おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

雪の日は窓の外を見て過ごす

2017-03-28 10:44:39 | 福島

 一晩中降り続いた雪は、朝には水分をたっぷり含んだみぞれになり、お昼過ぎには雨に変わった。せっかくの休日がこれではどこにも出かけられないので、窓辺にパソコンを移動させ、傍にカメラを用意して外を眺めて過ごした。

 あたりが真っ白になったせいで、野鳥たちは草むらの虫が獲れないのか、今日に限ってやたらに家の周りにいる。ヒヨドリが群れになってやってくるし、スズメもいつもより団体でやって来ている気がする。これではせっかく給餌台に餌を置いても、こいつらに占領されるからと、追い払うためにも窓辺に陣取ったのだ。

 樹氷の間に見慣れない鳥がいるので、望遠レンズで狙うと、それはシメだった。普段はほとんど顔をみせないが、どうやらスズメたちが我が家の餌を狙っているのを見て、ここには何やら食べ物があるとでも思ったのだろう。

 窓辺にいる僕に警戒しながらも、恐る恐る近づいてくる。「何もしないから、餌でも食べていけば」と声をかけると、不審そうに頭を傾げる。

 シジュウカラはいつもの調子で、スズメやシメの隙を見て、さっとヒマワリの種をくわえていく。

 ヤマガラも雪は苦手と見えて、我が家の軒先で休憩をとっている。

 せっかくの休日をこんなことに時間を使うのはもったいないという気持ちもあるが、たまにはじっくり外だけを眺めて過ごす時間というのも貴重なものだ。

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