=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

シェフたちと

2024年03月10日 | 【志事】独立を選んでからの日々
日本各地の食材と出会う探求の旅をされているシェフグループのご訪問をお受けしました。
青山グランドホテル や 虎ノ門ビルズTokyo Node Dining 料理長をはじめとしたシェフの皆様に、
一介の家具職人が何をお話ししたらよいのやら?
それでもわざわざ南房総までお越しいただける機会に少しでも地元の魅力をお伝えできたり、
食材と木材という天然の素材を扱う共通点などお話伺えたら私もうれしいと思いました。
また「普段自分はいったい何を考え、大事にして仕事をしているのか?」
ということを久しぶりに整理するきっかけにもなりました。

限られたお時間でしたので、すべてをお話できたわけではありませんが、
山桜の素材などについては結構お伝えすることができたと思います。
ご訪問ありがとうございました。

以下自分の振り返り。多くの仕事でも共通のことだと思いますが大事にしていること。

1.ウォンツでなくニーズを探る
例えば「大きさ何センチのテーブルが欲しい」というご要望のお客様に対しても、「はい、わかりました。」でなく、
必ずどんな用途で、どんな場所で、どんな使い方を、また今回のオーダーによってどう変わりたいのか、といったことをお聞きするので、メールでも結構長くなったりやりとりも増えます。一番いいのはやはり対面でご相談させていただくことですが。

2,複数案を提示
必ずではありませんが、お聞きした要望やお話から考えられる提案をだいたい複数出す場合が多いですね。
「うちはこれだけ」「業界としては普通これです」といった決めつけでなく、
考えられる可能性を示し施主さんに選んでいただきます。やはり満足や納得感が違います。

3.顔を想像しながら製作
オーダーですと工場生産の卸などとは違いユーザーが目の前にいらっしゃるので、製作過程でもお客様の顔を思い浮かべながら作業ができるので、こちらの充実感も違うし仕様上は問題なくても「ここはもうひと手間かけるか」ということにもつながります。

そしてこれらを支えているのは、一人で自由にできて「自分」で決めることができる状況にあることが大きいと考えました。今の環境に感謝ですね。
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