まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.2035 しまなみの旅2023年(2)・・・陽光きらめく瀬戸の海

2024-02-09 10:25:50 | 旅行記
よろしくお願いします。


















さてさて、前回のプロローグ編から始まりましたしまなみの旅、いよいよ本格的に旅の記録をお送りしていくこととなります、まずは新幹線を三原駅で下車してJR呉線に乗り換えです。やってきた電車は今広島県内を走りまくっていて昨年も乗ったことがある新型の車両、空いているので進行方向左手側のクロスシートに陣取る。三原駅を発車した電車は市内をS字を描くように進んで行く、いつもは自転車で走りながら地上から見る風景を、少し高台になった所から見ながら進んで行くとカーブに差し掛かって来た辺りで電車は減速する。窓の外には朝の陽光が輝く瀬戸内海、ここは眺めがいいよ~ってな感じで電車がサービスしてくれているのでしょうか。その後も車窓には海の広がりが続いている、この風景は手に取っておきたいと思い窓ガラス越しではあるが写真を撮っておく、そう言えば昨年の大晦日にはJR呉線を相棒君で各駅巡りしたんだった、やっぱり電車だとあっと言う間だなあ~。
忠海駅で下車、結構たくさんの人が下りたみたい、となるとみんなお目当てはあの島なのかな。フェリーの出航までには時間があるので余裕をもって相棒君を立ち上げ、昨年(2022年)も立ち寄った駅前のコンビニで朝食をとってやっと出発・・・と言っても踏切を渡るともうそこはフェリーターミナル、たった1分だけの走りだった。忠海港は昨年も立ち寄った所、しゃれた建物に賑やかな音楽が鳴り響きたくさんの人が桟橋に並んでフェリーを待っている、自転車は桟橋の先の方で待ってくれと言われたので人の列を横目に過ぎて一番先方に、海に近い場所でフェリーの到着を待つことにする。

















フェリーが到着して乗客と車が下りると自転車は一番最初に甲板に案内される、久々の船旅、今年(2023年)は東海地方に重点を置いて西はおろそかにしていたからなあ~、来年はバランスよく行きたいものです。デッキに上がるとたくさんの人が乗船していた、大三島を経由して四国に帰省する人もいるだろうが、子供連れの家族が多いとなると皆さんの目的は大久野島だろう。戦争の影が残る島も今ではウサギで有名、その大久野島には15分ほどで到着、デッキ上から見ているとやはりたくさんの人が下りて港の近くに止まっているバスに乗り込んで行っている。これで船内は静かになるかと思ったら、島からもたくさんの人が乗り込んできて再びデッキ上も賑やかとなった。目指す大三島は真正面、右手側には大崎上島が見えていてまたまた旅情を誘われてくる、一方の左手側には陽光が輝く海の上に多々羅大橋が立っている。この橋は本来なら大三島へ渡るはずだったのがこの後大三島から渡ることとなってしまう、天候が悪くなるとのことで予定変更したのだが、今日ばかりはこの好天を恨んでしまいたくなっている。














それでも晴れてくれるのはありがたい、陽が降り注ぎ寒さも全然感じない・・・どころかちょっと暑いよ。例年この時期は天気が荒れるんですよね、2019年は雨で出発を遅らせ2020年は香川で強風と雪と寒さで足を乱らせてしまった、2021年は大雪の予報、寒さは半端なかったが旅は無事に進めることができた。旅の一週間前になると天気予報の週間天気をチェックするが大概が雨予報でガックリさせられる、今回もそう、しかも大晦日は荒れるとのことで予定を変更した。ちょっとテンションは下がり気味で出発したが、やはりこの天気とこの風景を見ると自然にテンションは上がってくる。さあ、フェリーは大三島に到着しました、四国上陸は叶わなかったがここは愛媛県、ほんのささやかな四国旅行の始まりです、まずは外周コースで宮浦、大山祇神社を目指して走ります、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち