=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

2011年に感謝。

2011年12月31日 | 【志事】独立を選んでからの日々
(写真:小さな鏡餅と大家さんの奥さんが挿してくれた赤い実)

思えば昨年の今頃は、まだ工房の建物が見つかっていない状況で、いつオープンできるか不安がありました。

その後、新年早々に現在の建物が見つかり、

2月から開業準備、東北に材木を見にいったり、長野に機械を見にいったり、建物の掃除を始めたり。

3月には未曾有の大震災があり、開業延期も仕方ないかと思ったこともありましたが、

奇跡的に、4月1日に開業することができました。



2011年という年は、日本の国民全員にとって忘れがたい年ですが、
とりわけ私にとっても、開業という人生の大きなスタートになりました。

大変な年のスタートでしたが、
ここから、日本も含めて「上向き」しかないと思えば、いいタイミングだったと思います。(消費税も上がりそうだし。。。。)


お仕事をくださったお客様
お祝いをくだっさった方々
工房を訪れて下さった方々
それからこのブログの読者の方々
をはじめ、みなさん、ありがとうございました。

それから家族にも感謝。

来年は、家具工房つなぎは、
さらなる「つなぎ」になれるよう、
そして売上げは倍増目指してがんばりますので、よろしくお願いします。

来る年が皆様にとしましていい年でありますように。
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発見!海の見えるシュールな新・港ラーメン

2011年12月19日 | 【観光】南房総おすすめ
久しぶりに千倉の竹細工教室に顔を出す。
そのとき、オススメのお店を聞くと、出てきたのが「新・港ラーメン」

千倉、潮風王国からすぐそばの海辺にあり、
数年間に閉店した「港ラーメン」を借りてはじめたのが「新・港ラーメン」らしい。

結構外観からビビッときますね。
漁港そばのひなびた空間に、細字の手書きで書かれた看板。
手作りの暖簾をくぐると、「家」って感じです。

自家製麺の坦坦麺を注文しました。
房総産落花生をつかったあっさりした味です。
私は特別に中国山椒を大目にかけてもらいました。

麺を運ぶ箸を休めて、窓をのぞけば、海というか漁港が見えます。



都会では絶対味わえない空間です。


何気なく始まった店主との会話ですが、

びっくり!

私が家具職人であることを話すと、なんとその昔、私が家具の道に入る前に東京の椅子展を見に行ったときに知り合ったYさんのおにいさんでした。
その後Yさんにはいろいろアドバイスを頂いたり、長野のご自宅に伺ったこともありました。

でも、そのYさんとは個性がまったく違うそのお兄さんが面白い!
話していて、緩い気持ちにさせてくれます。

しかし、お兄さん、実は中華街の聘珍楼の副料理長をしていたという経歴があり、
また副というところがリアルで私なんかは好きで、
それから香港に料理修行に行った経験など、
「おぉー、あの香港返還のとき、君もいたのかー!」とか
私の中国歴ともかぶり、楽しい話ができました。


食材を活かす広東料理が得意なようで、
あっさりシンプル、昔ながらのといった味わいが好きな方にオススメです。

次は、中国人が来店して「親指を立てていった」という
水餃子を食べにまた遊びにいきたいと思います。
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変わる東神奈川、変わらない東神奈川

2011年12月18日 | 【日記】いろいろ
出張の帰り、
以前住んでいた東神奈川に寄ってみた。

ここは、
横浜から一駅、
京浜東北線と横浜線、あと京急と東横線も使えるし、高速道路のインターもあるという非常に交通の便に恵まれたところで、
私は10年近く住んでいたことになる。

JRの東神奈川駅に降り立つと、
すぐ横に駅ビルができていたことにびっくり!

昔あった、マック、ツタヤをはじめ、
神戸やサンドイッチ、大戸や、天丼のてんや、チョコクロのお店、成城石井、
あとフィットネスクラブもあって、
外食チェーンのなかでも私の好きなお店が勢ぞろいで、
ほぼここで事足りる感じだった。

反対側には、狭小地に強引に作られたドトールコーヒーもできていた。

その先の階段を降りると、ミスタードーナツ。

この辺からはあまり変わってないようだ。

この近くには横浜家系ラーメンの六角家をはじめ、有名ラーメンが数店舗あり、
私もいろいろな味を楽しんでいたのですが、
その中でも印象に残っているのが、

「元祖ニュータンタンメン」

写真のとおり、唐辛子とたまごの入った太麺ラーメン。(これは普通より少しから中辛)

このラーメンの好きなところは、
スープから目の前で作ってくれるところ。

作り方は、「見たところ」簡単。
中華鍋に、寸胴で作っているスープを入れ、
にんにくをお玉一杯くらい入れ
煮立ったら、ひき肉、唐辛子をいれ、
最後に溶き卵を入れる。

