私が若い枝だったころ、きっと両親も「早く結婚相手見つけて自立すりゃぁいいのに」と思っていたことだろうと、今はよく分かる。
結婚そっちのけで、山に行ったりスキーをしたり遊んでいた私。同世代の多くは結婚し、それらしい年齢の女性はみな片付いて(?)いなくなり、親はヤキモキしていただろう。それでも両親は、あまり五月蝿く(うるさく)言わないでいてくれた。
たまたま一回りも違う若い女性と知り合って結婚したのが「うちのカミさん」だ。
両親は大いに喜んでくれたし、なんとか孫の顔も見せることができた。両親にもカミさんにも、そして子供たちも「いい子」に育ってくれて感謝している。
「理想的な家族」かどうか分からないが、「心配半分・楽しさ半分」で毎日が過ぎてゆく。
古い枝になった今も大人度は低い私だが、あの両親のような度量に少しでも近づきたい。
+++++++++++++++++++古枝の思+