不注意だったり、過失に基づくことは、二度と、そういう失敗を起こさないように、さまざま手立てを考えて、処分であるとか、罰則は、なるべく寛容なものでありたい。
ただし、不正はいけない。不正をいい加減に処理したり、甘い処分をすることは、不正を認めることである。弁解のできないような、事件を隠蔽したり、ともかくも逃げ回るのは、不正の上塗りの不正であって、こういうことを許していれば、必ず、次の不正を呼ぶ。
ところで、日本の場合、不正をどう処理しているのだろうか。そもそも根本的な対処を目指してきているだろうか。
なぜそのような不正が行われたのかの原因も究明されなければならない。研究者が、研究予算の切り詰めにあって、不正な行動をとったという事件は、背景に相当に無理な研究費の切り捨てがある。
政治のだらしのない無定見さが作り出した不幸な事件である。これらは、国の将来にも影響するとんでもない事件である。