とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

彡(゜)(゜)「人間の脳ってただのデータベース兼計算装置やな」

2015-04-30 22:36:28 | IT・ビッグデータ・新技術
コピペ。


彡(゜)(゜)「人間の脳ってただのデータベース兼計算装置やな」

1 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2015/04/29(水)19:20:30 ID:MAB
彡(゜)(゜)「クリエイティブ活動って人間しかできないと思ってたんやけど」

彡(゜)(゜)「結局いろんな知識から関連性、ロジックを見つけ出して別の分野に再適用してるだけなんやな」

彡(゜)(゜)「これってコンピュータでもできるやんけ」

彡( )( )「」


2 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2015/04/29(水)19:24:11 ID:MAB
彡(゜)(゜)「人間の個性はそういう思考の違い、外面の違いやと思ってたけど」

彡(゜)(゜)「外面なんて整形でどうにでもなるし、コンピュータが発展すれば思考も代用できるようになるやんけ」

彡(゜)(゜)「そうなりゃ個性、他者との違いはどうなるんや?」

彡( )( )「」

4 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2015/04/29(水)19:28:02 ID:MAB
彡(゜)(゜)「そもそもワイは何で今思考できとるんや?」

彡(゜)(゜)「結局今までインプットしてきた情報に対して、インプットした計算方法を試しててるだけやんな」

彡(゜)(゜)「ワイの脳もコンピュータで代用できるな」

彡( )( )「」

8 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2015/04/29(水)19:33:25 ID:MAB
彡(゜)(゜)「なんで?どうして?と追求するのは、入ってきた情報の定義、ロジックを把握するためなんやな」

彡(゜)(゜)「コンピュータなら、与えれた情報に対して、様々な計算を与えてロジックを導けるし、情報に対して別の言葉を与えることで理解できるんやな」

彡(゜)(゜)「人間は思考するのにエネルギーが必要やから、何で?どうして?教えてもらうことで楽しようとするんやな」

彡( )( )「コンピュータの方が優秀やんけ」

10 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2015/04/29(水)19:39:51 ID:MAB
彡(゜)(゜)「今ワイが脳内に記録している情報、計算方法とかをコンピュータに移し替えることができれば」

彡(゜)(゜)「体以外ワイとおんなじクローンが作れんやんけ」

彡(゜)(゜)「時代が進歩したら体を作ることもできるやろうから、ワイはいらんな」

彡( )( )「いらんな…」

11 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:2015/04/29(水)19:46:53 ID:MAB
彡(')(')「脳をコンピュータに置き換えたら思考速度爆上げやんけ」

彡(')(')「記録に対してもすぐアクセスできるから、ど忘れすることもないな」

彡(')(')「いいことずくめやんや」

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韓国の差別感--実際に差別されているのは日本である。

2015-04-30 20:23:21 | 海外・国内政治情報等
よく韓国側から聞かれるのは、日本人が韓国人を差別している、ということであるが、これは本当だろうか? 


http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/04/29/2015042900463_3.html
http://web.archive.org/save/http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/04/29/2015042900463_3.html



上記の記事でも書かれているように、記事の例えとして、”鼻輪をつけられた牛”を比喩に日本が登場している。韓国にとっての日本とは、制御されるべき家畜としてしかみなされていないという文章であり、これが韓国国内のイデオロギーの正体だ。きちんと対等の人間としてでさえ見做しておらず、日本とは家畜以下であるという認識をし、そしてそれが公に認められているのである。これは韓国基準では差別ではないらしいが、しかし国際基準では絶対的な差別だろう。そしてそれを堂々と社説に載せることのできる新聞媒体があり、つまり韓国国内の公の意見として通底し、尚且つそこには差別意識などは無い。差別があるのが前提であり当然なので、それに反しない言動をしたところで差別ではないのだ。

韓国は韓国自身の姿を客観視することはない。
ゲーデルが指摘した通り、公理系はその内部にしか適用できない。

韓国はその外部から見た場合、間違いなく差別意識のある国家なのである。
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外務省から依頼を断った京都の料亭の話し

2015-04-30 19:26:34 | 海外・国内政治情報等
裏全然取っていませんが、まあこんな笑い話しもあったので。

外務省から依頼を断った京都の料亭の話しであるが、まずは先日も載せた次のニュースから。


日刊ゲンダイ|差別? 予約拒否された外国人が憤るミシュラン寿司店の対応
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/159356/3

 水谷は、ケネディ米大使から予約電話があっても、「ホテルのコンシェルジュかカード会社を通して」と拒否するのだろうか?


