英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season20 第10話「紅茶のおいしい喫茶店」

2021-12-24 17:47:38 | ドラマ・映画
第1話「復活~口封じの死」
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
第4話「贈る言葉」
第5話「光射す」
第6話「マイルール」
第7話「かわおとこ」
第8話「操り人形」
第9話「生まれ変わった男」

 表のテーマとしては、「詐欺グループのリーダーは誰?」、そして「どのように突き止め逮捕するか」……であるが、いかにも怪しい喫茶店のオーナー・真鍋(酒井敏也)が、やはり、リーダーであった。もしかしたら、酒井さんの怪しげさを利用して、思いもかけないリーダーの正体……瑞枝(麻丘めぐみ)かも?と思ったが、勘ぐり過ぎだった。
 「どのように正体を突き止めるか?」は、右京の紅茶好きがいかんなく発揮されて、面白かった。

 決め手は、詐欺の一味でリーダーに毒殺された赤堀絵里(水田萌木)の胃の成分から、オーナーに渡した右京のスペシャルブレンドの紅茶の成分が検出されたこと。
 右京たちの追及に、あれこれ言い逃れしていたオーナーだったが、確かに、これは言い逃れできない。
 ただし、たまたま、右京のブレンド紅茶を毒殺に利用したことによる偶発的証拠なので、他に証拠が欲しい所だ。瑞枝夫婦を騙した林野商法の書類と張り込み同意書の筆跡が一致していたことは、詐欺の証拠にしかならないし…

【疑問点・感想】
①メールだけで綿密な詐欺計画を実行できるのか?グループを統率できるのか?
②メールの指示で、絵里は仲間の鷲尾琢磨(松田航輝)を毒殺するのだろうか?
③絵里は自分が行った毒殺の手口で、毒殺されるのだろうか?
④8か所の倉庫をぐるぐる移動して、詐欺で得た金を倉庫に保管……という手法なのだが、私はこのシステムがよく理解できなかった。金の保管もメールで指示したのなら、持ち逃げされてしまわないのだろうか?
⑤エピローグで、瑞枝は執行猶予の身だったが、罪状は死体遺棄?死体損壊?……警察がもっと早く詐欺グループを摘発・逮捕しておけば、瑞枝が罪を犯すことはなかったはず。警察の体たらくは罪に問えないのだろうか?

サブタイトル「紅茶のおいしい喫茶店」について
 このタイトルを聞いて、ある曲を思い浮かべた人は多いはず。(柏原芳恵さんの『ハローグッバイ』)
 そう言えば、榊原郁恵さんと柏原芳恵さんは、よく名前を混同されていたなあ
 で、麻丘めぐみさんの役名は「瑞枝」……「みずえ」…「みづえ」…「高田みづえ」は苦しいこじつけか?……高田みづえさんは現・二所ノ関親方(現役時代は若嶋津)の奥さんで、アイドル時代には『硝子坂』『私はピアノ』『そんなヒロシに騙されて』などのヒット曲がある。

 ラストシーンで右京から「茶飲み友だちになってください」と求められていたが、「左利きなら、いいわよ」と言って欲しかった(ドラマの余韻をぶち壊しそう)

 ミステリー以外の部分で楽しめたエピソードだった。


【ストーリー】(番組サイトより)
右京が亘と一緒にカフェをオープン!?
張り込み捜査が思わぬ事態を招く!


 右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、角田(山西惇)からの頼みで、張り込みを手伝うことに。
 捜査対象は、仮想通貨の儲け話を持ち掛けるロマンス詐欺のグループ。だまし取った金の保管場所とみられる家具店を見張ることになった右京と亘は、怪しまれずに張り込むため、目の前の喫茶店に目をつける。2人は、オーナーの真鍋(酒井敏也)に事情を話し、店番をする代わりに、捜査への協力を持ち掛ける。真鍋の承諾を得て、さっそく接客を担当することになった右京は、瑞枝(麻丘めぐみ)という紅茶好きの女性と知り合い意気投合。うんちくを傾け合うが、右京は瑞枝がふと寂しげな表情を見せたこと気づく。
 そんな中、問題の家具店に出入りしていた男女が、喫茶店にやってくる。亘は、店を出た2人の尾行を試みるが、タイミング悪くクレーム客に捕まり、見失ってしまう。その後、特命係に戻った右京に、思わぬ情報がもたらされる。亘が取り逃がしてしまった男が、転落死体で見つかったという。

詐欺グループのメンバーが謎の転落死
亘のミスが仲間割れ殺人の引き金に!?
二転三転する事件が、特命係を翻弄する!


ゲスト:麻丘めぐみ 酒井敏也

脚本:根本ノンジ
監督:蔵方政俊
コメント (2)
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