マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

やねせん亭

2009年08月03日 | やねせん

 ”やねせん”とは、谷中・根津・千駄木の頭文字のひらがなを
並べた造語。その”やねせん”界隈を散歩途中に気が付いたの
が「
やねせん亭」の掲示。縁あって知り合いとなった「三遊亭
兼好」さんの名前も見えます。
 6月7日に、「不忍通りふれあい館」で第4回の落語の会を開
催するとの内容。出演者は三遊亭きつつき・三遊亭王楽・三遊
亭兼好・三遊亭円左衛門・(ギタレレ漫談)ぴろき の皆さん。主
として三遊亭好楽一門の出演とお見受けしました。

 その中のお一人、三遊亭兼好さんは以前からの顔見知り、と
言うより”一杯やった”事もあります。
 5年ほど前、魚貝三昧「彬」での落語の会があり、好楽師匠初
め、一門4名の話を聞いた事があります。その中でも当時、三遊
亭好二郎と名乗っていた兼好さんの話し振りが面白く、機会が
あればも一度落語を聞きたいものと思っていました。
 その後、自分のマンションでの「花火鑑賞会」にお出で頂こうと
思い至り、その相談でやはり「彬」で一杯やりながら、語り合った
事があったのです。大学卒業後サラリーマになるも、落語への
想いが捨てきれず、20歳台後半に社会人からの転職入門。既
に妻子さんがいらしたそうな。
 「花火鑑賞会」にお出でいただいた時の彼の第一声。「高座で
語るのが私達の仕事ですが、マンションの屋上の、その又一段
と高い高座は生まれて初めてです」と。
 その好二郎さん、昨年9月に真打に昇進、名を三遊亭兼好と
改めました。師匠の一文字「好」を入れた芸名、一層芸に磨きが
掛かって来ています。その彼の登場する「やねせん亭」、帰宅後
直ぐに電話申し込みし、当日を迎えました。
 「ふれあい館」の地下は150席くらいの規模でしょうか。満員
の盛況。過去に立ち見が出る事もあったとか。

 三遊亭の雷太・王楽・円左衛門・きつつき の順に登場。皆勢
いがあって軽快な話口です。
 トリは兼好さんが勤めました。演目は「茶の湯」、途轍もないも
のが入った茶の湯を飲んで吃驚仰天する仕草を、人により様々
に違えて表現する芸は流石!と思いました。落語はCDで聞くの
では面白さ半減、生に限ると痛感しました。
 新発見は”ギタレレ"漫談。ギタレレは”造語”かと思いましたら
そうでは無く、れっきとした楽器の名前。ギターを小型化したウク
レレのような楽器で、その楽器片手に演じるのは「ぴろき」さん。
何度も、笑い転げました。
 どの語りも実に面白く、笑いが耐えません。満足度高く帰宅し
ました。

 第5回は8月30日、怪奇談特集だそうです。