誕生日を迎えることは生命のバトンリレーの諸々に思いを馳せることかもしれない。父方祖父も母方祖父も戸籍に名前が掲載されている人たちが本当は実の祖父ではなかったことを今更のように知らされて、はてさて一体なんの悪い冗談かと思うけれども、結局、父方祖母も母方祖母もいわゆる一般的なきれいな生き方をして来なかったということで、こちらはキリキリ痛み続ける頭と心とを抱えて、遥かな時間を遡ったところの事実や現象の裡や裏に何があって何が起こってきたかをノートに克明に記して、誰のためというわけではないが後世に残さねばと思う。それが、一族の歴史に堆積して手付かずに放置された数多の無念を晴らし成仏させる唯一の方策かもしれぬと感じる。
毛利蔵人作曲『信長 KING OF ZIPANGU』。
https://youtu.be/QJupqJFqitU?feature=shared
湯浅譲二作曲『徳川慶喜』。