とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

実写化とは金を得る代わりに●を塗られる汚いブースト装置

2024-03-20 23:36:00 | 雑感
漫画の実写化は金が出てくるブースト装置で間違いない。

一方において、そこには原作を汚す●を塗りたくる装置としても機能している。

汚れ度:
 映画化:0〜20
 テレビドラマ化:30〜40
 パチスロ化:70〜90

●を塗るからお金を頂戴ね装置としてこれらは機能する。
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市場があまり魅力的でない時期

2024-03-20 23:10:29 | 社会・テレビ・広告・既存市場動向
スノーボール改訂新版 中 アリスシュローダーP68

バニータとフレッド・スタンバックは、フレッドの実家があるノースキャロライナ州ソールズベリーに住んでいた。いまやスタンバックは、血圧が高くなるような結婚生活から逃れようとしていた。それで、ほかのグレアム主義者とは違って、スタンバックはしばらく投資に集中できなくなった。それに、どのみち市場があまり魅力的でない時期だった。五〇社以上の投資ファンドがつぎつぎに登場し、舞台の袖では六五社ほどが順番を待っていた。株を所有するのが一般大衆の流行りになるのは、アメリカの歴史始まって以来のことだった。バフェットはこの様相を「不幸の手紙の蔓延」に似ているとし、「熱狂(マニア)」とまで評している。そのおおかたは、「過度な期待を持ち、騙されやすくて欲の深い連中で、願望を満たすような根拠に飛びついた」のだと。


ここでいくつか考えてみたい。

1.まずバフェットはこの一般大衆の流行りに対する一般大衆をどう見ているかというと、完全に素人さん扱いとしている。
 ではバフェットと素人の違いとは一体何になるのだろうか。
 それはこの文中から考えるに、一般大衆とは過度な期待を持つが、プロの投資家は数字による分析からなる安全マージンとそれの確保からなる利益を求めるものである。
 次に一般大衆は都合の良い情報に騙されやすいが、プロの投資家はアメリカにおける小さな市場情報の紙切れに書いてある文字も読み込んで判断をするということになる。
 最後に欲が深い連中という風な記述があるが、私から見れば欲が深いのは一般大衆もバフェットも同類である。
 それではバフェットから見た「欲の深い連中」とは一体何なのだろうか。
 それはこれまでバフェットが行っていた自分の仕事あるいは業務内容に関してそれらの仕事におけるプロフェッショナルの自負を持っていたことに対する、一般大衆のスキルの無さと本来はそれに伴うべきではないはずの購買意欲のギャップから素人として判断していたのではないかと私は考える。

2.「市場があまり魅力的でない時期」とは何か。
これを整理すると、
・投資ファンドが大量に流入し同業他社が増えている。
・知識のない一般大衆の投資意欲が過熱している。
・これらの参入により、株式が適正価格よりは大幅に上昇した形となった。
・安全マージンを計算した、底堅い株式の購入と売却によって運用益を出すバフェットのスタイルにおいては、この加熱は邪魔者だった。相場よりも大抵の株式価格が大幅に高いためである。つまりこれはバフェット流に言えば旨味がない株式となる。
 1つの会社の株式がそうなのであればまだ目をつぶれるが、この時に至っては相場全体がそのような動きになっているため、投資という形における株式の購入と売却においては、安く買って高く売るというスタイルの投資家が参入するような時期ではなかった。
・これは今の日本にも言える。これまで株式会社の経験がないあるいは知識のなかった一般人が株式の市場に参入することによってその価格の上昇気流を形成してしまった形となっている。つまり2023年度現在の日本社会の株式売買においては旨味がない。
 あるいは旨味が出そうなところをより選定した形にとって株式売買を行うべきである。


なぜ人は、還元率の悪い「宝くじ」を買ってしまうのか? | サイコロジー・オブ・マネー | ダイヤモンド・オンライン
2022.1.1 2:55
https://diamond.jp/articles/-/290752

一冊の「お金」の本が世界的に注目を集めている。『The Psychology of Money(サイコロジー・オブ・マネー)』だ。ウォール・ストリート・ジャーナル紙のコラムニストも務めた金融のプロが、資産形成、経済的自立のために知っておくべきお金の教訓を「人間心理」の側面から教える、これまでにない一冊である。世界43か国で刊行され、世界的ベストセラーとなった本書には、「ここ数年で最高かつ、もっとも独創的なお金の本」と高評価が集まり、Amazon.comでもすでに10000件以上のレビューが集まっている。本書の邦訳版『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』が、12月8日に発売となった。その刊行を記念して、本書の一部を特別に公開する。

貧困層は、高所得者層の4倍も「宝くじ」を買っている

 アメリカ人が毎年、宝くじに費やすお金は、映画やビデオゲーム、音楽、スポーツイベント、書籍を合わせた額を上回る。

 くじを買っているのは誰か? そのほとんどは、貧困層だ。アメリカの低所得者層は、年間平均412ドルを宝くじに費やしている。これは高所得者層の平均購入額の4倍である。アメリカ人の4割は、いざというときのための蓄えが400ドルに満たない。

 つまり、毎年宝くじを400ドル以上買っている人たちの大半は、非常時のための400ドルを用意できない人たちでもある。数百万分の1の確率でしか大当たりしないもののために、生活を守るための資金を投じているのだ。

 私にとって、これは正気の沙汰とは思えない。同じ感想を持つ読者も多いはずだ。だが、私は最低所得層ではないし、読者の多くもそうだろう。だから、低所得者層が宝くじを買う理由を肌で理解するのは簡単ではない。
彼らが宝くじを買う理由

 しかし少し考えれば、次のような意見を持つ人がいることも想像できるのではないだろうか。

「私たちは毎月のわずかな給料でなんとかやりくりしている。貯金をする余裕すらない。給料が上がる見込みもないし、贅沢な休暇を過ごすなんて夢のまた夢だ。新車も買えないし、健康保険にも入れない。立地のいい場所に家を建てることもできなければ、大きな借金を抱えなければ子どもを大学に通わせることもできない。ファイナンス関連の本を読むような豊かな人たちが手にしているものを、私たちは手にすることができない。

 私たちにとっての宝くじは、豊かな人が当たり前のように享受しているものを手に入れる唯一のチャンスなのだ。豊かな人はすでに夢のような生活をしている。だから、夢のために宝くじを買う人の気持ちはわからないだろう。これが、私たちが宝くじにお金を注ぎ込む理由だ」
数字だけに基づいて、意思決定できる人などいない

 もちろん、誰もがこの意見に同意する必要はない。どのような理由があるとしても、お金がないときに宝くじを買うのは良くないとも言えるだろう。

 それでも、私は宝くじが売れ続ける理由がなんとなくわかるような気がする。なぜなら、お金に関する意思決定を、表計算ソフト上の数字だけを見て行う人はほとんどいないからだ。

 意思決定は、家庭の食卓や会社の会議室で行われる。そこでは、個人的な過去の出来事や、独自の世界観、エゴ、プライド、マーケティング、複雑なインセンティブなどが混じり合い、当人にとって都合の良いストーリーがつくられているのである。


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