「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

「老人カルタ」の年賀状

2015-01-03 06:40:11 | Weblog
親友(故人)の夫人から1月1日指定の年賀状が届いた。「葉書」と違って「封書」の年賀状は、おざなりの”謹賀新年”と印刷された「賀状」と違って送られた方の心がこもっていて嬉しいものだ。夫人は毎年、その年の干支(えと)を手造りの絵馬にして贈ってくださる。年賀状すら書くのが億劫だとメールで済ます若い世代が多くなってきたそうだが、僕ら守旧派には、やはり、あらまほしきは手書きの年賀状だ。

今年、夫人は年賀状に添えて、ご自分が考案された「老人カルタ」を同封されてきた。僕ら同じ世代の老人の意を得て「亀鑑」ともなる内容だ。勝手だが、ここに紹介させていただく。

(老人カルタ)
(い)一生懸命に向かい合う後には充実感 (ろ)老齢は、学ぶ心に無關係(は)早く早くは怪我のもと (に)にっこり笑って「有難う」感謝の心忘れずに (ほ)朗らかに過ごせば幸せやってくる (へ)平和こそ世界の宝 (と)取りこし苦労は無駄なこと (ち) 近くのつながり宝物 (り)リフレッシュしよう。自然の中で(ぬ)抜け目ない悪い奴にはご用心(る)ルンルン気分にひそむ事故(お)老いる事を恐れるずに 一段上に上ること

(う)歌を歌おう大きな声で(の)残る機能を活用しよう(く)苦労して得たものは大きな財産(や)やって貰うだけが能ではない(け)健康情報に流されない(ふ)不平不満は不幸をまねく(こ)この一瞬はもう来ない貴重な一瞬(え)笑顔は大事年代こえて(て)出来ることは進んでしよう(あ)新しい明日は必ずやってくる(さ)支えあい自分もその一つだと忘れずに(き)希望という列車に乗ろう(ゆ)ゆっくりペースで楽しもう(め)面倒と身体動かさぬは体の退化(み)見てみようやってみようと好奇心(し)信号は正しく渡ろう、自分の速度(ひ)肥満は禁物万病のもと(も)もうダメとあきらめた時、だめになる(せ)世界の出来事に関心もとう(わ)若者に期待を寄せる日本の行く手。