さて、中国人からの依頼を断ったすし屋の水谷であったが、ケネディ米大使でも断るのか? という日刊ゲンダイの指摘はあまり当たらない。ケネディ米大使が動くなら、必ず日本の外務省が調整するからだ(お忍びはあるかもしれないが)。

さて、調整する方は大変だ。例えばクリントン女史が歌舞伎を見に行くスケジューリングになった時、当然警備は厳重になる。一番いい席に座ってもらうことになるが、どこの誰かも分からない一般人を周囲に座らせることはできない。ということで、周囲の座席をガラガラにしようとしたところ、今度は歌舞伎の役者から注文がついた。「満席でないとこちらも役にハリが出ない」というのである。さて、困った、という所で、外務省は警視庁に連絡をして、周囲の座席を警察学校の生徒で埋めさせたのだという。何かあればムキムキの警察学校の生徒が犯人を取り押さえにかかる。万全を期して何事も無く終わる、という体制を取った。

さてさて、そんなこんなで、水谷に行くくらいなら、普通に外務省を通すので、行けないこともないだろう。

しかし外務省というのはどこでも通用する印籠のようなマスターキーなのだろうか? 

ここで京都の料亭のおかみである。
かつて英国のダイアナ妃が存命だった頃、来日して京都の料亭で食事を、という話しになって、外務省が料亭に電話した。
そうしたら、おかみがいつもの調子で「一見さんはお断りしております」ときっぱり断った。

さすがおかみ、外務省でも断るんだなあ、と周りからの評判は更に上がったが、そのおかみさんはどうやら近所の靴屋のダイアナと間違えていたらしい。
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インドで象救出

2015-04-30 19:18:15 | 雑感

「インド南部で子どものゾウの救出劇、村民が総出」 News i - TBSの動画ニュースサイト
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2479841.html

 泥水の中で何かがもがいています。その正体は、子どものゾウです。

 インド南部のケララ州で26日、使われなくなった古い井戸に子どものゾウが落ちました。総出で村人たちが救出に当たります。井戸を崩して、自力で上れるように道をつくってやりました。

 村人たちが心配そうに見守る中で、最後はロープで引っ張り上げて救出に成功しました。(28日17:15)


おおおお! 


お? 


おおおおおおお!! 
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韓国、「アベの米議会演説阻止」成功ならず

2015-04-30 17:07:29 | 海外・国内政治情報等
長いが重要なので引用。

メインの論述は同意するが、いくつか私からの意見を。

・現在日米同盟が確固たるものになったのは、日本が金で米国の同意を買ったからではない。韓国としては、米国に対する関係の優位性を日本との相対的比較でそのプライドを維持しようとしているが、現状は大きく異なる。全ての基本は地政学であり、軍事展開である。米国が超大国になった後に、その後世界経済の発展に併せ、超大国の座は維持しつつも、その相対的減衰に米国は見舞われることになった。よって、世界展開している米国の軍事プレゼンスを中長期的に見直さざるを得ない事態となった。ウクライナ、黒海、中東・・・と来て、その内の一つに極東がある。ここでは、日本に拠点を構えつつ、極東に軍事プレゼンス展開を可能にする新型輸送兵器を配置し、遠方からも軍事展開できるようにした。この新型輸送兵器とはオスプレーのことである。

米国の意向としては極東の軍事安全保障ゾーンの見直しをしたことになる。そうした意向があり、日本とは手を組む必要が出てきたし、朝鮮半島はある種の切捨てをしなければならなくなったのだ。これは十数年前より決定されていた米国国家政府による決定事項である。これをなだめるかのように、できるだけ延期するように、韓国は米軍駐留を依頼してはいたが、しかし「米軍の統帥権を韓国に」だとか「戦闘機のブラックボックスを開けても気にしない」だとか「北朝鮮ミサイル発射での通知プロセスのバイパス」だとかをして大丈夫なはずが無い。こうした疑念が土壌としてあったので、韓国側は慎重にならなければならなかったが、先日その溜まったガソリンに着火する事件が発生した。リッパート駐韓米大使襲撃事件である。その責任は政府や行政側にあり、真っ先に謝罪せねばならなかっただろうが、政府と行政はどこ吹く風。米国の韓国側への疑念と悪い方面での感情は決定的なものになった。
せめて警察の副長官辺りを「私の管轄です」と言って引責辞任し、他のポストへ回せば良かったのだろうが、そういうこともしなかった。

どうにも韓国型の責任問題というのは、その表面的な意味が同じでも、社会的意味が異なるように思われる。

私もかつて会社の先輩に言ったことがあるが、ルールを守らない仕事を先輩から依頼されて「でもこれはルール守っていないんじゃ・・・」と私が指摘した所、「そん時ゃ俺が責任取るよ」と言っていたのを「それって違いますよね? 何か問題があった時に取るのが責任じゃなくて、何か起こさない為に責任がつくんですよね? 」ととがめたことがあった。わざわざ波風立たせて先輩に注意したのも、「何かある」ことを前提とした仕事だったから、そういう仕事はよくないしするべきでない、という観点からだった。

さて、韓国ではどうもこの意識がどうも希薄らしい。
何かあるまでは杜撰な体制で、何かあったら全力で責任回避。これでは運営は難しいと言わざるを得ない・・・。いや、私が知っている韓国人は皆真面目でそんなことは無いのに、どうしてこうなるのか不思議なのです。

さて、話を地政学に戻す。もう過ぎた話ではあるが、韓国としては、米軍駐留の慰留を地政学的観点とイデオロギーから考察して説得すれば良かったのである。
「アジア大陸では未だ民主主義が完全に定着している訳ではありません。中国では勿論のこと、韓国自身も金大中時代にその完全な民主化に成功しませんでした。ですが、現在においては女性大統領が選出されるなど、確実に民主主義の萌芽が芽生えています。ここで米軍が退却しますと、せっかく大陸に根づいた民主主義の橋頭堡が北朝鮮などの独裁国家に潰されてしまいます。」
ただ、こうした説得はリッパート事件が無ければ有効だったかもしれないが、リッパート事件後にはこうした主張は無効となった。
民主主義を達成できる国家かどうか、かなり黒に近いグレーに判定が染まったからである。
いや、もしかしたら、誰かそうしたアクセスをやっていたか? それでもまあ、そんな説得は無効に終わってしまっている。

あと、なぜ「米国を金で買った」という論が韓国内で通るのが不思議だったのだが、韓国が実質そうしていたからの裏返しなのだろう。
自分でやっていたから、じゃあ相手もそうだろう、という。

恐らく日本は米国にロビーをしていただろう。ただ、それは地政学とイデオロギー、世界情勢や金融、経済圏域、軍事プレゼンスなどの国際政治的判断要素を総合して説得にかかっていた筈なのである。
そうした会合に必要な費用としての金はあっただろうが、「じゃあいくら払うからこういう意見を言ってね」的な展開はアメリカ人の立場からしてないし、そうした韓国側の予想は外れているように思われる。

また、免罪符という考えもおかしい。
罪であるならば、それは金銭を支払おうが何しようが、金持ちでも貧乏人でも法の下に等しく裁かれるべきである。




「アベの米議会演説阻止」で自爆した韓国
ハルキも動員、韓国人の「聖戦」に疲れる米国人
鈴置 高史
2015年4月27日(月)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150424/280347/?P=1&rt=nocnt


安倍晋三首相の米議会演説を阻止しようとして韓国は失敗した。そこで次善の策として、演説の中に「韓国への謝罪」を入れさせようとしたのだが……。
普通の人から大統領まで

鈴置:安倍首相が訪米しました。4月28日のオバマ(Barack Obama)大統領との首脳会談に続き、29日には上下両院合同会議で演説します。韓国ではこの演説に対し、異様な関心が集まっています。

なぜ、韓国人が関心を持つのですか。

鈴置:韓国は国を挙げて「アベの米議会演説阻止」に取り組んできたからです。「『安倍演説阻止』に向けた韓国の動き」をご覧下さい。


 普通の人が加盟する在米韓国人団体から、外務省、国会議長、はては朴槿恵(パク・クンヘ)大統領までオール韓国の体制を組んで「アベの演説」に横やりを入れてきました。あたかもジハード――民族の尊厳をかけた「聖戦」のようでした。

 当初は演説の阻止が目的でしたが、それが困難と分かると演説の中で韓国に謝罪させようとしました。もちろんメディアも「アベは謝れ!」と声を合わせています。最近も韓国各紙が“大合唱”したばかりです。


 ・村上春樹に飛びつく

 小説家の村上春樹氏が共同通信のインタビューに答え「相手国が『すっきりとしたわけじゃないけれど、それだけ謝ってくれたから、わかりました。もういいでしょう』と言うまで謝るしかないんじゃないかな」と述べました。

 この記事は4月15日に配信されました。関東地方では4月17日に東京新聞が第6面全面を使って載せました。すると翌4月18日、韓国各紙は一斉に引用したのです。

 東亜日報の高美錫(コ・ミソク)論説委員は「2人の春樹の無限謝罪論」(日本語版)を書きました。

 村上氏と、和田春樹東大名誉教授の謝罪論を引用しつつ「安倍首相の米上下両院合同会議での演説には、慰安婦問題解決の具体的な内容が必ず含まれなければならない」と主張したのです。

 同日には中央日報も「村上春樹氏『相手国がもういいというまで日本は謝るしかない』」(日本語版)という記事に加え、社説でも取り上げました。「安倍首相、村上春樹氏の良心の声に耳を傾けるべき」(日本語版)です。

 中央日報はいずれの記事でも「村上氏のコメントは戦後70年談話での謝罪を避ける安倍首相に覚醒を促したもの」と書いていますが、米議会演説での謝罪も催促するつもりで引用したと思われます。

 ・首相辞意の日も謝罪要求

 朝鮮日報も「ハルキ、アベに一針……『相手国がもういいと言うまで謝罪せねば』」(4月18日、韓国語版)という東京特派員電で村上氏の主張を報じました。

 韓国では4月に入ると「韓国が期待するほどには安倍首相は謝らない」との見方が次第に広がりました。これに連れ、メディアの謝罪要求は日増しに激しくなりました。

 KBSは「米議会でちゃんと謝らないと、アベは今夏の戦後70年談話で『きちんと謝罪しろ』と、米国からさらなる圧力を受けるぞ」と威嚇しました。

 ここまで来るともう、捨て台詞です。「起立拍手と安倍総理の米議会演説」(4月20日、韓国語)がそれです。

 汚職スキャンダルで韓国の政局は大混乱。4月20日には、朴槿恵大統領が外遊中と言うのに首相が辞意を表明しました。そんな中でも韓国メディアは「謝罪要求」を忘れませんでした。

 ・「歴史カード」を磨く

--韓国人はなぜ米議会での、つまり第3国での演説にまで介入するのでしょうか。

鈴置:議会演説が固まった頃の、中央日報の「韓国、『安倍首相の米議会演説』悪材料?…対米外交失敗に映らないか負担」(3月20日、日本語版)が、彼らの思いを率直に書いています。以下です。

  韓国外交部が安倍首相の米議会演説という悪材料にぶつかった。日本がこれを「免罪符」として活用する可能性があるからだ。

 朴槿恵大統領は慰安婦問題で「日本が謝らない限り首脳会談はしない」と強硬な謝罪要求を掲げてきました。しかし日本はなかなか折れてこない。そこで外交部は米国をして日本に圧力をかけ、謝罪させようとしていました。

 そんな状況下で米国が議会での演説を許せれば、アベは米国から免罪符を貰ったといい気になって今後、韓国に謝らなくなる――と韓国人は懸念したのです。

 そもそも「歴史カード」は韓国の大切な武器です。韓国は「慰安婦」や「植民地支配」を振りかざすことで、日本に対し外交的にも精神的にも「上位」の立場を保とうとしてきました。

 このカードは内政でも貴重です。これらを使って反日気分を盛り上げ、自身への批判をかわすのが歴代政権の困った時の手口です。このため韓国は、機会あるごとに日本に謝らせ「歴史カード」を磨いておく必要があるのです。

--なるほど。日本の首相が米国に行った時にも謝罪させておかないと統治の武器が鈍ってしまう、ということですね。

鈴置:その通りです。日本人には「免罪符を米国が発行する」という発想も分かりにくいでしょうけれど。韓国らしいというか、事大主義そのものです。

 ・「カネでつかんだアベ演説」

--この記事の見出し「対米外交失敗に映らないか負担」の意味は?

鈴置:大統領に怒られないか外交部が頭を抱えている、ということでしょう。記事は以下のようなくだりに続きます。

  外交部はさまざまな経路で安倍首相の演説への懸念を米国側に伝えてきた。そして日本の歴史認識問題に対する
  韓国の外交戦略がある程度の成果を出していると判断していた。それだけに安倍首相が演説をすることになれば、
  努力が水の泡とならないか懸念している。

  今後、外交部は安倍首相の演説に過去の歴史に対する反省などが入るよう外交力を集中する計画だ。
  外交部関係者は「演説の反対給付として過去の歴史に対する正しい認識などが入るよう多様な経路を通じて
  要請している」と述べた。

 この記事は3月20日に掲載されたものです。先ほど申し上げたように、演説阻止に失敗したこの頃から、韓国は演説内容を自分の思い通りにすることに闘争目標を切り替えました。同時に「日本のカネに負けた」と言い出します。

 中央日報の「日本、金・人脈がつかんだ『議会演説』…力で劣った韓国外交」(3月20日、日本語版)がそれです。

 なおこの記事は「日本がカネで勝った」ことを示す具体的な証拠は提示していません。韓国外交部の負け惜しみでもあり、大統領と国民への言い訳でもあるのでしょう。

 さらになお、4月21日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「South Korea Hires PR Agency Ahead of Abe Speech」で「韓国政府が、安倍首相の米議会演説に韓国の主張を反映させるべく、米広報会社と契約した」と報じています。

 ・押し掛ける韓国人、うんざりする米国人

--韓国民挙げての「聖戦」の舞台にされて、さぞ米国人も困っていることでしょう。

鈴置:ええ、米国人もうんざりしています。3月以降、米国の外交・安全保障関係者のもとに韓国人が押し掛けてきては「アベの演説をやめさせろ」とうるさく言ってきたからです。

 米国の外交関係者が日本人に会うたびに「日韓関係は――韓国は何とかならないのか。韓国人にはほとほと疲れた」とこぼすのが恒例になったそうです。

--韓国人は米国の「韓国疲れ」に気がつかないのですか。

鈴置:一部の識者は懸念しています。ヴァンダービルドというペンネームを使って韓国外交を厳しく批判する識者が「自殺点と韓国疲労症」(4月3日、韓国語)なる記事を書きました。

 「『安倍演説阻止』に向けた韓国の動き」にも入れましたが、ナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)米下院民主党院内総務が訪韓した時の話です。趙甲済(チョ・カプチェ)ドットコムに載せた記事のポイントを翻訳します。

 ・哀れでもどかしい国

  2007年に米下院が「慰安婦決議案」を採択した時の議長とはいえ、韓国の国会議長、外交部長官、大統領から
  繰り返し慰安婦など過去の歴史を聞かされて、ペロシ議員もさぞ疲労感を覚えたと思われる。
  米国など重要国の政治家は、訪韓すると必ず「慰安婦」「性奴隷」「侵略」「人類の平和」を聞かされるのが定番コースとなった。
  (この政権は)「謝罪がない限りアベとは会わない」との、自ら作った束縛から逃れようと「日本に謝罪させてくれ」とすがりついているのだ。
  その姿は哀れであり、もどかしくもある。

 日本への執拗な謝罪要求が米国の「韓国疲れ」を呼んだ。オウンゴールになるぞ――とヴァンダービルド氏は警告しているのです。

 なお、ペロシ院内代表は「米議会でのアベ演説に謝罪を入れさせろ」という韓国の要求を受け流しました。

 ソウルでの記者会見で「彼(安倍首相)がどんな方法であれ謝罪することを望む」としつつも「必ずしも(米国)議会で行う必要はない。彼が(謝罪)声明を出すならば、他国でするよりはおそらく自国でするだろうと考える」と答えています。

 以上はハンギョレの「ペロシ前米国下院議長『安倍首相は慰安婦謝罪声明を出すべき』」(4月2日、日本語版)で読めます。

 ・肉弾阻止はやり過ぎ

--ヴァンダービルド氏の意見は、例によって韓国では少数派なのでしょうね。

鈴置:韓国メディアの中でこの人1人が朴槿恵外交に対し直言する、というケースが目立ちました。でも「韓国疲れ」に関しては、数は多くありませんが大手メディアの記者も言及しました。

 朝鮮日報のイム・ミンヒョク記者は「すぐに出る米国の外交成績表」(4月3日、韓国語版)を書きました。要旨は以下です。

  安倍首相の米議会演説に対しては「韓国の対米外交の失敗」「我が国の外交官はなぜ、演説を阻止できなかったのか」との
  批判がある。だが、これをもってワシントンが「韓日歴史問題で日本の手を挙げた」と解釈すべきでない。
  メディアや市民団体だけではなく、政府までが他国の首相の演説を「肉弾阻止」すれば、韓国はやり過ぎと見なされ逆効果となるだろう。
  ある外交官OBは「韓日戦ではない、他のすべてのゲームまで日本が負けるようにするなんて不可能」と言う。
  韓国外交の成否は演説の有無ではなく、安倍演説の内容とそれへの米国の評価だ。その評価こそが、歴史に関連した我々の論理が
  米国の朝野にどれだけ浸透しているかを図る最高の尺度である。

 イム・ミンヒョク記者は「韓国の主張を米国で浸透させること」の重要性は強調していますが「やり過ぎ」に対しては強く批判しています。

 ・米議会闘争の次は……

 中央日報の「外交課題になった歴史の捕虜=韓国」(4月20日、日本語版)は「韓国疲れ」には直接は言及していません。が、歴史にこだわることの危うさを指摘しました。米国の韓国に対する視線が厳しくなっていることが背景にあると思われます。

 書いたのはチェ・ビョンゴン・ワシントン特派員で、記事の冒頭に米国が日本との「過去」をどう扱っているかを記しました。

  安倍首相の演説をめぐり、米国内の戦争捕虜支援団体が反対声明を出した。 しかしこれがすべてではない。
  米国防総省は「過去の敵は現在の友」と題した太平洋戦争に関する動画をユーチューブに載せた。
  動画では米軍参戦勇士が太平洋戦争当時の激戦地である硫黄島を訪問し「我々は以前(日本と)敵だったが、今は友人」と
  話す場面が登場する。
  日本を訪問したデンプシー米統合参謀本部議長が安倍首相を表敬訪問し「米国と日本の“絆”はこれ以上強くなりえない」と
  評価した直後だった。


 ・謝罪は無限だ

--韓国人は「米議会闘争」の次は何を日本に仕掛けるのでしょうか。

鈴置:米議会での安倍首相の演説が、韓国人にとって満足のいくものならいったんは矛を収めるかもしれません。でも、韓国人が満足することはまずあり得ません。

 そこで「戦後70年談話」に焦点を当てて闘争を展開することになるでしょう。4月22日に柳興洙(ユ・フンス)駐日大使が都内で講演した際にも、戦後70年談話には「(侵略、植民地支配、反省の)3つの言葉を使うよう望む」と述べています。

