マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

携帯電話に救われる

2010年12月20日 | 身辺雑記
 友人Sさんの娘さんが中学受験をすると聞いて、余計なお世話が好きな私は「算数で、分からない所があればいつでもお伺いしますよ」と語っていました。「暮れに一度お出で頂き、その後に一献を」との話に、一昨日Sさん宅へ出向きました。
 保谷駅から出ているコミュニティーバスの時刻案内もメールで届いていましたから、それに間に合うように、駒込→池袋→保谷とスイカで通過。さてコミュニティーバスに乗ろうかと言う段になって、初めて財布を忘れてきた事に気がつき、Sさん宅に、お金を所持しなくても使える携帯で電話しました。矢張りここのバスはスイカやPASMOの利用は不可とのこと。迎えに行きますとの話を断り、歩いて行くことを告げました。
 かって大泉高校に勤務していた私は、大泉学園駅の隣にある保谷駅周辺は何度も歩き、それなりに土地勘があったのです。知人の車に乗せて頂いてSさん宅に寄ったことも何度もありましたから、幹線道路は頭の中で整理されていました。そこで自分の勘だけを頼りに歩き始めたという分けです。
 保谷駅前は40年前と比較して激変しています。かってはくねくねとした細い道しかなくて、その時の記憶を頼りに、あえて車が通らない様な細い道を選んで、進み行くきます。所々に空き地や収穫の終わった畑が点在し、村や里を歩いている感じになります。川が流れていたと思しき鞍部に到着すると、そこは暗渠になっています。やや道に迷い始めたかなと不安になると、その脇に住居表示の看板があり、そこでハタと思い出しました。携帯電話を住所録のように使用していたことを。携帯で番地を確認し、住居表示板で近道を調べます。幸運にも駅から20分でSさん宅に到着出来ました。こうやって徒歩で訪ね来て到着できた第1号と聞き、携帯電話が役立ちましたと語りました。
 お勉強は2時半ほど。その後2時間ほど一献傾け、バス使用券を頂いて、結果として、現金は一円も使用せずに無事帰宅できました。