いや、溶き卵の前に重要な調味料があった。

それが、ウイスキーの角ビンに入れ替えられた、茶色い液体と透明な液体。
これを、数滴たらすのだ。
まさしく、これが秘伝の企業秘密の調味料かと思われる。

即席なだけに、ひき肉とにんにくにフレッシュ感が残っているスープが私は大好きだ。

それにしても3年ぶりに暖簾をくづったのだが、
味も含め、変わらない店内に安堵した。

ラーメン屋独特の威勢のいい感じでない、自然体のマスターがいつものように鍋を振っていて、
さきほども書かせていただいた秘伝の調味料は、なぜか角ビンに入っている。
恐らく他のビンではダメなのだろう。
あの角ビンの模様がいいすべりどめになっていたり、四角なので持ちやすいとか。
とにかくお店の伝統として、あの調味料は角ビンに入れる!
これは暗黙の了解事項なのだろう。
そういう使いまわしエコな視点でいえば、
溶き卵をとく缶も決まっている。食器では溶かない。それはきまって、メンマかなんかが入っていた空き缶と昔から決まっているのである。

メニューはタンタンメン以外にも、
五目うまに麺とか、チャーハンとかいろいろあるが、
厨房はいたってシンプル。
タンタンメンを作るときの中華鍋がそのまま、
チャーハンや野菜炒めを作る鍋になり、
出汁には、例のラーメンスープ、最後の調味料は、やはり角ビンのやつで完成するのである。
あの効率的な厨房オペレーションも私のお気に入りの点なのである。

お客さんは、
私のような男性一人客にはとどまらず、
女性2人組みや年配のご夫婦など、はば広い。
私が心配せずとも、このお店はきっと変わらない東神奈川をやっていってくれるだろうと確信した。
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10年のキャリア

2011年12月17日 | 【日記】いろいろ
2日目の忘年会は、
社会保険労務士の横浜会に参加させていただいた。

この会は、私も10年くらい前に合格した社皆保険労務士の勉強でお世話になった先生を中心とした集まりで、
定期的に実務における勉強会を開いていました。

忘年会では今年合格率7%台まで下がった難関をくぐりぬけてきた新人合格者も含まれていて、会は私の知っているときより膨れ上がっていた。
そして、私と同期合格のTさんなんかは、かなり仕切るようになっていて、
実務もバリバリこなしているようだった。
「10年やるとやっぱりすごいなー」
と正直思った。

私も10年遊んでいたわけではないですが、
木工の道に進んで3年、開業はまだ一年目です。
まずは10年のキャリアを目指して、がんばっていきたいと思いました。

それにしても、
新横浜プリンス内のレストランが会場で、
皆さん、スーツも多い中、
つなぎ姿の私は、ちょっと風変わりで、
もてはやしていただきました。
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一畳の天国

2011年12月17日 | 【日記】いろいろ
人間、所詮は「座って半畳、寝て一畳」

そんな広くて立派なホテルになんか泊まる必要はありません。(若干負け惜しみが入りながら・・・)

今回の東京出張、その目的は忘年会のはしご。

東京行ったら、どうせ知り合いと飲んで、ホテルに戻るのは午前様。

寝ることができて、

大浴場があって、

安ければ、

それで十分。


ということで、大きな荷物がないときは、私はカプセルを選んでいる。


カプセルの魅力はというと、

なんといっても、
あのカオスともいえる混濁とした空気、

浮浪者のような人からサラリーマン、若者まで、いろいろな人間が出入りしていて、
深夜だというのに、レストランは意外にも盛況、オヤジがひとりビールを飲んでいる姿が目立つ、
廊下では、コイン式のスロットマシーンでひたすら遊んでいるオヤジ
朝は朝で、また結構大勢の人たちが、朝定食を、テレビのニュースをみながら、しっかり食べている光景がほほえましい。

朝から大浴場はいっぱいいっぱい。
湯煙の向こうに見えるオヤジのあごにはちょろっと血が。髭剃りでやってしまったあとだろう。
2階に設けられた「垢すり場」からは、「さあさあ、みんな垢すりしないの?」と、酸いも甘いも知り尽くしたような外国訛りのおばさんが叫んでくる。

まあ、当然中にはマナーの悪いヤツがいて、
早朝から自分の携帯目覚まし鳴らして、何度もスヌーズ、ぜんぜん起きない輩もいるわけですが、
総じて、皆マナーがいいというのが私の印象。

きっと、カプセルというひとつの共同空間で1泊といえど暮らすとなると、
変な共同意識が芽生えてくるのではと私は勝手に考察している。
狭い廊下のロッカーの前では、皆譲り合うし、
エレベーターの前でも譲り合い。

そして皆、チェックアウトを済ませそれぞれの空間へと旅立っていくのである。

(ちなみに私は、朝からスタミナ系の焼肉どんぶり店へ)



最近、東京にも「ドミトリー方式」というアジアなんかで見かける相部屋式の安宿ができている。外国人バックパッカーなどのご利用が多いと思われるが、
次は、そんなスポットも狙ってみたい私である。
しばらくは海外一人旅に出かけられそうにない私の海外気分を味わう小さな楽しみとして。
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木のおもちゃがたくさんある「器楽」

2011年12月16日 | 【お店】木になる家具や、道具やさん
自由が丘にあるオントオフカフェを訪ねた際、社長の平本さんから教えていただいた「器楽」。

オントオフカフェからも近く、自由が丘大丸ピーコックの裏あたりになります。


入ると、そこは木のおもちゃがたくさん!

