「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

11年ぶりの景気感高水準と野菜の高値

2017-12-16 06:57:29 | 2012・1・1
昨日発表になった日銀の短観によると、景気観測の指標の一つとされる企業の景気認識が5期連続で改善され、11年前の2006年(平成18年)12月以来11年ぶりの高水準だという。高い事はよいことだ。ご同慶の至りだが、毎度のことながら庶民にはその実感がない。

師走も半ばを過ぎて歳末商戦が始まった。わが家の新聞折込にも昨日4軒、今日も3軒と近所のスーパーの広告が入ってきた。どれもにぎにぎしく、クリスマス、歳末商戦を煽っているが、今年は一つ異変が起きている。どの店も例年なら、野菜果物が安売りの目玉になっているのだが、今年は扱いが小さく少ない。

ランダムに紹介してみると▽グリーンアスパラ300G458円、ブロコリ―一株358円、アボガド1個198円(H店)▽トマト1個大型138円、キウリ2本178円、白菜4分の1切れ125円(T店)▽長ネギ198円、豆苗88円(S店)▽スナップ.えんどう128円、ぶなシメジ98円(I店)=15日▽ピーマンⅠパック98円、キャベツ1個198円、緑豆もやし25円(O店)▽キウリ1本58円、キャベツ1個178円、大根1本198円、カボチャのブリックカット100Gあたり58円、ニンジン1袋178円(I店)▽白菜4分の1切れ128円、キウリ3本168円=16日

野菜は庶民にとって毎日の必需品である。高くても買わざるを得ない。景気の回復感がっても、僕らのような年金生活者世帯にとっては関係ない。核家族の関係もあるが、野菜のカット切り販売が増えてきた。今に白菜の6分の1切れ、8分の切れなどが店頭に並ぶのではないだろうか。景気感とは、うらはらにセコイ時代になってきたものだ。