まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1755 全然楽しくない神社巡り・・・奈良市編(1)

2022-05-06 08:45:11 | 文化財
よろしくお願いします。





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【9】氷室神社 祭神・・・闘鶏稲置大山主命、仁徳天皇、額田大中彦皇子  以前、万葉歌碑巡りで来訪
【10】宇奈多理坐高御魂神社 祭神・・・高御魂尊、天太玉命、思兼神
【11】狭岡神社 祭神・・・若山咋之神、若年之神、若沙那売神、弥豆麻岐之神、他  以前、万葉歌碑巡りで来訪

神社巡りシリーズの第2回目、平城京エリアを中心に奈良市内を巡って行こうと思います。【10】は法華寺から平城宮跡へと行く細い道の途中の森の中にある小さな神社、昼でも薄暗くちょっと不気味な雰囲気を感じる所です。何とも長い神社名は「unatariniimasutakamimusubi」神社、「坐」の字が「~にいます」に当たるから「unatari」と言う地にある神社となるが、付近には宇奈多理と言う地名はなく場所も平城宮内にあるので、都がなくなった後にこの地に移ってきたと考えられる。神社の入口には重要文化財の看板が立っているが、その本殿は拝殿とつながった壁に覆われてはっきりとは見えない。まあ自分(一人称)の場合、本殿には鳥居と同じような畏れを感じるので、あまり写真は撮らないようにしているので特に構わないのですが。


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【12】佐紀神社(亀畑) 祭神・・・経津主神、天児屋命、六御縣神
【13】佐紀神社(西畑) 祭神・・・経津主神、天児屋命、六御縣神

このゾーンにあるのは佐紀神社、平城宮跡の北側に小さな池があり、その池を挟むようにして2つの佐紀神社が並んでいる。祭神はどちらも同じ、池を境にして東側が亀畑、西側が西畑の集落となっていて、亀畑の方が古くからあったらしい。ただ神社の規模は写真前半部にあるように古い亀畑の方は薄暗い森の中に小さな拝殿がひっそり、西畑の方には立派な拝殿が建っている、まあ拝殿の立派さはあまり関係ないみたいですけどね。参考にした資料では六御縣神とは↓↓↓

「その神名から推測して「倭の六県」、即ち古代に大和国にあった六ヶ所の朝廷の直轄地「高市県」「葛木県」「十市県」「志貴県」「山辺県」「曽布県」を守護する神であると考えられます。」

とのこと、この六県についてはそれぞれを祀っている神社もあることなので、この先またここで取り上げることがあると思います。まあ自分的には「曽布県」については結構お世話になっているよく知っている所なのですが、その話はまたいずれと言うことで。


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【14】野神神社 祭神・・・別雷神
【15】菅原天満宮 祭神・・・天穂日命、野見宿祢命、菅原道真  以前、町並巡りで来訪
【16】西大寺八幡神社 祭神・・・気長足姫命、誉田別命、玉依姫命

「野神」と言う文字、言葉はよく奈良県内でも見かけることがあります、意味は田んぼの神様、三宅町では田んぼの真ん中に木を祀って野神さんと称している場所を見かけたことがある。田園風景の中にあるイメージがあるが、【14】は西大寺にある西大寺の裏手の集落の真ん中にあって、上の写真では小さな公園のような感じでおよそ神社には見えないが、境内にはちゃんと鳥居と本殿があります。周辺は西大寺野神町を名乗っているので、小さな神社とは言え付近の人に愛されているのでしょう、昔は近くの神社と合祀されたにもかかわらずここで地元の人たちに祀られ続けた話もあるくらいです。この巡りではあまりにも大きな神社はさほど取り上げないで、町にたたずむ神社や道端にある神社を取り上げて行こうと思っています。奈良市には神社が多く今回巡った佐保、佐紀、西大寺付近でもまだまだ見逃している所もあるはずです、また機会を見つけて行ってみることとしましょうか、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち