「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       ”足元をみる”中国外交のいやらしさ

2010-09-17 06:12:17 | Weblog
中国人富裕観光客の日本での派手な買物ぶりがテレビで色々と伝えられている。これを
みて僕は日本製品の高品質に誇りを持つ一方、半面では貧乏人のネタミみたいな感情も
ないでもない。しかし、各地の不況な観光地にとっては旱天の慈雨であり歓迎されている。

その中国が日本の領土である尖閣諸島沖で、日本の巡視船に体当たりしておきながら謝
罪もせず逆に文句をつけ、逆恨みの行動に出てきている。衝突事件後、中国各地では日本
に対する抗議や在留邦人への嫌がらせが30件も起きているという。

中国の「環球時報」という新聞は”日本はもはや中国にとって重要ではない。関係が悪化し
ても中国はそれに耐える能力がある”と報じているそうである。そして、その根拠として同紙
は”日本にとって中国は最大の輸出相手国であり、10万近い日本の企業が中国に依存して
いる”点をあげている。

中国に”人の足元をみる”という諺があるかどうかはしらない。しかし、漁船衝突事件後の中
国側の対応には、それがみられる。”儲けさせてやっているのだから、領土問題に口を出すな”
といった態度だ。

中国人の商売に対する”したたかさ”は歴史的にもよく知られている。前原国土交通相が先月
北京詣でをして、中国人観光の扱いを日本の業者にも解放せよ、と交渉していた。閣僚の”トッ
プ・セールス”のつもりだったのだろうが、これこそ”足元”を見せる行為だ。台湾の友人がいつ
も僕に忠告している。”中国に騙されてはダメですよ”だ。