カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

慶應4年1月17日。

2017-05-22 13:34:42 | Weblog

メモ。。

慶應4年1月17日の小栗忠順の駿河台の屋敷を訪なひし者の記録。(『小栗日記』)

17日 寅 天気能
(中略)
一、大鳥啓助(圭介)来ル、逢申候
一、古屋昨(佐久)左衛門・松濤権之丞来ル、於中奥逢申候
一、由井図書来ル、於奥逢申候
(後略)


画像は、駿河台の小栗屋敷のあった辺り。

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空間。

2017-05-22 09:15:43 | Weblog

日差しは夏に向かっているのだけれども、ここのところ蔓延している〈空気〉は痛みを伴うほど冷え冷えとしてことばも心も寒くて仕方がない。


今朝、詩人草野心平氏の作品『空間』のことを考えた。


☆☆☆☆

〈空間〉  草野心平

中原よ。
地球は冬で寒くて暗い。
ぢや。
さやうなら。

☆☆☆☆


寒くて暗い〈冬〉。今がそうなのかもしれないということ。

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短歌メモから。

2017-05-22 06:36:08 | Weblog

彼岸過ぐも涼しくあれば風船は夕べの火星のとなりに揺れて


火星から引つ越しセンタートラック到くその朝犬は欠伸してをり


トラックは〈国会議事堂〉脇過ぎるかつて官庁街だつたところも


火星からの〈橋〉が架かりてお台場に〈大渋滞〉できしは一昨年


こんなにも〈ひと〉は居なくなりてしまひぬ 議事堂の〈議員〉は居眠りばかり

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