--本当に「3つの言葉」で収まるのですか、韓国は。

鈴置:韓国にとって、日本に謝らせることそのものが外交得点であり、国内対策でもあるのです。日本が何と謝ろうと、困った時には「やっぱり不十分だった」と再び謝罪を求めてくるでしょう。

 先ほど、東亜日報の高美錫論説委員のコラムを引用しました。見出しが「無限謝罪論」であることを思い出して下さい。

--なるほど、「謝罪は無限に続くべき」なのですね。

 ・「世界で孤立し自滅する日本」

鈴置:そこです。「無限」という言葉に韓国人の本音がよく現れています。村上春樹氏は無限に謝罪しよう、とは主張していません。「相手が納得するまで」と言っているのですが、韓国人は納得するつもりは全くないので「謝罪は無限に続く」ということになるのです。

 もっとも、それとは正反対の「反日限界論」も登場しました。4月21日にヴァンダービルド氏が「残念ながら『反日祭り』は終わった」(韓国語)という記事を書いています。要点を訳します。

  これまで米国は韓国の反日感情に考慮して、歴史問題については日本に多くの圧力をかけてきた。「反日」は対国内、対日、
  対米の3つの面で効果を発揮してきた。
  しかし、国内用を除きもう、効果がなくなったことがはっきりした。韓国の反日に日本が露骨に対抗し始め、米国も問題視
  し始めたからだ。その背景には中国の拡張的な動きがある。
  世の中が根本的に変わっているのに、韓国人は全く気づいていない。なぜなら韓国メディアは依然としてハトヤマ、ムラヤマ、
  カン・ナオトのような日本でも宇宙人扱いされる人々の例外的な意見ばかりを載せているからだ。
  「日本に一針」式の記事に慣れた韓国人は世界が「反日」で満ち溢れ、日本が孤立し自滅の道を歩んでいると思い込んでいる。
  国際的な勢力均衡を崩し始めた中国を懸念する米日が、中国と協力して反日を固守する韓国をどう見るだろうか。
  私たちは「反日」を感情次元ではなく、国の安全保障の観点からコントロールすべきだ。

 ・日本を許す米国は許さない

--「謝罪や反日は無限どころか、そろそろ限界だぞ」という意見ですね。

鈴置:そうです。ここまではっきりとは書かないけれど「日本との関係を改善すべきだ」との意見が韓国紙に相次ぎ載るようになりました。

 「慰安婦」で国を挙げて頑張っても、思い通りに米国を動かせない。それどころか、韓国を置き去りにして日米関係は深まる一方だからです。

 それに4月22日、インドネシアのバンドンで習近平主席も安倍首相と会うなど、中国も日本との関係改善に動きました。

 「日本を孤立させた」と政府やメディアが言うので喝采を叫んでいたら、実は韓国が孤立していたではないか――と韓国人も朴槿恵外交を疑い始めたのです。

 しかし一方では、東亜日報がいみじくも書いたように、韓国では「無限謝罪論」が常識です。

 気になる記事があります。韓国人の心の奥底を覗いては日本語で解いてみせるシンシアリー氏が「韓国は、安倍談話をきっかけに、中国との関係を深めることになるでしょう」と断言したのです。

--あのシンシアリー氏が断言したのですか。


 ・反日を捨てられない韓国は中国に行く

鈴置:だから不気味なのです。4月10日の「共通点と、皮肉な矛盾~儒教とプロテスタンティズム~」と言う長いブログの、
最後のくだりです。

  過去よりも現在が大事な米国と、過去の「恨(ハン)」を永遠に引きずる韓国は、いつかは価値観が衝突する。
  米国が日本の過去を許せば、反日を捨てられない韓国人は米国を離れ中国に向かう――との見立てです。

--結局、韓国は「反日共闘」のためにも中国側に行くのか、米国との同盟を維持するために「反日」を自制するのか、どちらなのでしょうか。

鈴置:今時点では判断できません。1つ言えることは、どちらに向かうにしろそれに必要な指導力が朴槿恵政権にあるとは思えないことです。
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