがる娘たちをムリヤリ引っ張りだしてのお出かけです。
午前中、ワタクシには送別テニスの試合なるスケジュールがありましたのでどうかなと思ってたんだけど、「いいよー、3時からのブルーエンジェルスだけみられれば。」と旦那。
それじゃあということで、テニスの汗を流し、クーラ―ボックスにお水、日よけの傘などもバッグにつめてLet's go!

ショーはミシガン湖のビーチからみられる所で行われます。
シカゴのダウンタウンはミシガン湖のすぐ側に摩天楼がそびえ立ってるので、戦闘機はそのビルの間も飛び回るとゆーエキサイティングな演出もあるんですねー。

摩天楼が見えてくるとともに高速からも戦闘機が飛び回っている姿が見えてきました。
コーフンする私達。
iPodを聞きながら、フーンと眺める子どもたち。
なんて対照的なんでしょ!(この前のトランスフォーマー3のロケのときと一緒の構図や!!!)
スモークを出しながら空に曲線やハートを描いてゆく小型機が見えてるっちゅーのに、アナタたち!!


ダウンタウンにつくと、もう路上にも折り畳み椅子などを持参してショー眺める人たちで一杯。
あいてるパブリックパーキングに飛び込み、急いで湖の方へ歩くと、ビーチまででなくてもビーチ沿いの道の手前からでも十分にショーがみられそう!
カンカン照りの中へ行かなきゃならないかと思っていた私は、ちょっとほっとしましたけどね。

飛行機のお腹に響くようなエンジン音と、回旋したり急降下するような高度な技術で飛行する戦闘機を間近でみると、そんなに飛行機マニアでない私でもむちゃくちゃ興奮するもんですねー。

「日本の自衛隊も一般人向けにもっとこう言うことしたらいいのに。」と旦那にいうと、「やってるはずやで、ブルーインパルス。このブルーエンジェルスに比べたら機体はちょっとおちるけどね。」だって。
知らなかった・・・。
でも、絶対アメリカの方がマニア以外の人も楽しめるような演出と広報活動をしてるに違いないと思ったんですけど、ワタクシ。
自衛隊のイメージアップにもっと宣伝してみるっていうのはどーでしょうね?

さてさて、ショーを堪能してパーキングに戻った私達。
そこで面白いことに気付きました。
「あ!ここ駐車できるよ!」って飛び込んだ駐車場、なんとプレイボーイのラウンジがあるビルでした!
思わず、
私「パパ、パパ、写真取っといて~♡」
旦那「よっしゃ!」
どんだけミーハーな夫婦なんでしょ、私達!
また友達に見せびらかす(?)面白写真が増えましたわー。

「ママ、このビルってウサギのマークだね!」と無邪気な子どもに「ここはね~、ウサギさんの耳としっぽをつけた綺麗なお姉さんがお酒をサーブしてくれるバーがある所なんだよ~。」と一応教えておきましたけどね。おほほ。



ここ数日ぐっと温度が下がって、朝晩随分涼しくなりました。
シカゴの短い夏も終わりだわ~。

過ぎ行く夏を惜しむ大騒ぎ&爆笑パーティーの計画が着々と進んでいます~。
さてさてどんなパーティーになるんだか・・・?!

今度は愛妻家 (2010)

2010-08-03 21:01:43 | 映画レビュー(カ行)
今度は愛妻家(2010)
監督:行定勲
脚本:伊藤ちひろ
キャスト:豊川悦司、薬師丸ひろ子、水川あさみ、濱田岳、石橋蓮司


浮気者でフーテンの写真家北見俊介(豊川悦司)は妻さくら(薬師丸ひろ子)と二人暮らし。
かつては売れっ子カメラマンだった俊介だったが、今はグータラ生活を送っていて、一枚の写真も撮らず家でゴロゴロしている。

健康オタクで俊介の世話をかいがいしく焼いていたさくらも、ついに愛想を尽かし「子供を作る気がないのなら、もう別れて。」と。

さくらが大きなボストンバッグを抱えて友達と箱根旅行に出かけた日。
女優志望の蘭子(水川あさみ)がやって来て俊介といいムードになるんだけど、忘れ物を取りに引き返してきたさくらに現場を見られちゃう。
ついに堪忍袋の緒が切れたのか、さくらは旅行に出かけたまま帰ってこなくなっちゃった。

全く家に帰ってこないさくらに、口では独身生活を満喫すると言いながらも心穏やかでない俊介。
これはいつものけんかと違う、俺たちは本当に終わりなのかと不安に・・・。

2週間経ってやっと帰ってきたさくら。
そのさくらの姿を見た俊介は、自分の封印していた気持ちを思い出す。
なぜさくらがいなくなってしまったのか。
彼のさくらへの気付かなかった想いも・・・。




この映画ねー、あんまり書くとネタバレしやすいからものすごく慎重にあらすじを書いたんだけど・・・。
全部ネタバレすると面白くないからさ。
あとになってあのシーンやセリフははこう言う意味だったのかって思いながらみる後半部分が台無しになっちゃう。
いやぁ、やっぱり難しいねぇ、結末を知ってる者がサワリをうま~く書くってのは。


役者はみーんな好演でしたよー。

さて、豊川悦司。
テレビドラマの恋愛もので一世を風靡していた頃の彼には爪の先ほどの興味もなかったんだけど、今の彼はいいねぇ~!
ちょっとアウトローな感じが。おっさんくささもうまーくマッチしててとってもいい味出してるなぁと思ってみてました。
ま、テレビ制作側の意図なんだろうけど二枚目路線を前に押し出していた頃は、「そんなにイケメンでもないのに~。」とか「劇団で渡辺えり子に泣かされたヤツが格好つけてー。」なんてイヂワルな見方をしてたんだよね、一視聴者のワタクシは。
すみません。
はい、見直しました。
他の作品も期待してます。

さくらがいない間かいがいしく俊介の世話をするオカマの文ちゃんを演じるのが石橋蓮司。
良かったわ~!!
改めて書くこともないですが、彼は名役者、名バイプレイヤーです。
強面のヤクザの役はよく見たけど、オカマは始めて。
そして唸るほどうまかった~!
ゲイ好きのワタクシとしては、あんな人が側にいたらぜひお友達になりたいと思っちゃうような人間味の深いオカマを演じてらっしゃいます。

そして、『鴨川ホルモー』でちょんまげの帰国子女役を演じた濱田岳が、またまたはにかみ系のアシスタントカメラマンで出演。
ちょっとネタバレするけど、一見気の弱い男風の彼が蘭子の過去も何もかも受け止めるよと告白するところに胸キュンとなったワタクシ。
彼もそろそろ違ったキャラを演じていかないと気の弱い草食系男子のイメージが定着しちゃうかも。
でも、もうちょっとだけおどおどした彼も見ていたい・・・かも。

薬師丸はいいよ~!
雰囲気も演技も、もう全部いい感じよ~。
ワタクシよりも歳上でいらっしゃいますが、いまだ美しい(というか、カワゆい)ままでお肌もつやつや。
見習わねばなりません~!!
何をさておいてもなんだか今や壊れ気味の玉置浩二と離婚しといてよかったねぇーっ!!!



妻がいない間に、自分が意識していなかった彼女への気持ちを気付かされる夫。
さくらのセリフを通して俊介の心の中が映し出されます。

いなくなって分かる愛する人の大事さ・・・て感じかな。
え?「亭主元気で留守がいい」って?
そーゆーことを言っていられるのは幸せだからなのよ~。