「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

何故韓国は「明治産業革命文化遺産」登録に反対するのか 食べ物の恨み?

2015-05-23 05:59:35 | Weblog
朴菫恵大統領が訪韓中のユネスコのボコモ事務局と会い、直接、日本の「明治産業革命文化遺産」登録への動きに反対を表明した。理由は登録申請の23遺産のうち7遺産は、韓国人の強制労働の上に建造されたという言いがかりだ。しかし、これらの建造物はすべて日韓併合(1910年)以前のもので、わが国が朝鮮人(当時は日本人)を徴用したのは戦争中の昭和19年になってからだ。どうみたって”いちゃもん”である。

明治維新期、我々の先人たちは、欧米に追い付け追い越せで国の近代化に努力した。僅かな国家予算の中から高い給料の外国人を雇って建てたのが、遺産として登録申請している鉱山跡であり、造船所であり、製鉄所である。他国の事はあまり言いたくないが、当時の李氏朝鮮国家はどうだったか。中国(清)の冊封下にあり、国内は内乱状態にあったのではなかったかー。

韓国の言い分は、どう見ても常識では理解できない。ふと僕は2013年、韓国がキムチをユネスコの無形文化財として申請却下された時のことを想いだした。「和食.日本人の伝統的食文化」が無形文化遺産として登録された同じ総会であった。却下の理由は、一商品を承認することは商業活動に加担するということであった。考えればその通りである。わが国は、スキヤキ、てんぷら、ラーメンといった単品を申請した訳ではない。

大統領をトップに国をあげて隣国の文化遺産登録申請に猛反対するのは異常としか思えない。まさか和食に負けたキムチの食の恨みから来ているのではないと思うのだが。科学的根拠がないのに、いつまでも日本の震災地からの水産物の輸入を禁止している。これもキムチの食の恨みなのだろうか。