=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

泥の腰掛がいい感じ(カフェ風流)

2010年10月29日 | 【お出かけ】木のむくまま
最近は、南房総にもカフェが増えてきているということなんで、
とにかく行って雰囲気を味わい、自分のお気に入りを見つけていきたいと思います。

そんな折、カフェ風流で「秋のチェロコンサート」が企画されていたので、
さっそく行ってみました。
このカフェは、ご存知の方も多いと思いますが、女優の高樹沙耶さんが参加されています。

→カフェ風流HP

店内は土壁になっていて、壁側のベンチは土でできた丸みを帯びたものになっていました。座ってとても気持ちがいいのですが、さらにオンドルのようにポカポカしたらもっといいなあなんて。(暖かいと言われる房総にはいらないか。)

と、カフェの紹介はこのへんにして、
本日の主役、チェロ奏者の登場です。
登場されてさっそく自ら「あやしい日本語ですいませんー」って自己紹介していた大塚幸穂さんはアメリカからの帰国子女、チェロに加え独特なトークが私の心をつかみました。

→大塚幸穂さんHP

秋の夜長、皆さん楽しんでますか。
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石の街

2010年10月24日 | 【お出かけ】木のむくまま
千葉県金谷で、文化祭がありました。

ここは三浦半島の久里浜と結ばれている東京湾フェリーの港ですが、その港に降り立つと正面に見えるのが鋸山です。
見たとおり、山の稜線がギザギザと角ばっているのです。
この景観は、実は自然ではなくこの地域の産業として石切りが行われていたのです。

そんな歴史を踏まえ、
今、金谷は「石の街」をテーマに街おこしを行っていて、
その文化祭が今週末にあったのでした。

鋸山で切り出された岩は、房州石と呼ばれ、最盛期には東京、横浜に大量に出荷されていたそうです。
その石の特徴は、なにより保温性がいいことだそうです。
そのため、パンやピザの窯にはもってこいだとか。

私も工房を作ったら、ひとつそんな石で窯を作り、
普段は木を燃やし、休日にはピザなぞ焼いて・・・・
なんて夢を一瞬見ましたが、
この房州石、鋸山が国定公園になっていることもあり現在は採掘ができないのだとか。
私の夢はまさしく一瞬でした。

しかし、
街にひとつのテーマを設定して、それに基づいて活動をしていくのはいいことですよね。

金谷美術館も新たにオープンしていますし、
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

→金谷美術館HP


帰りは、「かじめラーメン」で有名なさすけ食堂へ。
なかなか「海のそばのラーメン」が味わえます。
\700
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29回目

2010年10月17日 | 【日記】いろいろ
第29回南総里見祭りが行われました。

このお祭りは、
各地の伝統に根ざしたお祭りではなく、市が始めたイベントのお祭りです。

対外的には、
滝沢馬琴の南総里見八犬伝の舞台である館山城下を舞台に、
八犬士に扮するモデルを毎年公募し、行列をしてもらったり、
ご城下では、戦国合戦絵巻を再現したりしています。

ですが、我々はもっぱらその行列の後についていく、山車、屋台、神輿で祭りをやるほうに集中しています。
館山の祭りは各地域、だいたい小学校の学区くらいの範囲でそれぞれ違った日付で毎年行っているのですが、
この日ばかりは、市内中の山車屋台が集まります。

自分が小さな頃、アニメやテレビを見ていて、
例えばウルトラマンなら、ウルトラ兄弟が勢ぞろいしたり、ウルトラの父なんかが出てくる回があったり、
銀河鉄道999なら、999のほかに777が出てきたりする特別な回がありまして、私はその特別感がたまりませんでした。

およそ30年前、この里見祭りが始まったときは、私はまだ小学校くらいでしたが、
まさしく普段は出遭わない山車屋台が集まる特別な日として、大変な高揚感に包まれたものです。

私は館山の楠見という地区に参加させて頂き、
岡山に行っていたために、今年の桟橋祭り、夏の本祭りと参加できていませんでしたが受け入れて頂き大変感謝です。


心配された天気も2日前に天気予報が変わり、穏やかな秋空の下、
今年も里見祭りが終わり、房総のお祭りシーズンも幕を閉じたのでした。

数えてみると今年のお祭りは29回目で、来年は30回の節目のようです。


私自身楽しませて頂いているお祭りですので、
もちろんこのまま継続してやっていきたいし協力していきたいと思いますが、
そろそろこの30回という節目を控え、
この南総里見祭りの目的を再度確認、もしくは再設定する時期に来ているのではとも思っています。

私は各地の地元の祭りは地元の人が楽しむ祭りで、変に観光化することには反対で、つまり内向きの祭りでいいと思います。
一方この里見祭りについては、観光立市を掲げている館山市としては、よそから来られるお客さんに対しての祭り、つまり外向きの祭りというメリハリをつけたスタンスが必要なのかなーと思っています。

私はまだこちらに戻ってきて日が浅く、
まだまだわからないことが多いので、実行委員会の方々がどのようにされているのか知らないので
間違っていたら申し訳ありません。

ただ今後は地元に住む当事者として、積極的に祭りのために、地域のために関わっていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
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うずうずします

2010年10月16日 | 【お出かけ】木のむくまま
千葉の市川で行われたクラフトフェア「工房からの風」に出かけてきました。

→HP


晴天の中、ショッピングセンターに隣接した会場には多くのお客さんがいらしていました。

都会で行われるクラフトフェアに行くのは初めてだったのですが、
商品の売れ行きも結構いいようです。

このクラフトフェアでは、
同じ作家さんがかぶらないように、一度出展すると2年間は参加できないようです。
また、その選考基準はきちんとしていて、
しっかりとした書類をそろえて臨むということを出展されていた知り合いの方から聞きました。

