「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        敬老金5千円 介護保険5千円

2010-09-08 05:54:57 | Weblog
23日の「敬老の日」を前に昨日、町の民生委員が僕の傘寿(80歳)のお祝い金、5千円
を家に届けに来てくれた。老妻の知合いの女性だが”所在不明”老人が問題になってい
る時だけに、僕はわざわざ玄関口まで出て”所在”を明らかにして御礼をいった。

たまたまだが、昨日の新聞に平成24年度から65歳以上の介護保険料の全国平均が現
行の4160円から1000円近く値上げされ、5000円にすることを厚労省で検討しているとの
記事があった。またまた老人いじめである。

僕の僅かばかりの年金は、年々介護保険料から始まって後期高齢者医療保険料、特別
住民税などの名目で差し引かれ、おまけに所得税まで取られている。年金は老後の安心
のために長年、かけてきた僕の最低保障だったのだが、めべりする一方だ。

民主党の代表選で小沢一郎候補が政治主導を唱え”役人になめられるな”と獅子吼してい
た。小沢氏は昨年夏の民主党の政権公約回帰を主張しているように思えるが、こと厚労省
に関する限り、小沢氏のいう通り、役人からなめられぱなしだ。なめられるというより民主党
のマニフェストが、そもそも出来もしないものを掲げた大風呂敷だったからなのだが。

小沢氏は民主党の公約は政治主導で守る、といっているが、わが国の現状をきちんと把握
しているのだろうか。政治家たちは豊かな老後が保証されているため、老人医療も介護の現
状もわかっていない。こういった連中の政治主導ではなにも解決されない。

さて、頂戴した傘寿のお祝い金、なにに使おうかな。目下思案中である。