数十人もの作家さんの作品や製品が並んでいるので、ほんといろいろな物があります。


私も家具を作っているということを説明し、
オーナーにお話を伺ってみると、

その作品をお店に置くかどうかの判断は、

① 自分で作っていること

  いい悪いでなく、設計をして製作は他に任せている場合もありますが、器楽は最終的に自分で作っているものを置いているそうです。

② 日本国内で作っていること

 これもそんなにややこしい理由ではなく、国内でないと直接作家さんに会ったり、製作現場を見にいくことが難しいからだそうです。

③ やっぱりその人の人柄

  お店に置く商品を決めるときは、必ずオーナー自らが足を運んで、作家さんにお会いするそうです。


んー、なるほど、いろいろ勉強させていただきました。
ありがとうございました。

→器楽HP
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床座敷のカフェ「洗足カフェ」

2011年12月16日 | 【観光】南房総おすすめ
私の作った棚が置かれている

南房総のアンテナカフェ?「洗足カフェ」に行ってきました。

残念ながら、

ランチは売り切れで、コーヒーしか飲めませんでした。



このカフェは日替わりカフェで、

本日は、花とお菓子の「花カフェハニー」でした。


2階席からは、にぎやかな女性陣の声が聞こえてきて、

ご近所のママ友会の会合でやっているのかと思ったら、

全部個別のグループや2人組みの女性でした。でも、そのくらい声が大きくにぎやかでした。

きっと、2階は床の座敷になっていてまったりできるので、
ご近所の女性達には居心地のいいスペースになっているのではないでしょうか。

壁には、
虫のシルエットの模様がついているのですが、
そのうちのいくつかには名前が入っています。



なんでも、内装を進めているときに、ご近所のちびっ子にも手伝ってもらって、
そのとき貼ったものだそうです。

こうした地域との密着性が大事なんでしょうね。

洗足カフェがもっともっと地域に愛されて、
南房総の情報発信拠点になっていくことを期待しています。


追伸:

私の棚も野菜ラックとして立派に働いていました。


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嶺岡牧まるごと体験、参加者募集!

2011年12月13日 | 【観光】南房総おすすめ
皆さん、南房総が日本の酪農発祥の地ということをご存知でしたか?

まあ、私も昨年まで知らなかったんですけど。


さて、先日、南房総にある「酪農のさと」という施設が主催するハイキングのチラシを入手。

私はこのチラシを一目見て、ビッときました。
私の嗅覚が言っています。
「これはディープだと」

まずはプログラム。

1.牧散歩

散歩と手軽に書いてあるものの、よくパンフを見れば「山道6キロ」って書いてある。
これが「散歩」といえるのだろうか。

2.昼食は「嶺岡ミルク御膳」

古代米三色ご飯はいいとして、おかずは「チーズの煮物」、「ミルク野菜スープ」
デザートは「牛乳寒天」、ドリンクは当然「牛乳」
載っているランチの写真がほぼ白い。
ここまでのこだわりはなかなかないと思う。

3.牛乳で「酪」づくり

「酪」とはチーズかバターか、そんなようなものかと思われる。その手作り体験ができるようです。
その昔、江戸時代には徳川吉宗に献上されていたのか、
「将軍に献上」=「暴れん坊将軍も大好き!」というキャッチフレーズが書いてある。

以上


しかし、プログラム以上に気になったのは、

その日程。

第一回 平成24年1月28日
第二回 平成24年2月18日

なにゆえ、この一年で最も寒いであろう時期にあえて実施するのだろうか。
いくら南房総とはいえ、ここは山間で一番寒いところである。(バイトの現場で体験済み)
そこでハイキングを敢行するということに深い意図を感じるのは私だけであろうか。

そういうことで、
誰か希望者がいれば、一緒に参加したいと思いますので、
ご連絡ください。

tsunagi.kaguあっとまーくgmail.com


【日程】
第一回 平成24年1月28日
第二回 平成24年2月18日

【参加費】
2000円

【プログラム】
上記のとおり
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雨水樽

2011年12月13日 | 【志事】独立を選んでからの日々
キッチンの付属品のお仕事を頂き、昨日現場にて仕上げてきました。

住宅のほうは完成して、

工事は、庭づくりに移っていました。


この家は、「自然とゆったり過ごす」がコンセプトだったので、

私のキッチンも採用されたのですが、

それ以外にも、太陽光発電をはじめいろいろエコな設備があります。


そのひとつが、写真の「雨水樽」。

ウイスキーを醸造していた樽を改良したものです。

これで、樋からの雨水を貯めて、利用するんですね。

庭は土を入れ替えて、畑づくりが進められていました。

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新観光名所? 夜のレタス畑

2011年12月13日 | 【観光】南房総おすすめ
お客様との打合せの帰り、

通りかかったのが、神戸のレタス畑。


ちょっと前に、当ブログでも紹介したとおり、


→関連記事「黄色い玉の効果」

畑の中には

レタスの害虫を寄せ付けない効果があるという黄色い玉があって、

黄昏時、ちょうどその玉が光っていた。

なにやら幻想的です。
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