館山から市川に車で行ったのは初めてでしたが、
後から地図を見たら、ほとんど東京のそばでした。
が、千葉県は千葉県です。
地元として、いつかはこのようなレベルの高いクラフトフェアにも出てみたいものですね。
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にわか骨董屋

2010年10月15日 | 【日記】いろいろ
祖父の遺産とも言えるのでしょうか。

古い着物など、いつ着るかわからないのですが、気に入った柄のものはとっておきました。

そのほかにも、
なかなか味わいのある昭和の逸品があります。

このラジオなんかもいいですね。
きれいに掃除をして使うことにしました。


いろいろな物品を見て、
これはいる、
これはいらない、
とやっていると、にわか骨董屋のような気分になってきます。

いるものも多少はありますが、
要らないものもその何倍もあり、掃除は結構大変です。
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にわか建具師

2010年10月13日 | 【日記】いろいろ
現在、自分の仕事を始めるまえにまずは住むところの確保ということで、
前にばあちゃんが住んでいた一軒屋を掃除中です。

かなり建てつけが悪く、
襖、障子の類がぜんぜん動きません。

まずはそれらを削って、スムーズに動くようにしました。

それから障子の張替えです。
写真の障子のように下側には本来ガラスが入っていたのですが、
割れていたため、新しいガラスは高いので桟を作って障子張りにしました。


さて、
この障子の張替え作業では、いろいろなことを考えさせられます。

まず単純に、
障子の張替えは思ったよりも大変な作業です。
半日かかって、八枚を張りました。
これを子供とかに、「プスっ」と指で穴などあけられると正直きついです。

それから当たり前ですが、この障子張りという作業にも様々なコツがあります。
糊のつけ方や量、紙の動かし方など。
中でも、張った後に霧を吹きかけるというのは恐ろしい先人の知恵です。
いったい誰が考えたのでしょうか。
多少たるみがあった障子がみるみるきれいに張っていきます。すばらしい。

ですから最初の1,2枚ははっきり言って失敗です。
ですが、そこから学ぶこともあり段々上達していきます。

それでもまだまだばあちゃんが張ったと思われる障子のほうがきれいですね。
「昔の人は何でもできた」
といいますが、せざるをえなかった状況かもしれませんが、
でも確実に現代人よりも生活力は上です。
どの家にも大工道具が多少あったと思いますが、みんな簡単な木工は家の人がしていたのでしょう。
それこそ障子張りなどの作業、どの家でも小さな畑はあって簡単な農業はしていたのではないでしょうか。
そのような生活は、非常に人間的だと思います。


それから、
やっぱり道具は大切だということです。
糊をつける刷毛や紙を切る長い定規のようなものや霧吹きにしても細かい霧が出るものなど、
専門の道具のほうがいいでしょう。
今回は、台所にあったタレを塗る刷毛、普通のものさし、洗剤が空になった容器で霧吹きなどして代用しましたが。
プロとして仕事するには相応の技術はもちろんですが、
道具もきちんとしたものをそろえなければいけないと思います。

さらに思いは日本人観まで及び、
障子や襖など、日本のものはどうしてこんなに華奢なのだろうと。
ちょっと間違えば穴が開いたり破れたり。
作業をしているときから既に心配です。これを日常生活で使おうと思うと、
きっと西洋の人なんかは、もっと丈夫にすればいいのにと思うのではないでしょうか。
しかし、「弱いからこそ大事に丁寧に扱う」
という考えにつながると思います。
また、障子をはずすと日本の家は急に広くなります。
両親も見に来てここはこんなに広かった?と驚きます。
客が大勢来たときは襖をはずして一間にするなど、「日本の家はフレキシブル」と言ういわれを実感しました。

また日本の家は障子や襖に囲まれているので、
部屋が多少広くても実は箪笥を置いたり、机を置いたり、壁にポスターを貼ったりなどのスペースが意外なほど少ないのです。
飾り物ができるのはせいぜい床の間でしょう。
うーん不便だと思う反面、
逆に考えれば「モノを置かせない」、あえて飾るものを絞りこませてシンプルな室内にしてくれそうです。

最後に障子をはめこんで、
この紙を通した薄明かりというのも日本人の感覚に影響を与えているという話を思い出しました。
なんともボヤ~とした感じが日本的でいいですねえ。

もう少し大掃除は続きそうです。
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昨晩の肴

2010年10月13日 | 【写真】一本の木
もちろんアジとイカです。
コメント (6)
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房州の恵み

2010年10月13日 | 【写真】一本の木
隣のおじさんが朝釣ってきたアジとイカのお裾分け。
長野、岡山の山側から戻ってきたので、こういう海の幸は久しぶりです。
本当にありがたいですね。房州を離れていたぶん、そのありがたさを倍増して実感します。
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「家具は家の中におかれるもの」

2010年10月02日 | 【お出かけ】木のむくまま
伊那では、学校の同級生Kちゃんが働いている有賀製材所さんが建てた家の見学会をちょうどやっているというので、
お邪魔させて頂きました。

「家具は家の中におかれるもの」

したがって、家を多少とも知っていなければいい家具はできないと思います。
社長さんをはじめスタッフの方に、家の構造などについても教えて頂きました。
会社の皆様、Kちゃんありがとうございました。

家の構造ももっともっと知りたいですね。
勉強はつづく・・・です。
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原点 ③

2010年10月02日 | 【日記】いろいろ
およそ半年ぶりの長野県伊那市。

空気も風景もさすがです。
そして水が本当に美味しいんです。

私が住んでいたアパートのそばから南アルプスを眺めていました。

木工を学んだ地、ここも私の原点のひとつです。
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