まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.2077 雨の中、伊賀上野を歩く

2024-05-03 08:08:55 | 旅行記
よろしくお願いします。
















その日は朝からとんでもない雨が降っていて自転車で走るのは到底無理、それでも家にはいたくないと言うことで傘をさしてJR奈良駅へ、時刻表と運賃を見比べて伊賀上野に行こうと即断です。加茂から乗り継いだのはお茶ラッピングの車両、最近よくこの車両に当たります、相棒君なしでこの車両に乗るのは久しぶり、いつもは自転車を置く場所に悪戦苦闘するだけに今回はスムーズに座席を確保できました。40分足らずで伊賀上野駅に到着、ホームに下りるとやっぱりきつい雨、おまけにかなり寒い、とりあえず改札を抜けて駅前から正面に伸びる道を上野の市街地に向けて歩いて行くことに。少し歩いただけで早速靴が水浸しになってしまった、まあそれは仕方ない。雨でグレーに煙る風景の向こうに薄っすらと伊賀上野城が見えているがすんなりとそちらには向かわない、お城とは逆方向に伊賀鉄道の踏切を越えた先にある寺院へと足を進めます。そこは前に伊賀鉄道の登録有形文化財巡りで通りかかった所、前回は表から流し見しただけだったがその寺院にも3件の登録有形文化財がある、今回は境内に入って文化財巡りで伊賀上野の旅の始まりです。



















上野城へは自転車ではちょっと行きづらい山の裏手からたどり着く、1番目のゾーンにある小学校の校舎跡は三重県の指定文化財、この建物が気になったので裏手から行くことにしました。伊賀上野城はここでももう何度も取り上げているので今回はいいでしょう、城へは上らず重要文化財の俳聖殿をサラリと巡って山を下りる。写真1枚目にある忍者市駅とある駅舎は伊賀鉄道上野市駅のこと、伊賀市になっても駅名は上野市のまま、忍者の町と言うことで忍者市駅の愛称を名乗っている。伊賀の忍者と言うと服部半蔵・・・よりも忍者ハットリくんの方を思い出してしまう、ニンニン!服部半蔵と言うと昨年の大河を思い出しますが、徳川家康の伊賀越えの時は何の役にも立たない残念な存在でした。













雨は止む気配もなくそれよか更に強くなる一方、この町に来たら必ずと言っていいほどここで取り上げているお馴染みの町並も雨に降られて靄がかかっているかのよう。忍者の町に武家屋敷、昭和を感じる古い町並、いつもは自転車でサラリと駆け抜ける所も今回は歩きでじっくりと。靴は濡れてしまって雨水が中にまで染み込んできている、もうそんなことも気にならなくなっていた。銭湯や旅館など、過去に巡った登録有形文化財もチョイチョイと写真に撮りながら、先へと進んで高台を下りると伊賀鉄道の桑町駅へとたどり着く。結局一度も雨は止むことなく歩きの旅は終了、ここからは久しぶりの伊賀鉄道乗車で伊賀神戸駅、そこからはバカ高料金の近鉄で桜井駅まで。最後はJRと、ちょっと予算オーバーになってしまったが奈良まで戻ってきました、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




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