まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.75 風の森(後編)

2015-03-22 11:56:09 | ふうけい
おはようございます。前回の続き、行きます。



国道24号線最高点となる風の森峠、横断歩道を渡り坂道を上って行く。坂を上りきると田園風景の広がる道となり少し行くと道端に風の森と彫られた石の標識が立つ場所へとたどり着く。このブログの ↑ の場所がここである。




聖地と言えば大げさっぽいが、ここは年に1度は来ている場所。田園風景の向こうに金剛の山並が広がり、少しの集落へと続く坂道と無粋な鉄塔が立つだけで他には何もない所、なぜか初めて来て以来この場所が好きになってしまった。本当に何もなく緑色だけが目立つ、特に泣ける風景でもないのに、ここに来ると日頃のやさぐれた気持ちが癒されると言うか和まされると言うか、まあそんなところですか・・・







ここから進路を西へと向け、葛城の道コースを走って御所方面へ戻ることにする。アップダウンとカーブが連続する閑散とした広い道を走り県道30号線へと合流、葛城の道コースはすぐにこの道と分かれて急な下り坂へと入る。眼下には大和平野を見下ろすことができるが急な下りなので見とれるわけにはいかない。



坂を下りきって南郷、井戸、佐田と旧街道の雰囲気を残す町並を通り過ぎてやがて長柄の町並へとたどり着く。ここは今まで過ぎてきた所よりもより濃く旧街道の雰囲気を感じられる所。常夜燈、造り酒屋の古い建物、野菜の無人販売、時代を感じさせる郵便局跡、歴史を感じさせる古い民家、そして富田林街道との交差点には道案内の看板の後ろにある「標準」と彫られた石の標識、何だろうこれは?






ここからは富田林街道を東へと下って行く。何気ない民家の中を通り過ぎて国道24号線と交差する所で街道は終わり、国道を少しだけ北に行くと室交差点。行きに通った道を帰りには使いたくないのでここは右に曲がって国道308号線を行くことに。その後はもうノープラン、御所、大和高田と通り過ぎ橿原からは国道24号線を真っ直ぐ北へと向けて奈良へと戻る。今回はここまでです。    まちみち