安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

仙台・山形・米沢の旅(2、山寺)

2016-06-28 21:02:57 | お出かけ・その他

今回の小旅行の最大の目的は、山寺(立石寺)を訪れることです。学生時代は、仙山線に乗って仙台から蔵王にスキーに行くこともあったのですが、山寺を訪れてみたい気持ちはあったものの、山寺は素通りでした。仙台駅東口改札からJR仙山線の電車に乗って約1時間で山寺駅に到着しました。

   

   

   

標識にそって、山寺登山口に向かいます。まずは、麓の国指定重要文化財の根本中堂へ。次に、僕の最大の目的の芭蕉句碑を見ることができました。門人たちが嘉永6年(1853年)に立てた句碑とのことです。松尾芭蕉の詠んだ『閑さや岩にしみ入る蝉の声』が刻まれています。ここでは、しばし佇んでみました。

   

   

   

立石寺は天台宗のお寺ですが、山岳信仰そのものがうかがえます。山門が登山口となっています。登山口とはいってますが、山全体がお寺になっているので、お寺の施設巡りといった方がいいかもしれません。道は全部が石段か石畳にになっていて、荒れないように、また上りやすいようになっていました。

   

   

   

   

姥堂

スギの大木があって、山全体に霊気が漂ってきそうでもあります。僕は久しぶりのトレッキング気分になって、景色を眺めながら歩く感触を楽しみました。今回は、リュックサックの支度で出かけたので、ちょうど歩くのに適切な格好でした。

   

仁王門。

   

仁王門(写真右)を上から見たところ。

   

奥の院(如法堂)。開山、慈覚大師が中国で修行中に持ち歩いた釈迦如来と多宝如来が本尊です。

   

開山堂。慈覚大師のお堂で、大師の木造の尊像が安置されています。

   

五大堂。五大明王を祀って天下太平を祈る道場。展望台でもあります。

観光客の数は多く、鉄道というよりもバスで来ているお客様が多いようです。一番上の「奥の院」や「五大堂」まで多くの人が登ってきていましたが、日本人ばかりで、外国の方は見かけませんでした。来ていないことはないようですが、俳句や山岳信仰に関心を抱く外国人はまだ多くはないかもしれません。

   

山寺駅に設置されている展望台からの山腹の眺め。垂直な岩が見えて、険しさがわかります。

山寺を訪れることができたので、今回の旅は、非常に満足のいくものになりました。ここから、山形、天童、米沢と回りました。その様子は、次回に記します。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。