「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「立冬」 セージの花が真っ盛り

2016-11-08 06:46:54 | 2012・1・1

昨日は暦の上で「立冬」であった。二十四節気の十九番目だが、「小雪」までの十五日間をいう場合もある。東京では毎年「立冬」を迎えても冬の実感はないが、昔、北海道に住んでいた時には、まさに冬がやってきた実感があった。今年も札幌では11月上旬としては珍しい21年ぶりの豪雪だった。

東京の「立冬」を探しに近所を歩いてみたが、街路樹の銀杏はまだまだ青々としていて落葉にはほど遠い。猫の額ほどのわが家の庭もまったく同じ。片隅のセージの木がまるで春のように紫色の花を見事に咲かせていた。ネットの図鑑で調べると、わが庭のセージは、耐寒性に強く10月、11月が花が見ごろのセルビア.セージ(写真)という種類のようだ。

セージは、もともと英国が原産のようで、”長生きしたければ、5月にセージの葉を食べろ”という格言があるという。はるばる海をを渡ってきた品種のセルビア.セージにも同じような薬効があるのだろうか。夕食に少し葉を摘んできてサラダに添えて食べてみた。

先日、このブログで紹介した季節はずれの朝顔の花が依然、一輪、二輪、健気な花を咲かせている。(写真)これも「立冬」の風景ではない。俳句の季語を訂正しなければならない。