まるさんかくしかく〇△☐Ⅱ

雑感・雑記・日記

0504 ちょっと庭らしく

2013-05-04 00:40:08 | 家族

娘が今日もやってきて、カミさんと色々会話している。家事や買物を一緒にすることで何とはなく参考にしたいようだ。必要なものも持って行ってくれるのも助かる。

昼食後、娘が(時間潰しに?)「ウノとかやろうよ」とか言い始めると、カミさんはいつの間にか用事を始めて視界から消えた。小学生のころ、娘は家族団らんが好きでウノ・オセロなどをせがんでいたものだが、オセロなどは全く歯が立たなくなった。のらりくらりと躱して(かわして)いたが、何か暇つぶしをしたいようだ。

少し曇ってきたので自分の布団を取り込んだとき、庭のキンカンの実が生っているのが見えた。「キンカン取るか」と何気なく口にすると、「取ろう取ろう」と乗ってきた。小学生のような笑顔だ。2人で腹ごなしに「野趣に富んだ庭」に出ると色づいた実を袋に入れた。娘は取るのが速い。十分取ったので部屋に戻ろうかと水を向けても、これなあに?と草の名前を聞いてくる。

スペアミントだよ、こっちはセージ。じゃあこれは。そりゃハコベ。これは雑草?抜いてもいい?。ああ、いいよ。これは?。カラスノエンドウ。抜いてもいい?。ぜひ頼む。これは?。スペアミントってさっき言ったじゃねえか。これは?。ハコベだよ、すぐ生えてくるんだ。抜いてもいい?。ジャンジャン抜いてくれ。

娘が小さい時に交わしていたような遣り取りだが、案外私のほうが遊ばれている。

それからは「ここ掘れワンワン」並みの勢いで娘の草むしりが始まった。こっちも草を抜き始めた。やらなきゃと思っていたことが娘のお陰で実現した。若いだけあって快スピード。有難い!

南天の枝も邪魔、ハナダイコンは遠間のを残して撤去、ローズマリーの枯れ枝は除去とテキパキと進めて雑草は2つの袋に納められ枯れ枝は一箇所に積まれた。何匹かトカゲを見、キアゲハを眺めつつの草刈で、あっという間に3時になった。「子供でも出来たら、遊べるようにしなきゃな」、「そうだよ、孫が出来たらお父さん頑張ってね」みたいなことも娘と話せた。今後も娘を庭弄り(にわいじり)に駆り出して、大いに使ってやろうと心に決めた。

昔、テレビでやっていたアメリカ映画。アーリーアメリカン風の埃だらけの部屋を2人のご婦人が「Woman's touch」という歌を歌いながら見違えるほど綺麗にするという、映画ならではのシーンをちょっと思い出した。

よう、お茶飲もうぜ。そうだね、のど渇いたね。

家に入り2階の居間に戻ると、カミさんはちゃっかりコーヒー飲んで読書中。私が手を洗っているうちに2人でキンカンを旨がって食べていた。娘はカミさんに頑張った様子を伝えると、カミさんは窓から覘いて(のぞいて)「庭らしくなったネ~!」と、大喜びだった。今日は娘とキンカンと雑草のお陰で笑顔の花が咲いた。


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